ミニベロで行くフォトポタリングin神戸・明石海峡大橋周辺|フォトポタ通信vol.02
『フォトポタ通信』は、自転車で行く写真散歩「フォトポタリング」のリポートをお届けする企画です。
今回は、兵庫県 神戸市垂水区の明石海峡大橋周辺でフォトポタリングを楽しんできました。(撮影時期:2022年9月末)
今回の自転車
- BROMPTON M6R(2015年モデル)
- DAHON D-Zero(2021年モデル)
今回のポタグラファー
私「ふじたひであき」と、友人「たけと」の2人で行ってきました。
今回のテーマとあらすじ
明石海峡大橋の本州側の起点がある神戸市垂水区の舞子の町は、私(ふじたひであき)の地元です。
大阪で暮らす友人(たけと)が、私の地元・舞子でフォトポタリングを楽しみたいと言うので、今回は友人を案内しながら舞子の海辺を走りました。
明石海峡大橋がある海辺の風景などを、様々な視点から捉えることができたと思います。
それでは、今回撮影した「写真作品」のいくつかを「エピソード」と「解説」を添えてご紹介します。
- 写真の撮り方のポイントなども解説します。
- フォトポタリングの様子をまとめた動画もご覧いただけます。
- この日のカメラ・装備・服装などの情報もまとめています。
あなたにとって参考になる情報があるかもしれませんので、ぜひ最後までお楽しみください。
1.西舞子の小さな砂浜にて
#1 西舞子の海辺の風景と2台のミニベロ
写真の状況と撮影意図
西舞子の海岸には、山田川の河口の左右に広がる浜とは別に、西側に小さな浜がある。自転車を抱えて浜への階段を下りたところで写真を撮ることにした。
明石海峡を見渡すこの風景をバランス良く捉えるとともに、砂浜に自転車を無造作に並べることで構図に遊びを持たせてみた。海・砂浜・橋・自転車、たくさんの要素を詰め込んだ構図だが、その場の雰囲気を上手く表現できたと思う。
撮り方のポイント
画面内に入れたい要素がバランス良く収まるように画角と立ち位置を決める。遠景に柔らかさが残るように、絞りは適度に絞る。ピントは左側の自転車に合わせる。水平に気を付ける。波打ち際に白泡が広がるタイミングでシャッターを切る。
#2 明石海峡の眺めとBROMPTON
写真の状況と撮影意図
同じ場所で、明石海峡の眺めを背景にしてBROMPTON1台の写真を撮ることにした。朝の陽光があたる砂浜を低い位置から捉えると、光と影がより印象的に感じられる。
同じ風景でも「レンズの画角」によって撮れる写真が変わることを説明するために、35mm・50mmの2つの画角で撮影した。
撮り方のポイント
明石海峡大橋が画面内にきれいに収まるように構図を決める。
- 明石海峡大橋の全体を撮るつもりなら、メインケーブルの両端付近まできっちり画面内に入れると美しい。
- 明石海峡大橋が画面外にはみ出す画角で撮る場合は、中途半端なところで切らずに、橋の中央でフレーミングすると美しく見える。
自転車と明石海峡大橋が重ならないように、立ち位置や、カメラを構える高さを調節する。波打ち際に白泡が広がるタイミングでシャッターを切る。
#3 朝の波打ち際と、赤い自転車
写真の状況と撮影意図
友人の自転車「ダホンD-Zero」も1台で格好良く撮ってみた。明石海峡大橋や淡路島をあえて写さないことで、朝の陽光に輝く波打ち際の美しさと、自転車の存在感を強調する構図とした。
撮り方のポイント
この時は自転車を画面の中央付近に配置するのが素敵だと判断した。背景との調和が取れる大きさで写るように、自転車との距離感を調節する。波打ち際に白泡が広がるタイミングでシャッターを切る。白泡が白飛びしないように、露出をマイナス補正している。
#4 明石海峡の眺めとダホンD-Zero
写真の状況と撮影意図
友人は、ダホンD-Zeroの背景に明石海峡大橋を入れた写真を撮った。また、打ち寄せる波の動きを強調したかったそうだ。小さな波が立ち上がったところでシャッターを切っている。
撮り方のポイント
明石海峡大橋がバランス良く画面内に入るように画角・構図を調節する。水平に気を付ける。波の動きを見ながらシャッターを切る。
撮影後に気付いたこと
明石海峡大橋の右端があと少しのところで見切れているほか、自転車が中央から不自然に右に寄っている。カメラをもう少し右に向けたほうが良かっただろう。そうすれば、撮影意図にある「波の動き」が画面右下にもっと印象的に写り込んだはずだ。
2.舞子砲台跡の石垣の上と下で
#1 黒い大砲と、2台のミニベロ
写真の状況と撮影意図
明石海峡大橋の西側にある舞子台場跡(舞子砲台跡)を訪れた。幕末に、明石海峡を見張る砲台が設置されていた場所だ。現在でも、その基礎であった石垣が残っており、石垣の上には「大砲の形をしたベンチ」が並んでいる。
穏やかな海と大砲があるこの場所で、2台のミニベロを並べて写真を撮ってみることにした。自転車が大砲に狙われているような格好になってしまったが、この奇妙な感じも面白いと思う。また、BROMPTONから外したフロントバッグを大砲の上に置いたまま撮影したのも意図的である。
撮り方のポイント
壁・自転車に対して平行にカメラを構える。大砲の形をしたベンチがバランス良く画面内に入るようにする。淡路島の端が少し写るようにすると、明石海峡の風景の特徴が出る。水平に気を付けてシャッターを切る。
#2 石垣の間に覗く明石海峡とBROMPTON
写真の状況と撮影意図
舞子砲台跡の石垣の下には、海に続く小道がある。石垣の間から見る明石海峡の風景も面白い。石垣の向こう側からひょっこりと顔を出すような感じでBROMPTONを置いてみた。右側の水平線にフェリーがやってきたことも、この写真を面白くする1つの要素になった。
撮り方のポイント
明石海峡大橋がちょうどいい具合に見える位置に立つ。パンフォーカスで撮るために、絞りをF8にした。ピントは自転車に合わせる。水平に気を付けてシャッターを切る。
#3 石垣の間に、2台のミニベロ
写真の状況と撮影意図
先ほどの状況に、さらにダホンD-Zeroを追加してみた。自転車は1台でも良いが、2台並べると会話しているような雰囲気が出て面白いこともある。
両側の石垣を左右対称に画面に入れ、明石海峡大橋が見えない位置まで後ろに下がることで、先ほどとは違う写真になっている。
撮り方のポイント
石垣の間に淡路島の右端と水平線が少し見えるように立ち位置を調節する。遠景に柔らかさが残るように、絞りは適度に絞る。ピントは自転車に合わせる。水平に気を付けてシャッターを切る。
#4 石垣の間の小道と赤い自転車
写真の状況と撮影意図
友人は、ダホンD-Zeroが石垣の間から海を見ているような写真を撮った。このアングルが、この場所における定番の構図であり、石垣に囲まれた小道の様子がよく解る。
撮り方のポイント
石垣が左右対称に見えるように構図を調節する。水平に気を付けてシャッターを切る。なお、撮影した写真は画面下の余白が広く、バランスが悪く見えたので、下端をわずかにトリミングして仕上げた。
3.明石海峡大橋の真横と真下にて
#1 明石海峡大橋横の広場に2台のミニベロ
写真の状況と撮影意図
明石海峡大橋の本州側の起点がある舞子公園。橋のアンカレイジのすぐ東隣の芝生広場で、2台のミニベロを並べて写真を撮ることにした。日光があたった芝生の緑がとても綺麗だった。
いくつかのパターンを撮影したが、やはり自転車をキッチリと並べずに無造作に置いたほうが楽しい雰囲気が表現できると思う。
撮り方のポイント
巨大な明石海峡大橋がバランス良く収まるように画角・構図を調節する。左側の街灯も入れた方が面白いと思う。ピントは自転車に合わせる。芝生広場の地面には傾斜があり、広場の地面を基準にすると水平が狂うので注意する。
#2 明石海峡大橋の真下に、2台のミニベロ
写真の状況と撮影意図
明石海峡大橋の真下で、多くの人が撮る定番の構図で写真を撮ることにした。この時、橋の左側が光で、右側が影という状況だった。構図は概ね左右対称だが、光と影が左右差を生み、平凡な構図に奥行きを与えてくれた。そんな光と影を表現するには、画面下部の要素(黒いタイルやコンクリートの部分)を写し込むことがポイントだと思う。
また、この場所の周囲(画面外の右や左下)にはコンクリート製の壁やアートの様なものがあるので、画面内の均衡を乱す目的でそれらを写し込むと、平凡な構図に変化を付けることができる。
撮り方のポイント
明石海峡大橋の橋桁が画面の概ね中心になるように立ち位置・構図を調節する。パンフォーカスで撮るために、絞りを絞る。ピントは自転車に合わせる。水平に気を付けてシャッターを切る。
4.マリンピア神戸のマリーナ横にて
#1 マリーナ横の道と、BROMPTON
写真の状況と撮影意図
明石海峡大橋から東に進み、「マリンピア神戸」にやってきた。このあたりまで来ると、地元民はそこを「舞子」ではなく「垂水」と呼ぶようになる。
マリンピア神戸の商業施設がある区域は自転車の乗り入れが禁止だが、その外側までは自転車で行くことができる。たくさんの小型船が係留されている「マリーナ」の辺りを訪れた。
ちなみに、マリンピア神戸は2023年1月に一時閉館され、施設の建替え工事が計画されている。今ここにある景色は、もうじき見られなくなってしまうようだ。そこで、商業施設のおしゃれな建物も含めた構図の写真を1枚撮っておいた。このどこか外国の港町のような雰囲気が好きな人は多いと思う。
撮り方のポイント
色々なものが見える、ややごちゃごちゃした背景であるため、自転車が主役であることが一目で解るように構図・距離感を調節する。ピントは自転車に合わせる。
#2 マリーナの眺めと、2台のミニベロ
写真の状況と撮影意図
同じ場所で、たくさんの小型船が係留されている「マリーナ」を背景にした写真も撮ってみた。
どうしても、ごちゃごちゃとした印象になってしまうが、目立つ要素(自転車、ヤシの木、ヨットのマスト)の配置を画面内で整えれば、この場所の雰囲気をバランス良く写すこともできるはずだ。
撮り方のポイント
自転車・マリーナの柵に対して平行にカメラを構える。船と自転車が重なる部分をよく見て、自転車の形状が解りやすいようにカメラの位置を微調整する。ヨットのマストが画面内に収まるようにする。ピントは自転車に合わせる。
仕上げ方のポイント
自転車を置いているボードウォークの端が見えると構図の安定感を乱すため、下端をトリミングして仕上げた。
#3 ヨットのマストと、2台のミニベロ
写真の状況と撮影意図
友人が、どのように撮れば良いか悩んでいたので、私が「1艇のヨットとそのマストに注目した構図」を撮って見せると、「それいいね」と友人も同じように撮った。そのうちの1枚がこの写真である。
そこにある「目立つもの」をモチーフとして構図に取り入れると面白い。
撮り方のポイント
2台の自転車が重ならないように注意する。ヨットのマストと手前の自転車の両方にピントが合っているように見える絞り値を選ぶ。この時は、それぞれの距離が同じくらいで、さらにコンデジだったので絞り開放でも問題なかった。
#4 マリーナ出口の風景と、赤い自転車
写真の状況と撮影意図
友人は、マリーナの出口付近、海につながる船道と明石海峡大橋が見える場所で「ダホンD-Zero」を置いて写真を撮った。青い風景の中に、赤い自転車はよく映える。
撮り方のポイント
背景の明石海峡大橋と沖堤・突堤がバランス良く収まるように構図を調節する。ピントは自転車に合わせる。水平に気を付けてシャッターを切る。
撮影後に気付いたこと
明石海峡大橋が不自然に画面右側にズレていて右端が見切れている。沖堤と突堤の間の船道も、画面の中心より右側に不自然にズレている。もう少しだけカメラを右に向けたほうが良かっただろう。
#5 ヤシの木とベンチとBROMPTON
写真の状況と撮影意図
マリーナの出口付近の護岸には、ヤシの木とベンチがずらりと並んでいる。そこにBROMPTONを置いたら面白いのではないかと思い、試してみた。
街灯のてっぺんがはみ出してしまったが、この写真ではそれほど気にならないのでOKとした。「右から伸びる沖堤」や「左下の円形ベンチ」と「街灯の縦線」が組み合わさって、一種のアートのような図形が存在するように見える。
撮り方のポイント
ベンチとの連続性が感じられるように、それでいて明らかに浮いているように、自転車を置く位置を選ぶ。沖堤があるため分かりにくいが、水平に気を付けてシャッターを切る。
5.正午のアジュール舞子にて
#1 アジュール舞子の眺めと、2台のミニベロ
写真の状況と撮影意図
正午頃、アジュール舞子にやってきた。遊歩道に自転車を停めて、定番の構図で写真を撮ることにした。
私にとっては地元なので、この場所でよく自転車を置いて写真を撮るが、いつもは自分の自転車1台だ。このくらいスケールが大きな風景の場合、自転車は1台よりも2台並べたほうが賑やかで面白い写真になると思う。
撮り方のポイント
自転車が橋や突堤・沖堤と重ならないように注意する。遊歩道上のどこで自転車を停めるかで背景の要素の位置関係が決まるので、風景をよく見て撮影場所を決める。
ちょうどいい場所が見つかったら、明石海峡大橋がバランス良く収まるように画角・構図を調節する。ピントは自転車に合わせる。水平に気を付けてシャッターを切る。
#2 アジュール舞子の遊歩道と2台のミニベロ
写真の状況と撮影意図
友人は、アジュール舞子の遊歩道に着目した写真を撮った。遊歩道沿いに立ち並ぶ「松の木」や、画面右上には橋の「アンカレイジ」などが見える。アジュール舞子の陸側の雰囲気が伝わるだろう。
また、明石海峡大橋を画面外に見切れさせる場合、このくらい大胆に、大半が見えないようにすると、その巨大さが伝わる構図になると思う。
撮り方のポイント
ピントは自分から見て近い方の自転車に合わせる。もし可能なら、遊歩道上に人がいないタイミングでシャッターを切ると、このようなクリーンな瞬間が撮れる。人が通りかかった時は、通り過ぎるのを待つのも手だ。
6.昼下がりの舞子公園にて
#1 明石海峡を眺める2台のミニベロ
写真の状況と撮影意図
昼下がり、再び舞子公園に戻ってきた。午前中に来た時とは太陽の位置が違うので、景色も違って見える。太陽が正面上にあるこの眩しい景色の中で、2台のミニベロを並べて写真を撮ることにした。
撮り方のポイント
写真の中の明石海峡大橋にドッシリとした存在感を表現するために標準域の画角で風景を捉えた。自転車・柵に対して平行にカメラを構える。ピントは自転車に合わせる。水平に気を付けてシャッターを切る。背景を柔らかく写して空気感を強調することで橋の巨大さを表現した。
#2 明石海峡の輝く海と、2台のミニベロ
写真の状況と撮影意図
友人は、この時の明石海峡の眺めを、あくまでも忠実に・鮮明に捉えた。その場にいた私たちの目で見た印象に近い構図で、目に映る印象的な要素を見事に1枚の写真の中にバランス良くまとめている。
撮り方のポイント
「明石海峡大橋」「輝く海面」「自転車とその影」がバランス良く収まるように画角・構図を調節する。カメラをややハイアングルに構えることで画面内の海の面積を大きく取る。自転車・柵に対して平行にカメラを構える。ピントは自転車に合わせる。水平に気を付けてシャッターを切る。
撮影後に気付いたこと
この写真は、実はピント合わせに失敗していて、ピントは画面中央の海面に合っている。大きなサイズで見ると自転車はピンボケしているのだ。
しかしそれが結果的に、私たちが見た海の輝きを鮮明に写し、手前の自転車や柵を程よく柔らかく見せている。ボケにくいコンデジだから上手く行ったとも言える。つまり、ミスはあったが写真としては成功している。今後の撮り方の引き出しとして覚えておきたい。
#3 光に包まれたBROMPTON
写真の状況と撮影意図
同じ場所で、私はBROMPTON1台の写真も撮った。キラキラ輝く海面と、上から降り注ぐ光、光に満ちたこの時の様子を、印象的に捉えてみようと思った。光と影を表現するためには、自転車のタイヤの影まで写すのが良いだろう。
撮り方のポイント
自転車・柵に対して平行にカメラを構える。自転車を左右どちらかに寄せると構図に余白が生まれて美しい。明石海峡大橋を無理に写そうとせず、このくらい大胆に見切れているとスッキリする。淡路島の丘の稜線が写るようにすると背景に表情が出る。水平に気を付けてシャッターを切る。
撮影後に気付いたこと
何枚か撮影した中に、ピント合わせに失敗して「前ピン」になったものがあった。それがこの写真だ。前ピンになったことで、全体が柔らかくボケて、海面の輝きが強調される結果になった。さらに、レンズの癖だろうか、画面左下の描写が特に甘くなっているのも面白い。このような「甘い描写」が嫌いだという人もいると思うが、私はこういう描写も大好きだ。
ちなみに、柵が微妙に歪んでいるのは、これまでにたくさんの人が乗ったことが原因だと思う。写真としては、真っ直ぐな柵が綺麗だったかもしれないが、この不完全さもまた写真に味わいを与えてくれるのかもしれない。
#4 明石海峡大橋の西の眺めと2台のミニベロ
写真の状況と撮影意図
南側の海はキラキラ輝いて眩しかったが、同じ場所で西側を向くと青い海が広がっていた。太陽と海の位置関係によって海の色や輝きは変わる。
また、西向きの護岸の最上段には「柵」が無い。つまり海をバックにした写真が撮れる。この青い海がある風景の中で、この日の最後の写真を撮ることにした。ちなみに、海の向こうに見えるのは神戸市の隣の明石市の町である。
撮り方のポイント
空を広めに入れることで、爽やかな構図を目指した。自転車の位置は中央よりも、右か左に寄せたほうが動きが出て面白い。自転車・護岸に対して平行にカメラを構える。ピントは自転車に合わせる。水平に気を付けてシャッターを切る。
このフォトポタリングで感じたこと
私にとっては見慣れた地元である、舞子の海辺の風景。友人とともに巡ることで、その日・その時にしか撮れない瞬間に出会うことができました。
舞子の海辺で写真を撮る時、意図せずとも明石海峡大橋が画面に入りがちで、構図が縛られやすいので、案外難しいです。
しかし、そこにある光や色を上手に捉えると、明石海峡大橋の存在感に負けないくらい素敵な写真が撮れる可能性があります。そんな期待を胸に自転車で走り回ったフォトポタリングでした。
今回のフォトポタリングで私たちが見た景色や、感じた雰囲気のいくつかは、下記の動画を通して感じられるかもしれません。
このフォトポタリングの動画
今回のフォトポタリングの様子をまとめた動画です。
自転車でどんなところを走ったのか、写真作品はどんな場所で撮影されたのか、などが垣間見える短編映像です。
フォトポタリングの雰囲気を追体験していただけることを目指して作りました。
動画では、この記事には掲載していない写真も見られます。
◎画面に動画が表示されない場合はこちら→ https://youtu.be/Hpjvl4_4NtU
今回のカメラ・装備・服装
カメラ・レンズ
今回、私と友人が写真撮影に使ったカメラ・レンズは下記の製品です。
コンデジ:Panasonic LUMIX LX100
私は、パナソニックの「LUMIX LX100」(初代)を今回のメインカメラとして使用しました。
4/3型センサーに、ズームレンズ(35mm判換算:24~75mm F1.7-2.8)が組み合わされたハイエンドコンデジで、これ1台で様々なシーンに対応できます。
今回は、レンズ前面にレンズフィルター「Kenko ロー・コントラスト No.1」を装着して撮影しました。
なお、この「初代LX100」は廃盤になり、現在は後継機「LX100M2」が発売中です。(下記リンクはLX100M2)
カメラボディ:FUJIFILM X-S10
ミラーレス一眼カメラのボディ:富士フイルムの「X-S10」を、今回は私のサブカメラとして使用しました。(写真作品6-1で使用)
小型・軽量でありながら、深めのグリップを備えているので、大きめのレンズを使用する場合にもバランスが取りやすく、撮影に集中できます。
レンズ:FUJIFILM XF35mmF1.4 R
上記のカメラボディに組み合わせたレンズは、富士フイルムの「XF35mmF1.4 R」でした。(写真作品6-1で使用)
50mm付近の画角(35mm判換算)はスナップ写真で使い易く、自分の立ち位置によって被写体との距離を変えることで、意図した範囲を切り取ることができます。
絞り値を小さくして自転車にピントを合わせれば、背景を適度にぼかして自転車を引き立たせる表現も容易です。
コンデジ:Canon PowerShot G5 X Mark II
友人が使用したカメラは、キヤノンの「G5X Mark2」でした。
1型センサーに、ズームレンズ(35mm判換算:24~120mm F1.8-2.8)が組み合わされたハイエンドコンデジで、これ1台で様々なシーンに対応できます。
広いズームレンジを活かして、さまざまな構図を試せるので、スナップ写真に向いていますね。
バッグ類
今回のフォトポタリングで活用したバッグ類の一部をご紹介します。
POTA BIKE ハンドルステムポーチ2
今回、BROMPTON&ダホンD-Zeroの両方に「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」を装着していました。
▼友人は、デジカメ「G5X Mark2」をここに収納していました。
▼私は「交換用レンズ」をここに収納していました。このフォトポタリングの動画の中で、実際にレンズ交換しているシーンもあります。
デジカメも交換用レンズも、どちらも必要な時にすぐに取り出せることが肝心ですよね。
『POTA BIKE ハンドルステムポーチ2』を装着しておくと、「小型のデジカメ」や「小型のレンズ」を収納でき、必要な時には素早く取り出して使用できます。
また、ポーチは半分宙に浮いている状態で、走行中の振動の伝わり方が比較的穏やかなので、カメラ・レンズ等の収納場所として安心感があります。
とても便利なので、カメラやレンズの収納場所に困った時は参考にしてください。
- 公式サイト:製品情報ページはこちら
ウェアアイテム
今回のフォトポタリングの服装はこんなかんじでした。
今回のフォトポタリングに行ったのは9月末でしたが、西日本ではまだまだ夏を感じる気温でした。
ということで、私は夏の暑さに対応できる服装です。友人は「真夏よりは暑くない」ということで初秋の装いです。
私の着用アイテム
私が着用している主なアイテムの一覧です。
- ヘルメット
OGKカブト キャンバス・アーバン 詳しい紹介ページあります - 速乾シャツ
Foxfire Cシールド プレザントシャツ(Amazon / 楽天市場 / 公式サイト) - 速乾Tシャツ(シャツの下に)
ミズノ ドライデオドラントTシャツ(Amazon) - 速乾クロップドパンツ
ミズノ トレーニングクロスパンツ 6分丈 詳しい紹介ページあります - シューズ
KEEN ジャスパー(Amazon / 楽天市場)
友人の着用アイテム
友人が着用している主なアイテムの一覧です。
- ヘルメット:
OGKカブト キャンバス・アーバン 詳しい紹介ページあります - シャツ:
イオンで購入した長袖シャツ - ストレッチパンツ:
グローバルワーク モーションテックスキニー(楽天市場) - シューズ:
ナイキ CITY REP TR(Amazon / 楽天市場)
\ コーディネートのポイント /
私は「UVカット&吸汗速乾機能を持つアウトドアシャツ」と「速乾クロップドパンツ」に、「カジュアルな見た目のヘルメット」を組み合わせています。
友人は「薄手の長袖シャツ」と「動きやすいストレッチスキニーパンツ」に、「カジュアルな見た目のヘルメット」を組み合わせています。
なるべくカジュアルな服装で、自転車と写真が快適に楽しめることを目指しています。
あなたがフォトポタリングを楽しむ時に、その用品や服装に悩んだら、上記のカメラや装備・服装の情報も参考にしていただければと思います。
まとめ
以上、兵庫県 神戸市垂水区の明石海峡大橋周辺でのフォトポタリングのリポートをお届けしました。(撮影時期:2022年9月末)
今回の記事・写真・動画が、あなたのフォトポタリングを充実させる参考になれば幸いです。
私、ふじたひであきは、自転車で行く写真散歩「フォトポタリング」が大好きで、10年以上前から楽しんできました。自身のスナップ写真の世界を広げてくれたのは自転車であり、フォトポタリングでした。
そんなフォトポタリングの面白さや魅力を、たくさんの人に伝えたいと思い、フォトポタリングにフォーカスした企画『フォトポタ通信』を始めました。
筆者のTwitterをフォローしていただくと、今後の「新しい投稿のお知らせ」が受け取れます。
筆者のInstagramでも、フォトポタリングの写真などを投稿しているので、もし興味があればフォローしていただけると嬉しいです。
今回のフォトポタリングのリポート内容や写真・動画が「良いな」と思った人は、その感想を添えて、このページのURLをあなたのSNSでシェアしていただけると嬉しいです。
最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。