ミズノの吸汗速乾クロップドパンツが自転車に乗る時にも快適だったので普段着派の人に教えたい
普段着でサイクリング/ポタリングに出掛ける時の服装に、筆者が買ってみて良かったオススメのパンツをご紹介します。
趣味で自転車に乗る時の服装は、サイクルウェアだけでなく、普段着スタイルという選択肢もあります。
普段着スタイルとはいっても、ある程度の機能性や快適性をもつアイテムを選ぶのがオススメ。
最近筆者が購入して気に入ったのは、日本のスポーツ用品メーカー「ミズノ」から発売されているクロップドパンツ。
普段着と組み合わせやすい見た目でありながら、スポーツウェアの機能性を持っている「ひざ下丈のパンツ」です。
非常に軽量で、そこそこ動きやすくて、高い吸汗速乾性があるので、「これは自転車に乗る時にも使える!」と思いました。
ということで、最近私が愛用しているミズノのクロップドパンツ2種類をかんたんにご紹介します。
ミズノの普段着風クロップドパンツを2種類購入した
今回私が購入したのは、下記の2種類のパンツです。
どちらも普段着と組み合わせやすい見た目でありながら、スポーツウェアの機能性を持っているので、普段着スタイルのサイクリング/ポタリングにぴったりだと思いました。
①トレーニングクロスパンツ 6分丈(品番:32JD7131)
吸汗速乾性が優れるポリエステル100%の生地を採用した膝下丈のパンツ。日常的にスポーツを楽しむ人向けの「カジュアルなトレーニングウェア」という位置付けのようです。
ベルトループや前開きファスナーがあるので、ぱっと見た時の印象はスポーツウェアには見えない、とてもカジュアル寄りな外観ですよね。
カラーに「ベージュ色」があるので、普段着とのコーディネートに使い易くて良いと思いました。
生地のストレッチ性は低いのですが、立体裁断によって動きやすさが確保されているようです。
ちなみに、非常に軽いので重さを計ってみると166gでした。
②トレーニングクロスパンツ 7分丈(品番:62JD2015)
こちらも吸汗速乾性が優れるポリエステル生地を採用したパンツで、1つめの製品よりもスポーツ寄りの仕様です。いちおう、メーカーのカテゴリーではテニスウェアに分類されています。
重さを計ってみると133gでした。めちゃくちゃ軽いです。
薄くて軽い生地には適度なストレッチ性があります。
さらにひざ裏・股下・腰の部分に高通気生地が使われていて、通気性が高められています。
- ベルトループや前開き等は無くシンプル。
- ウエスト部分内側にはフィット感を調節できる紐が付いています。
ぱっと見た時は普通のパンツのように見えますが、よく見るとスポーツウェア的なディテールに気付くというかんじで、外観と機能性のバランスが良いと思います。
商品名に「6分丈・7分丈」とありますが、どちらも穿いてみるとパンツの長さ・形状はほとんど同じ(わずかな差)だと思いました。
「はき方」によっても丈感は変わります。
- いわゆる「腰パン・腰穿き」をすると裾丈は長めに見える
- しっかり上げて穿くと裾丈は短めに見える
というかんじで、穿き方でお好みの丈感に調節できます。
パンツを穿く時の上下位置によって、6分丈にも7分丈にも調節できるかんじです。
クロップドパンツのメリット&特長
クロップドパンツ(6分丈・7分丈等)の良いところを確認しておきます。
自転車に乗る時のクロップドパンツのメリット&特長は以下の通りです。
- 長ズボンとハーフパンツの中間的な長さで、肌を露出し過ぎないけど涼しさも得られる
- 膝上丈のハーフパンツよりも少し長いので、ペダリング中に太もも丸出しにならない
- 足首・すね付近には生地が無いので、チェーンとの接触汚れが起きにくい
- 単体で穿くなら温暖な季節向き、タイツと重ね着すると肌寒い季節にも使える
着用イメージ
実際に私が「ミズノのクロップドパンツ2種類」を着用している写真を撮ってみました。
写真は室内で撮影しましたが、自転車との組み合わせがイメージしやすいように、折り畳み自転車BROMPTONも一緒に写ってもらいました。
6分丈・ベージュの着用写真
普段着スタイルのコーディネートに「6分丈・ベージュのクロップドパンツ」を組み合わせると、こんなかんじです。
チノパンなどによくあるような「明るめのベージュ色」なので、シャツやスニーカーなどに合わせやすいです。
そして、通気性や速乾性に優れているので、チノパンなど一般的なカジュアルパンツと比べると、運動時・発汗時の快適性は一枚上手です。
こちらのパンツは先述の通り「生地のストレッチ性は低い」のですが、立体裁断によって動きやすさが確保されているようで、しゃがんだり・膝を深く曲げても、ひどく突っ張るようなかんじはありません。
自転車に乗ってペダリングをする時にはこんなかんじ。
ということで、「軽やかな着心地」と「組み合わせやすいベージュ色」が気に入ってます。
「6分丈・ベージュのクロップドパンツ」の着用イメージ写真は以上です。
一言メモ:このようなベージュなどの明るい色のパンツは、自転車の油汚れなどが付くと目立つので、汚さないように注意する必要がありますね。私も気を使っています。
7分丈・ブラックの着用写真
普段着スタイルのコーディネートに「7分丈・ブラックのクロップドパンツ」を組み合わせると、こんなかんじです。
「黒」もまた、コーディネートの土台になる色の1つなので、どんなトップス&靴にも組み合わせやすいと思います。
上で説明した通り、こちらのパンツは「ひざ裏・股下・腰」の部分に高通気生地が使われていて、外観からも生地の切り替わりが確認できます。
汗をかきやすい部分に高通気生地が使われているので、暑い時に上手く熱を逃がしてくれます。スースーしますよ。私はこのパンツを夏に購入したので、その恩恵が受けられたと思います。
こちらのパンツは、生地に「適度なストレッチ性」があるので、しゃがんだり・膝を深く曲げても、突っ張り感はほとんどありません。
自転車のペダリングもしやすいですね。
「超軽やかな着心地」と「真夏の暑さに対応できる機能性」がこのパンツの特徴だと思います。「暑い時」や「暑がりな人」に特におすすめと言えるでしょう。
「7分丈・ブラックのクロップドパンツ」の着用イメージ写真は以上です。
良かったところ・気になったところ・他
良かったところ
普段着と組み合わせやすいデザイン
ぱっと見た感じは、いわゆるカジュアルパンツという印象です。生地に触れてみたり、よく見るとスポーツウェア的なディテールに気付くという程度で、カジュアルなトップスや靴と組み合わせて着れば、違和感なく使えるパンツだと思いました。
着心地が軽くてサラッとしている
見た目はそんなにスポーツウェアっぽくないですが、スポーツウェアの機能性を取り入れたパンツなので、生地は薄くて・軽くて・サラッとしているのが特徴です。汗をかくサイクリング/ポタリングにも向いていますね。
ウエストが伸縮すること
ウエスト部分にはゴムが入っていて伸縮するので、サイズがぴったりでなくても、一定のフィット感が得られます。これも気軽に穿けて使いやすいポイントですね。
少し気になったところ
7分丈のほうは黒しか無い
今回私が購入した2製品のうち、7分丈のほう(品番:62JD2015)は、現時点では色がブラックだけです。ベージュなど、他のカラーもあるといいなと思いました。
黒地に白のロゴは目立つ
これはブラックの製品を選んだ場合です。黒い生地に白いロゴマークは一番目立ちますよね。ちゃんとしたメーカーの製品なので、ロゴがどこかに表示されることに異議はないのですが、目立ち過ぎないような位置やカラーを選んでいただけるといいなと思いました。
その他の参考にしてほしい情報
色(商品写真の色)
ミズノの公式サイトの画像では、ベージュ色が結構濃い色で表示されていますが、実物の色はAmazonの商品ページの画像の色に近かったです。(私が購入した時点およびこの記事執筆時点において)
ベージュ色は、その濃淡や色味がとてもデリケートなので、商品写真と実物の色があまりかけ離れていると困りますよね。
私が撮影した写真の色は比較的実物に近いと思いますが、衣類の色は「環境光」によっても見え方が変わるので難しいですね。
撥水生地ではない
マウンテンスポーツ系のブランドの製品ではないので、撥水加工はされていません。
とはいえ、吸汗速乾生地は濡れても比較的すぐに乾くので、とくに気にすることではないと私は思います。普通のパンツなど、ほとんどのカジュアルウェアは撥水機能を持っていませんよね。
◎ちなみに、ベージュ色の生地は、濡れた部分の色が濃く見えるので「今濡れているんだな」というのが見た目で解ります。
耐久性
耐久性については、破れたりするまで使わないと何とも言えませんが、スポーツウェアなので、そんなに「やわ」ではないはずです。ユニクロ等の安価なドライメッシュパンツでも、サイクリングに使っても結構長持ちしますよね。
自転車に乗る時に使うと、摩耗で擦り切れたりする恐れがあるのはサドルに接触する「股」や「お尻」の部分。今回ご紹介した製品のうち7分丈のほう(品番:62JD2015)は、股の部分にメッシュ生地が使われているので、もしかするとウィークポイントである可能性はあります。
◎どのくらい長持ちするかは、サドルとの相性や乗り方によって変わると思います。私は今のところ特に問題を感じていません。
膝を上げる時に「突っ張る」と感じる時は少し下げると解消できる
もし膝を上げる時に突っ張ると感じる場合、その原因は「お尻~腿裏の生地が突っ張っている」ということです。
そして、その原因は次の2つが考えられます。
- 穿いているサイズが小さい(体が大きい人や、筋肉質な人、脚~お尻が太い人など)
- パンツの位置を上げ過ぎている(上げ過ぎて生地のゆとりが不足すると突っ張る)
①サイズが小さいというのは、購入時にちゃんとサイズを確認するしかないと思います…。
②パンツの位置を上げ過ぎている場合は、パンツの上下位置を少し下げると解消できることがあります。
私はこのパンツを穿く時「しっかり上げて穿く」のが好みですが、上げ過ぎると少し突っ張りを感じるので、背中側を少し下げると突っ張り感が無くなります。
サイズ感(私は試着して決めた)
割とスリムなシルエットのパンツなので、体格が良い人・筋肉質な人はサイズ選びがシビアになるかもしれません。場合によっては1サイズ大きめを選ぶのが正解という人もいると思います。
購入される際には、まずはメーカーが公開しているサイズ表をチェックしましょう。
ただ、どれだけ慎重にサイズ表を見ても、最終的には着てみないと判断は難しいものです。ネットで買うと失敗することもありますよね。
私も、サイズ・フィット感が心配だったので、今回はAmazonの「Prime Try Before You Buy」という試着・返品できるサービスを利用して、MサイズとLサイズを配達してもらいました。
対象商品の注文画面で「Prime Try Before You Buy」を選択するとサービスが適用されます。
試着してみた結果、私はMサイズがちょうど良かったので、Mサイズを購入し、Lサイズを返送しました。オンラインショッピングでも試着できると便利ですね。
サイズ・フィット感が心配な人は、私と同様に試着サービスを利用すると良いと思います。とても便利でした。(気に入らなかったら、全部返品できます)
まとめ
今回は、普段着でサイクリング/ポタリングに出掛ける時の服装の参考例として、筆者が使っている「ミズノの吸汗速乾クロップドパンツ」をご紹介しました。
普段着と組み合わせやすい見た目でありながら、スポーツウェアの機能性を持っているので、自転車に乗る時にも使いやすいパンツだと思います。
服の好みなどは人それぞれですが、もしあなたもこのようなパンツをお探しでしたら、参考にしていただけると幸いです。
今回ご紹介した製品(2種類)
▼こちらはベージュ色があります。前開き仕様で、よりカジュアルなデザインですね。私は個人的にはこちらのパンツのほうが好きです。
▼こちらは現時点ではブラックのみ。よりスポーツ寄りの仕様で、部分的にメッシュ生地が採用されているので、暑い時にぴったりでした。
それぞれの製品の特徴・違いなどは、この記事の前半にまとめていますので、迷った時は読み直して参考にしてください。
こちらの記事もぜひ参考に
▼普段着スタイルで自転車に乗る時にぴったりな、カジュアルなデザインのヘルメットをご紹介しています。