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ふじたひであき
サイト運営者
兵庫県神戸市出身。自転車愛好家、フォトグラファー。

自転車のサイト『MINI VELO 道』ではミニベロとロードバイクの初心者向け情報や、楽しみ方を広げる話題などを紹介しています。自転車用品が好きで、最近は自ら製品開発にも関わっています。

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「New World Tourist」という自転車

青い空と青い海。むこうには淡路島が見える。そんな景色の中に、青いフレームの折り畳みミニベロ「バイクフライデー・ニューワールドツーリスト」が置かれている写真。

筆者が乗っている折りたたみミニベロ
BIKE FRIDAY ニューワールドツーリスト」についてご紹介します。

もくじ

New World Touristの概要

「BIKE FRIDAY」のツーリング向けモデル

New World Touristニューワールドツーリスト)は、
アメリカ合衆国・オレゴン州に本拠を置く「Green Gear Cycling」社が展開するスポーツ系折り畳み自転車のブランド:BIKE FRIDAYバイクフライデー)の自転車です。

「New World Tourist」はBIKE FRIDAYのラインナップの中でも最も初期からあるモデルで、1992年に誕生して以来、世界中で乗り続けられているベストセラーモデルです。

その名前の通り、実際に世界中の山岳や大陸を旅する自転車として使用される例は多く、自転車としての汎用性の高さや堅牢性が信頼・評価されています。

オールマイティーに使えるバランスの良さがある

「New World Tourist」には後から誕生した兄弟自転車がたくさんあり、特に弟分の「Pcoket Rocket(ポケットロケット)」は日本でも人気があります。

BIKE FRIDAYの自転車はモデルごとに得意なこと・不得意なことがあり、中でも走行性能と汎用性・使い勝手の良さで最もバランスが良いモデルが「New World Tourist」です。

『小さくたためる高性能』というコンセプトで作られ続けるBIKE FRIDAYの自転車たちの中で、いまも「New World Tourist」はその代表的な1台であるといえるでしょう。

New World Touristの特長

どこへでも行ける、旅する自転車

「New World Tourist」は、その名の通り「旅する自転車」です。

ミニベロ(小径車)でありながら長距離の自転車旅に使用することが想定されていて、フレームには高い強度と汎用性を持たせることで、これ1台でどこへでも行けるようにと考えて作られています。

私もNew World Touristに乗ってこれまで色々な場所を走ってきました。

ホイールサイズに【20インチ406】が採用されている理由は、「406ならタイヤ選択のバリエーションが多い」こと、そして「406なら世界中どこででもタイヤが入手できるから」です。

関連記事:20インチの「406」と「451」の違いを解りやすく解説

幅広い用途・スタイルに対応

「New World Tourist」は、乗る人それぞれの目的や姿勢にぴったりとフィットします。

ポジション調整の自由度は広く、「アップライトな楽な姿勢」も「深い前傾姿勢」も取れます。

使用できるパーツの選択肢が非常に広いので、パーツ構成次第でロード系にもMTB系にも変更可能

これ1台で、街乗りからロングツーリングまで、幅広い用途やスタイルに対応できます。

走行シチュエーションに応じて「適切なタイヤ」を選べば、舗装路から未舗装路まで行けないところはほぼありません。

かんたんに「折り畳み」「輪行」ができる

「New World Tourist」は折り畳みができるミニベロ(小径車)です。

数分でコンパクトに折り畳んで、かんたんに収納・輪行することができます。

バイクフライデー・ニューワールドツーリストの折り畳み状態と組み立て完了時の写真
折り畳むとコンパクトに。乗車時はけっこう大きい。

折り畳みの素早さに特化した車種と比べると、BIKE FRIDAYの自転車は折りたたみに時間がかかるほうですが、折りたためない普通の自転車と比べると、荷造りの素早さは圧倒的。

例えば、駅での輪行準備は4分程度で完了します。

ちなみに、オプション販売されている専用スーツケースを使えば、飛行機に乗せて旅に出ることも可能。海外では、実際にNew World Touristと共に世界中を旅する人もいるようです。

良好な乗り心地は、街乗りやロングライドに最適

「New World Tourist」のフレームはクロモリ製。その乗り心地は、しなやかで安定感があります。

一般にミニベロ(小径自転車)は乗り味が硬く・乗り心地が悪くなるものですが、
New World Touristのフレームは走行中の振動や衝撃を適度に吸収してくれるので、街乗りやロングライドも快適です。

高い積載能力をもち、ツーリングや買い物が得意

「New World Tourist」はもともと大陸横断などのロングツーリングやたくさんの荷物を積載して走ることを想定して作られた自転車です。

車体の前後に頑丈なキャリアを装着して、パニアバッグやテント・食糧など大きくて重たい荷物を載せて走ることもできます。

また、小径車ならではの特長として「ハンドル下」や「サドル下」のスペースが広いので、フロントバスケットや大きなリアバッグなども容易に装着可能です。

私はよくパン屋さんに行って、パニアバッグにいっぱいのパンを積んで走ったりします。

大きめのバッグを装着して出かければ、旅先でお土産や野菜をどっさり買って帰ることもできるので、荷物がたくさん積めるのは本当に便利ですね。

自分にぴったりのサイズが手に入る、オーダーメイド

「New World Tourist」をはじめ、BIKE FRIDAYの自転車は基本的にオーダーメイドです。使用者の体格に合わせた最適な寸法でフレームが製作されます。

適応する身長は140cm~200cm。身長が低い人も・高い人も、それを理由に自転車を諦める必要はありません。

また、フレームカラーも18色(+特殊カラー数種類)から選択することができ、好みの色で塗装してもらえます。(セクション毎に違う色を選ぶ人もいる)

大阪にあるバイクフライデー取扱店「イトーサイクル」の店内にバイクフライデーの自転車が何台か並んでいる写真と、バイクフライデーの自転車のカラーサンプルの写真。

「自分にぴったりのサイズの折り畳みミニベロが手に入る」「好きなカラーを選んで作ってもらえる」というところに、BIKE FRIDAYの自転車を選ぶ価値があります。

New World Touristの価格

私の「New World Tourist」は、オプション費用込みの総額で【¥241,000】で購入しました。

オプション部品などを省けば20万円程度で買えたようです。

車体とは別に「サドル」や「ペダル」などの用品も別途購入しました。

  • ベース価格は変動することがあります。また販売店によっても価格が多少異なります。
  • 購入金額の総額は「構成パーツの内容」や「オプション内容」によって変動します。
  • 購入を考えている人は、基本的な価格がいくら位になるのか、取扱店に聞いてみると良いでしょう。
  • 車体価格以外に「プラス2万円」くらいは考えておいたほうがよいでしょう。

New World Touristで出来ること

自由奔放な自転車ライフ

New World Touristを3つのキーワードで表すと、「そこそこ走れる」「折りたためる」「荷物が積める」というかんじ。

飛び抜けた性能や特長があるわけではないけれど、色々な使い方ができます。

真っ青な空の下に明石海峡大橋が見える、明石・大蔵海岸の風景。緑色の芝生広場の小さな丘の上に、バイクフライデーの青い折り畳み自転車「ニューワールドツーリスト」が停められている写真。

例えば、こんな使い方も

  • 「行きは自転車で、帰りはのんびり電車で」
  • 「今日は海辺をツーリング、来週は山登り」
  • 「雨が降ってきたら、輪行して帰ろう」
  • 「たくさん荷物を積んで、キャンプに出掛けよう」
  • 「旅行や出張に連れて行こう」

この1台で、どこへでも

New World Touristは、幅広い路面コンディション・走行スタイルに適応します。行き先を決めるのは自転車ではなく自分。行きたいところへ行けるのです。

「速さ」だけを優先した自転車とは違い、「コンパクトさ」だけを優先した自転車とも違う、New World Touristならではのバランスの良さが走行シーンの幅を広げます。

この1台でどこへでも行きたくなるような自由さと臨機応変さがNew World Touristにはあります。

自分らしい自転車ライフを楽しめる

「New World Tourist」は、乗り方やスタイルを限定しません。

  • 速く走りたければ、スポーツバイクのようにスピードを出すこともできる。
  • 長い距離を走りたければ、ランドナーのようにぶらり遠くまで行ける。
  • 街中をのんびり走りたければ、シティサイクルのように気軽に使える。荷物も積める。

例えば、

1台の自転車で「速さ」も「快適さ」も「使い勝手の良さ」も欲しい!

そんなわがままにも応えてくれるから、気の向くままに、どこへでも一緒に行けるのです。

BIKE FRIDAY「New World Tourist」はそんな自転車です。

まとめ

以上、筆者も乗っている自転車「BIKE FRIDAY ニューワールドツーリスト」についてご紹介してみました。

「こんな自転車なんだ~」ということを知る参考になれば幸いです。

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