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淡路島サイクリング中に見られる『巨大観音像』がついに解体されるらしい

淡路島にある巨大な仏像『世界平和大観音像』が、ついに解体されることが決まったそうです。

淡路島の巨大な仏像「世界平和大観音像」

アワイチなどで淡路島をよく走る自転車乗りの私たちにとって、この仏様は「いつもそこにいる、お馴染みの顔」でした。

でも実は、この『世界平和大観音像』は何年も前から著しい劣化・老朽化が進んでいて、崩壊が始まっています。

私は『世界平和大観音像』の前を通るたびに「この先どうなるのだろう?」「取り壊されるのだろうか?」と個人的にずっと気になっていました

そしてついに解体が決定したというニュースを知ったので、これについて知らなかった人にお伝えするとともに、この出来事の記録として、このページを綴ります。

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動画で見る「世界平和大観音像」がある風景

下の動画は、以前私が友人とサイクリングに行った際に頭に装着したアクションカメラで撮影した風景を適当につなげたものです。

この動画の最初の10秒あたりに『世界平和大観音像』の姿が映っています。(それ以降は他の場所の風景です)

 

動いている映像で見ると、『世界平和大観音像』の巨大さが伝わるでしょうか?

像が乗っている土台の高さが20メートルで、像そのものは高さ80メートルほど、あわせて100メートルもの高さがあるということで、かなり遠くからでも見えるし、近くで見ると迫力があります。

この動画のサイクリングのリポート記事はこちらです

 

「世界平和大観音像」の場所

「世界平和大観音像」は、淡路島北部の東側の海岸線付近にあります。

主要道路である「国道28号線」沿いにあるので、普通に海岸線を走っていれば誰もがこの巨像を目にすることになります。

アワイチなどのスタート後まもなく見えてくる

アワイチなどで「岩屋港」からスタートすると、まもなく前方に見えてくるので、多くの自転車乗りの記憶に残っていることでしょう。

淡路島の巨大な仏像「世界平和大観音像」が見える風景
過去の淡路島サイクリング時の写真。道の向こうに観音像が見える。

初めて淡路島を訪れた人などが、観音像の前で記念写真を撮る姿もよく見られました。

ちなみに、巨大な仏像の姿はかなり遠くからでも見えるので、海の向こうの神戸市からも肉眼で確認できますよ。

 

「世界平和大観音像」が抱えていた問題

この『世界平和大観音像』は、以前からいくつもの問題を抱えていました。

長年、放置されていた

『世界平和大観音像』は昔、お金持ちの偉い人が自分のお金で作ったものでした。つまり個人の所有物でした

かつては仏像の中に入ることができ、台座部分も含めて観光施設として営業されていましたが、
その後、所有者の方々が亡くなるなど色々あった結果、『世界平和大観音像』の施設は閉鎖され、放置状態が続いていました

倒壊の危険性があった

長年の放置が続いた結果、老朽化・劣化が進み、仏像そのものが崩れ始めていました

2011年頃には地元住民の方から「破片が落ちてきて危ない」という苦情の声が上がっていて、

その後、2014年には台風による強風で仏像の外壁の一部が吹き飛び、大きな穴が開きました

淡路島の巨大な仏像「世界平和大観音像」の破損状況
穴が開いた観音像(2014年9月、サイクリング中に撮影)

上の写真は、2014年に大穴が開いた直後の様子を私が撮影したもの。

それまでも「老朽化が進んでいてヤバい」という話は聞いていましたが、

「腰に穴が開いた仏様の姿」を目撃したことで、私は「この巨大な仏像が本当に危険な状態にある」ということを理解しました。

事情が複雑で、撤去できずにいた

長年放置され、老朽化が進み、倒壊の危険性があった『世界平和大観音像』。

実際に、崩落した外壁によって周辺住宅等に被害が起きていて、撤去を求める声も上がっていましたが、難しい問題でした。

所有者亡き後も、債権は金融機関などに移行され、常に「誰かのもの」なのです。

原則として、自治体などが他人のものを勝手に壊すことはできません

複雑な権利関係が障壁になり、「危険な状態にあるのに、いつまでも撤去できない」という構図が続き、現地周辺では長年問題となっていました。

この複雑な事情の詳細はWikipediaにまとめられています

 

2020年春、解体が決まった

長年にわたり地元の人を悩ませ、ずっと解決できない問題になっていた『世界平和大観音像』。

淡路島の巨大な仏像「世界平和大観音像」

2020年3月、ようやく所有権が国に移ったことで、管轄の近畿財務局が解体工事を行うことを発表しました。

地元の人が願ってきた「巨像の解体・撤去」が、ついに叶うことになったのです。

今後、約2年かけて、2022年までに解体される予定だそうです。

 

私感

ということで、解体が決まった淡路島の『世界平和大観音像』。

私たちのように、淡路島の島外から訪れて観光やサイクリングを楽しむ人にとっては、

『世界平和大観音像』は淡路島北東部の景色の中のシンボル・目印というか、ランドマークのような存在でした

淡路島のある種の「名物」のように思っていた人もいるでしょう。

淡路島の巨大な仏像「世界平和大観音像」が見える風景

私は、昔から淡路島が見えるところ(神戸の舞子周辺)に住んでいて、これまで数えきれないほどの回数淡路島を訪れては『世界平和大観音像』を見てきました。

自転車で淡路島を走るたびに見ていた、白い巨像。

遠くからも見えた、あの仏様。

いつもあの場所にいた『世界平和大観音像』が、この先無くなってしまうことは、なんだか寂しい気もします

淡路島の巨大な仏像「世界平和大観音像」が見える風景

でもそれは、通りすがりの人の目線・感覚なのです

地元の人にとっては、『世界平和大観音像』は危険で、悩みの種だったということを、私たちは知っておいて損はないはずです。

そんな淡路島の『世界平和大観音像』、もうすぐ解体工事が開始され、2022年までに無くなります。(発表されている予定)

多くの人の記憶にある「あの白い巨像」は姿を消すことになりますが、

淡路島の海岸線の風景は、これからも青い海や、山の緑を見せてくれることでしょう。

 

まとめ

ということで今回は、淡路島にある巨大な仏像『世界平和大観音像』の解体が決まったということについて、私の言葉でお伝えしてみました。

私たち淡路島を走る自転車乗りにとっては、ちょっと気になるニュースだったと思います。

淡路島の巨大な仏像「世界平和大観音像」

景色の中から『世界平和大観音像』が無くなる前に、もう一度見ておきたいという人もいるかもしれませんね。

解体工事が始まる前に、私もまた一目見ておきたいと思います。

最後に

この記事を書いている現在は、新型コロナウイルスの影響で日本中が混乱していて、安易に外出できない状況です。

私は持病の喘息があるため、新型コロナウイルスに感染してしまったら、命にかかわる可能性が高いので、本当に感染を恐れています。

サイクリングそのものが感染症リスクを高めることはないと思いますが、運動による疲労が適当な程度を超えると免疫力が低下して、本来なら対抗できるはずの病原体に負けてしまうこともあるので、気を付けたいものです。

とはいえ、健康のためには「適度な運動」をしたり、好きなことをして過ごす「息抜き」も必要です。

私たちにとってそれは「自転車」でしょう!

平磯緑地の桜のトンネルに自転車を置いて撮影した写真

また気兼ねなくサイクリングが楽しめる日が来ることを願っています

それでは、皆さんも体調管理・感染予防に気を付けて、どうか元気にお過ごしください


2020年4月上旬
新型コロナウイルスに関連する緊急事態宣言が発令された兵庫県の自宅にて。

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自転車乗り/フォトグラファー。主な運営サイト「MINI VELO 道」ではミニベロとロードバイクの初心者向け情報や、楽しみ方を広げる話題などを紹介しています。自転車用品が好きで、最近は自ら製品開発にも関わっています。

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