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ふじたひであき
サイト運営者
兵庫県神戸市出身。自転車愛好家、フォトグラファー。

自転車のサイト『MINI VELO 道』ではミニベロとロードバイクの初心者向け情報や、楽しみ方を広げる話題などを紹介しています。自転車用品が好きで、最近は自ら製品開発にも関わっています。

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ダホンD-Zeroにボトルケージ・ドリンクホルダーを追加する2つの方法

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ダホンD-Zeroにボトルケージとボトルが装着されている写真

DAHON(ダホン)の2021年新登場モデル:D-Zero(ディーゼロ)。

納車直後からカスタマイズを進めています。

ダホンD-Zeroの写真
D-Zero 納車時の写真

今回はD-Zeroに「ボトルケージドリンクホルダー」を設置する方法を2パターン試してみました。

ダホンD-Zeroのトップチューブに「どこでもケージホルダー」を介してボトルケージが装着されている写真
トップチューブと他1箇所にボトルケージ
ダホンD-Zeroに「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」が装着されている写真
ハンドルの近くにドリンクホルダーポーチ

このカスタマイズに必要な用品、取り付け時のポイントなどの情報をまとめてお届けします。

D-Zeroや、その他ミニベロ・折りたたみ自転車で「ドリンクホルダーの追加」を検討している人の参考になればと思います。

ちなみに

このD-Zeroは、私が予約注文していたもので、私の友人が乗ることになりました。

新型コロナウイルスの影響で自転車業界も製造・流通に遅れが出ていて、ずいぶん待ちましたが、ようやく2021年8月に日本国内での流通・納車が始まり、私たちのところにも1台やってきました。

そんなD-Zeroの初期カスタマイズを友人に任されたので、友人のD-Zeroを私がカスタマイズした記録をお届けします。

もくじ

このカスタマイズの概要を確認

ダホンD-Zeroのフレームには、いちおう「ボトルケージを装着できる台座」が用意されています。

ダホンD-Zeroのフレームのダウンチューブにある「ボトルケージ台座」の写真

しかし、とても低い位置にある上に、フレームに囲まれていてボトルの出し入れが困難(とても窮屈)です。

ダホンD-Zeroの「ボトルケージ台座」の位置がとても低い位置にあることを示した写真
こんなに低い位置にある

位置がとても低いので、走行中はもちろん、停車時にボトルを取るのも難しいです。(大きく屈む必要がある)

そして、実際にボトルをセットしてみると、スペースの狭さが解ります。

ダホンD-Zeroの「ボトルケージ台座」にボトルケージとボトルが装着されている写真

ボトルを出し入れする際には、ボトル上部にいくらかのスペースが必要ですよね。

横方向に出し入れできるタイプのボトルケージを使えば、スペースの狭さは気にならなくなりますが、「手が届かない」という問題は変わりません。

ダホンD-Zeroの「ボトルケージ台座」にセットされたボトルの周囲のスペースが少なく、出し入れが難しいことを示した写真

ボトルケージ台座の位置は「地上約30cm」で、このくらい低い位置にボトルをセットすると、ボトルを取りにくいだけでなく、ボトルの飲み口が砂埃で汚れやすくて、悩みが2倍になるんですよね…。

このように、ボトルケージ台座は用意されていますが、通常は「ドリンク置き場としては、使い物にならない位置」であると考えられます。

ということで、飲み物のボトルを置く場所を、別途追加したほうが良いでしょう。

いくつかの方法がありますが、今回はオススメの2パターンを紹介します。

この台座は飲み物以外の用途に向く

ちなみに、D-Zeroのボトルケージ台座は「ツールケース」を収納するとか、ボトルケージ台座に装着できるタイプの「鍵」や「エアポンプ」などを固定する用途に使うと良いと思います。

ダホンD-Zeroの「ボトルケージ台座」をツールケースの固定に利用している写真

上の写真は、パールイズミの小型のツールケースを収納した様子。

方法1『どこでもケージホルダー』を使う

ユニコの「どこでもケージホルダー」は、お好みの位置にボトルケージを設置できるようにする便利グッズ。

「どこでもケージホルダー」を装着したボトルケージの写真
黒い部分が「どこでもケージホルダー」

自転車のフレームやシートポストなどのパイプにベルトを巻き付けて固定します。

「どこでもケージホルダー」は「パーツ単品」でも購入できるし、「ボトルケージ付きセット」も販売されていますよ。

私は「どこでもケージホルダー」の単品に、下記の「ミノウラのボトルケージ」を組み合わせています。

装着位置①:トップチューブ

D-Zeroのフレーム上にボトルケージを設置するなら、「トップチューブ」が最適な位置だと思います。

ダホンD-Zeroのトップチューブに「どこでもケージホルダー」を介してボトルケージが装着されている写真

トップチューブに装着すると、ボトルケージの位置は地上50cm程度まで上がり、実用範囲内になります。(元は地上約30cmでした)

ただし、まだやや低めなので、容易に手が届くかどうかは人によると思います。

ダホンD-Zeroのトップチューブに「どこでもケージホルダー」を介してボトルケージが装着されている写真

「まだちょっと遠いな」と思う場合は、走行中に無理に手を伸ばすのは危険なので、停車時に水分補給したほうが良いでしょう。

なお、このように「ボトルケージを水平に設置する場合」は、ボトルケージとボトルの相性によっては、ボトルがすっぽ抜けることがあるので注意が必要です。

ダホンD-Zeroのトップチューブに「どこでもケージホルダー」を介してボトルケージが装着されている写真
ダホンD-Zeroのトップチューブに「どこでもケージホルダー」を介してボトルケージが装着されている写真
ダホンD-Zeroのトップチューブに「どこでもケージホルダー」を介してボトルケージが装着されている写真

トップチューブ上のボトルに容易に手が届き、なおかつ「すっぽ抜け」が起きない場合は、この装着位置はお勧めです。

◎ちなみに、写真では解りにくいですが、トップチューブの下(左寄り)にブレーキケーブルが通っているので、「どこでもケージホルダー」のベルトを巻く時には、ケーブルを避けて、トップチューブだけを巻くようにします。

装着位置②:ステムライザーの下部・左前側

ボトルの取り易さを重視するなら、「ステムライザー」に装着するパターンがお勧めです。

ただし、次の写真のように「ハンドル後側の真ん中」に装着するのは、D-Zeroの場合はNG

ダホンD-Zeroのステムライザーの中央に「どこでもケージホルダー」とボトルケージが装着されている写真

D-Zeroのハンドルを折り畳む時に、ちょうど干渉する位置なのです。

ダホンD-Zeroのハンドルを折り畳むと、ハンドルの手前側に装着したアイテムが挟まることを示した写真

解決する方法

そこで、「ステムライザーの下部・左前側」に装着します。以下の写真で装着位置を確認してみてください。

ダホンD-Zeroのステムライザーの下部・左前側に「どこでもケージホルダー」を介してボトルケージが装着されている写真
ダホンD-Zeroのステムライザーの下部・左前側に「どこでもケージホルダー」を介してボトルケージが装着されている写真
ダホンD-Zeroのステムライザーの下部・左前側に「どこでもケージホルダー」を介してボトルケージが装着されている写真
ダホンD-Zeroのステムライザーの下部・左前側に「どこでもケージホルダー」を介してボトルケージが装着されている写真
ダホンD-Zeroのステムライザーの下部・左前側に「どこでもケージホルダー」を介してボトルケージが装着されている写真

これなら干渉しない

このように、ステムライザーの下部・左前側にセットすると折りたたみ時にも干渉しません

以下の写真をご覧ください。

「どこでもケージホルダー」とボトルケージを、ダホンD-Zeroのステムライザーの下部・左前側に装着すると、ハンドルを折り畳む時にも干渉しないことを示す写真
「どこでもケージホルダー」とボトルケージを、ダホンD-Zeroのステムライザーの下部・左前側に装着すると、ハンドルを折り畳む時にも干渉しないことを示す写真

ちょうど干渉が避けられる位置にボトルケージが収まります。

「どこでもケージホルダー」とボトルケージを、ダホンD-Zeroのステムライザーの下部・左前側に装着すると、ハンドルを折り畳む時にも干渉しないことを示す写真

ボトルの出し入れも問題なし

ハンドルの中央ではありませんが、この位置もボトルに手が届きやすく、ボトルの出し入れが容易です。

ダホンD-Zeroのステムライザーの下部・左前側に「どこでもケージホルダー」を介してボトルケージとボトルが装着されている写真

折り畳み時の干渉を避けるために「左横」ではなく「左前」にセットしているので、やや前にズレた位置ではありますが、とくに扱いにくいとは私は感じませんでした。

ダホンD-Zeroのステムライザーの下部・左前側に装着されたボトルが、問題なく出し入れできることを示した写真

単に「左前」というだけでなく、「ステムライザーの下のほう」に装着することもポイントです。

左前でも上のほうに装着すると、ハンドルとボトルが干渉してボトルの出し入れが困難になります。

ダホンD-Zeroのステムライザーの下部・左前側に装着されたボトルが、問題なく出し入れできることを示した写真
この位置ならボトルがハンドルに当たらない

ということで、D-Zeroのステムライザーにボトルケージを装着する時の最適な位置は「ステムライザーの下部・左前側」という答えにたどり着きました。

この取り付け位置はとても便利なので、ぜひ参考にしてください。

「どこでもケージホルダー」は工具不要で着脱できるので、折り畳み時の干渉を避けるためにその都度「取り外す」とか「位置を変える」という方法もあります。

毎回の着脱等が面倒でない場合は、ご紹介した位置以外にも、お好みの装着位置を選べます。

方法2『POTA BIKE ハンドルステムポーチ2』を使う

「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」は、ハンドルの近くにボトルや小物を収納できる便利なポーチ。

「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」の写真

付属するベルトの位置を付け替えることで、さまざまな取り付け場所に対応でき、D-Zeroにも装着できます。

上記カラーが在庫切れの場合は、別のカラーが表示されることがあります。

装着方法

「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」をD-Zeroに装着する場合、「ハンドル後側の左側」が最適な装着位置です。

まずは次の写真のように各ベルトを通します

「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」の背面のベルトループの所定の位置にベルトを通してある写真
上部のベルトはもう1つ左の位置でもOK

そして、ハンドルバーとステムライザーに各ベルトを次の写真のように固定します。

ダホンD-Zeroのハンドル付近に「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」が装着されている写真
ハンドル周りを前から見た状態

装着後の様子

D-Zeroに「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」を装着した様子を写真でご覧ください。

ダホンD-Zeroのハンドル付近に「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」が装着され、ボトルが収納されている写真
ダホンD-Zeroのハンドル付近に「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」が装着されている写真
ダホンD-Zeroのハンドル付近に「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」が装着されている写真

このように、ハンドル近くのちょうどいい場所にボトルをセットできます。ボトルを収納しない場合は、小物入れとしても使えます。

ダホンD-Zeroのハンドル付近に「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」が装着され、ボトルが収納されている写真
ダホンD-Zeroのハンドル付近に「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」が装着され、ボトルが収納されている写真
ダホンD-Zeroのハンドル付近に「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」が装着されている写真

ちなみに、D-Zeroのハンドル中央には「ハンドル角度調節用の大きなクイックレバー」があって色々と邪魔ですが、「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」の巾着を開ける動作(=コードストッパーを向こう側に移動)は問題なくできます。

ダホンD-Zeroのハンドル付近に「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」が装着されている写真
「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」の巾着部分のコードストッパーを前方に移動させている様子

ハンドル折り畳み時に接触するけど大丈夫

そして、D-Zeroの場合、ハンドル折り畳み時の干渉について確認する必要があります。次の写真をご覧ください。

ダホンD-Zeroのハンドル付近に「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」が装着された状態で、ハンドル部分が問題なく折り畳めている様子

ハンドルの左側に「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」を装着した状態で、問題なく折り畳みできます

ダホンD-Zeroのハンドル付近に「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」が装着された状態で、ハンドル部分が問題なく折り畳めている様子

角度を変えて見ると、ポーチとタイヤ・フェンダーが接触していて、ポーチが少し押されていますが、ポーチには柔軟性があるので問題ありません

ダホンD-Zeroのハンドルを折り畳んだ時、「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」とタイヤが接触しているが、問題がないことを示す写真
ダホンD-Zeroのハンドルを折り畳んだ時、「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」とタイヤが接触しているが、問題がないことを示す写真

◎1点だけ細かいことを言うと、折り畳み時に「タイヤの汚れ」がポーチに移る可能性があります。気になる人は、折り畳み時に「ポーチにビニール袋をかぶせる」とか「タイヤとの間に布を1枚挟む」などすると汚れ移りが避けられるでしょう。

追加:参考用写真

D-Zeroに「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」を装着した写真を追加で撮影したので、参考用に掲載します。

ダホンD-Zeroのハンドル付近に「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」が装着されている写真
ダホンD-Zeroのハンドル付近に「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」が装着されている写真
ダホンD-Zeroのハンドル付近に「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」が装着されている写真
ダホンD-Zeroのハンドル付近に「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」が装着されている写真
ダホンD-Zeroのハンドル付近に「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」が装着されている写真

まとめ

今回はダホンD-Zeroに「ボトルケージドリンクホルダー」を設置する方法を2パターンご紹介しました。

ダホンD-Zeroのステムライザーの下部・左前側に「どこでもケージホルダー」を介してボトルケージが装着されている写真

自転車に乗る時、飲み物のボトルが出し入れしやすい位置にあると便利ですよね。

ダホンD-Zeroのハンドル付近に「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」が装着されている写真

D-Zeroや、折りたたみ自転車の場合は、ドリンクホルダーを装着する時に「折り畳み時に干渉しないかどうかの確認」や「干渉を避ける工夫」などが必要ですが、それさえクリアすれば、自転車の快適性がアップするカスタマイズです。

以上、お届けした内容が、必要な人の参考になれば幸いです。

今回使ったアイテム

1つめの方法では、『どこでもケージホルダー』を使いました。

2つめの方法では、『POTA BIKE ハンドルステムポーチ2』を使いました。

上記カラーが在庫切れの場合は、別のカラーが表示されることがあります。

各アイテムの取付方法や注意点については、本記事内でお伝えしているので、必要に応じて再確認してください。

DAHON D-Zeroの関連記事

DAHON D-Zeroのカスタマイズ等の記事を、今後もお届けしていく予定です。

新着記事のお知らせはTwitterで配信しますので、必要なかたは筆者のTwitterをフォローしていただければと思います。

最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。

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