雨・外出自粛などで自転車に乗れない日は、お家で自転車を愛でるという楽しみ方もある
春も後半。心躍るゴールデンウィークがやってきた。
新緑が光り、風が心地良いこの頃が、自転車ライフの1年の中でいちばん爽快な時期だと思う。
自転車に乗ってあちこち走り回ってみたい。たまにはどこか遠くへ足を延ばしてみたい。
しかし、そんな私の思いは今年も叶わなかった…。
その理由は「雨」や「コロナ自粛」など。
我慢のゴールデンウィークだった。私と同じような人は多いでしょう。
そんな連休中、自転車で遊びに行けない代わりに私は『お家で自転車を愛でる』という時間を過ごしていました。
これがなかなか良かったのです。
ミニベロ・ロードバイク・クロスバイクなど、趣味で自転車に乗っている人は、
例えば「雨の週末」などに、お家で愛車に向き合ってみてほしい。
この記事は、筆者の最近の出来事などを綴った雑記・雑談です。興味のある方は続きをお読みください。
ゴールデンウィークなのに自転車に乗れなかった理由
2021年のゴールデンウィークに自転車に乗れなかった主な理由は次の2つ。
1. ゴールデンウィークの半分が雨や強風だった
地域によって異なるが、2021年のゴールデンウィークは台風のような強風と雨で始まった。
途中に晴れの日もあったけれど、風が強かったり、期間の後半にはまた雨だった。
雨と風は自転車乗りの大敵。楽しいはずのサイクリングを苦行に変えてしまう。
もちろん、レインウェアなどで雨対策は可能。私も色々持っている。
とはいえ、あえて雨や強風の日を選んで出かけるようなことはないでしょう。
2. 緊急事態宣言下、レジャーも自粛が必要だった
昨年同様に、新型コロナウイルス感染症にかかる「緊急事態宣言」が発出された中で迎えたゴールデンウィーク。
不要不急の外出や人の流れを抑制することが求められる中で、自転車で好き放題に遊び回ることはできない。
外出すれば出先のトイレやお店を利用することになるし、行き交うサイクリスト同士で呼気や咳を介したウイルス感染もありうる。(咳をしている自転車乗りは多い)
また、サイクリストに利用者が多い「不織布でないマスク」は感染予防効果が低いことが判明している。
自転車仲間とコンビニ前で飲み物片手に談笑などすれば、飲食時にはマスクを外すので、これも感染リスクを招く。
そして、自転車のライド中にもし事故が起き、大きな怪我をすれば、病院や救急車のお世話になって医療現場のリソースを圧迫することにもつながる。
これが「さまざまな自粛が必要」ということの意味である。
実際、今回のゴールデンウィーク中にも、レジャー中の事故で救急搬送された人のニュースなどはいくつもあった。
レジャーなどを自粛する・しないは個人の判断に委ねられているから、するもしないも自由。
そして私は「感染リスクの低減」や「事態の収束」につながる行動を選ぶことにした。
このような感染症のまん延時には、「多くの人が一斉に動くタイミングで、自分もまたその人流に加わる」ということは誰しも避けるべきだと思う。
念のため言っておくと、私はゴールデンウィーク中に自転車やその他レジャーを思う存分楽しんだ人たちを無条件に非難するつもりはない。仲間内で誰も感染者が出ず、他人に迷惑をかけずに、良い思い出だけが残ったなら、素晴らしいことだと思う。
お家で自転車を愛でる時間もなかなか良かった
そんな「悪天候」と「コロナ自粛」で自転車に乗れなかった“我慢のゴールデンウィーク”。
私は家で家族と食事を楽しんだり、一人で本を読んだり、休み休み仕事を進めたりして過ごしました。
そして余暇時間、気が付くと私は「お家で自転車を愛でる」ということをしていました。
具体的には、
- 自転車を綺麗にするということ(≫やり方はコチラ)
- 自転車を眺めたり、写真を撮ること
要するに、室内保管している自転車のホコリや汚れをちょっと落としては、綺麗になった自転車を見て満足し、カメラを向ける、というようなこと。
以下はその時に撮った写真のいくつかです。
BIKE FRIDAY ニューワールドツーリスト
こちらは、私の愛車の1つ『バイクフライデーのニューワールドツーリスト』。
雨の日の午後、単焦点レンズを付けたミラーレスカメラをNew World Touristに向けてみた。
▼こちらは、太いメインフレームの「BIKE FRIDAY」のロゴを捉えた1枚。
こういう文字列のどこにフォーカスを置いたらいいか迷ったら、文字列の前半に合わせるのが無難。
BIKE FRIDAYの塗装色、この青はとても良い色だと思う。
▼ヘッドチューブに貼り付けられた黄色の「ヘッドバッジ」は、この自転車と出会った頃からのお気に入り。
このヘッドバッジは「七宝焼」だそうで、輪行用のスーツケースに翼が生えたアートワークが面白い。
▼そしてこちらは、フロントホイールのハブ(車軸)部分にフォーカスした写真。
非常によく回る「アメリカンクラシック」のハブ。
私は派手なブランドロゴは好きではないが、このアメクラのロゴの派手さはアリだと思う。
▼こちらは、フロントフォークの股の部分と、タイヤ・ブレーキ周りを写した写真。
写真を撮ってから「タイヤの汚れ」が気になってしまったが、スリックタイヤなのでウェットティッシュで拭くだけで大体きれいになった。
▼こちらは「SPDタイプのビンディングペダル」にフォーカスした写真。
これは「Wellgoの着脱式ペダル」で、折りたたみ時や輪行時にペダルをワンタッチで外せるので非常に便利で気に入っている。
Raleigh(ラレー)のRSP
こちらは、ミニベロロード『ラレーRSP』。
▼クラシカルなデザインのこの自転車。「ヘッドバッジ」も古臭い素敵なものが貼り付けられている。
おそらく昔のラレーのヘッドバッジのデザインを受け継いだもので、これとよく似たデザインの古いヘッドバッジ(40~50年前のもの)が転売されているのを見たことがある。
マニア・コレクターには価値があるものなのかもしれない。
▼ラレーRSPの外観上の特徴を1つピックアップするなら、この「ダブルレバー」。
昔ながらのデザインと操作性で、現代の基準から見れば機能的に優れたところはないかもしれない。
しかし、私は個人的にはダブルレバーを使ったギアチェンジやトリム調整が好きで、自転車と会話をしているような操作感が面白いと思う。
▼こちらはチェーンリングをクローズアップした写真。
シルバーで統一されたチェーンリング周りもまた、クラシカルなビジュアルを印象付ける部分。
最近はブラックのコンポーネントも多いが、私はこのギラギラした銀色の自転車部品が好きなのだと思う。
BROMPTON M6R
こちらは、イギリス製の折り畳み自転車『ブロンプトン』。
▼家の中では、BROMPTONを折りたたんだ状態で保管している。
この連休の間、ずっと縮こまったままだったので、次の晴天の日にはフレームを伸ばしてあげたいと思う。
▼BROMPTONをクローズアップで撮る時は、なるべくロゴが入るように写すと素敵な気がする。
最近、フレームのステッカーを新しいものに貼り換えたので、見た目が良くなって嬉しい。
▼BROMPTONを折りたたんだ状態では、どちらが正面か?をときどき迷うけれど、たぶん「ハンドルが見える側」が正面だと私は思っている。
ちなみに、ハンドル付近に付いているポーチは『POTA BIKE ハンドルステムポーチ2』。
ブロンプトンを折り畳んだ時には上下が逆さまになるが、巾着部分をしっかり閉めていれば中身が出ることはない。
▼こちらは、折りたたんだBROMPTONを上から覗き込んだ写真。
折り畳まれて重なったホイールの隙間にチェーンやメカが収まっている、この様子がブロンプトンらしい。
折りたたんだ状態でも、こうしてあちこち観察して楽しめるのが、BROMPTONやその他折りたたみ自転車の面白いところだと思う。
乗って楽しいのはもちろんだけど、自転車には「見て楽しむ」という世界もある。
まとめ
今回、我慢のゴールデンウィークで自転車に乗れなかった時に、家で自転車に向き合ってみたところ、3つの価値がありました。
- お手入れをして、自転車がきれいになった
- 写真を撮ることで、各自転車のお気に入りの部分や魅力を再確認できた
- 1台1台の自転車に対する愛着が増した
その結果、
「ゴールデンウィークなのに自転車に乗れない」というネガティブな出来事が、
自転車に対する想いを高めて、もっと好きになる・乗りたくなるというポジティブな気持ちにつながったように思うのです。
ということで、雨などで自転車に乗れない休日には、あなたもお家で自転車に向き合って、愛でてみてはいかがでしょう。
コーヒーを淹れて、カメラ片手に自転車を眺める、自転車ライフのインドアな側面も良いものだなぁと思いました。
以上、地味な内容でしたが、何かの参考になれば幸いです。
おしまい
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