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ふじたひであき
サイト運営者
兵庫県神戸市出身。自転車愛好家、フォトグラファー。

自転車のサイト『MINI VELO 道』ではミニベロとロードバイクの初心者向け情報や、楽しみ方を広げる話題などを紹介しています。自転車用品が好きで、最近は自ら製品開発にも関わっています。

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雨でもサイクリングを楽しむための服装・装備・便利グッズまとめ

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雨で濡れた路面の写真

雨に負けない、サイクリストの装備

雨は自転車乗りの大敵。

好き好んで雨の日に自転車に乗る人は、ほとんどいないでしょう。

とはいえ、

  • 時にはサイクリング中に雨に降られることはあるし、
  • 雨の日に自転車に乗らなければならない人もいます。

ということで今回は、
雨のサイクリングを快適にする服装・装備・便利グッズ』などをまとめてみました。

急な雨」や「雨天走行」に備えて、必要だと思うものをチェックしてみてくださいね。

こんな人向けの内容です
  • サイクリング中に雨が降っても走り続けたい人
  • 雨の日も自転車通勤をしようと考えている人
  • 長距離ツーリングなどで雨対策を万全にしたい人

などの参考になればと思います。

もくじ

1. レインウェア(簡易&本格)

雨の中を自転車で走るなら、まずは体を濡らさないことが大切。濡れると体が冷えるんですよね。

レインウェアには、

  • 「コンパクト・簡易的なもの」と
  • 「蒸れにくい・高性能なもの」がありますよ。

小雨・短時間の使用にはコンパクトなレインウェア

「もしもの雨」に備えるなら、持ち運びやすく・必要な時にサッと着られるレインウェアがお勧めです。

参考商品パールイズミのレインジャケット」は超定番のレインウェア。

折りたたむとコンパクトになるので、とりあえず「もしもの雨」に備えていつも携行しておくと安心です。

雨を通さない防水性がある反面、ちょっと蒸れやすいので、運動量が少ないシーンや短時間の用途向き。

また、ヘルメットカバーと併用することが前提になっているので、頭にかぶるフードは付いていない仕様です。

あわせて使えるレインパンツはこちらです。

本降りの雨には、防水性・透湿性の高いレインウェアを

びしょ濡れになるような雨なら、ちゃんとしたレインウェアが必要です。

ジャケットだけでなく、レインパンツも

とはいっても、自転車用のレインウェアとして売られているものって「中途半端な作りのもの」や「コスパが悪いもの」が多くて、私は気に入ったものがありません…。

一方、「釣り用」や「アウトドア用」のレインウェアは、透湿性があり蒸れにくく、価格と機能のバランスが良いものが多いのでオススメです。

ということで、私はシマノの釣り用レインウェア(上下セット)を持っていて、自転車でもそこそこ使えますよ。

ちなみに、最近Amazonで見つけた「ミズノのレインウェア」の評判が良いので気になってます。追加で買ってしまうかも。

アウトドア・スポーツ用のレインウェアは動きやすく作られているので「ペダリング」の支障にもなりにくいです。

また、透湿性のあるレインウェアは、寒い時には「蒸れない防寒着」にもなるので、本当に便利なんです。

自転車以外にも使えるので、上下1セット持っておくと、いざという時に役立ちますよ。

Tips

レインウェアを着るのが短時間なら「ビニールカッパ」みたいなものでも良いと思いますが、確実に蒸れます。

長い時間・少しでも快適に走り続けるためには、蒸れを逃がす通気性や透湿性のあるものを選ぶのがベターです。

2. 防水ヘルメットカバー

髪や頭の雨対策は「レインウェアのフードをかぶる」というのも1つの手段ですが、
ヘルメットにレインカバーを装着するのも手っ取り早くて良いですね。

自転車用ヘルメットにヘルメットカバー(パールイズミのレインヘルメットカバー)を装着した写真
ヘルメットにレインカバーを装着した様子

参考商品パールイズミのレインヘルメットカバー」は定番のヘルメットカバー。

レインウェアと一緒にセットで用意しておくと万全です。

ヘルメット用のレインカバーは、冬などに頭が寒い時には「ヘルメットにかぶせるウィンドブレーカー」にもなるので、
頭の「雨対策」にも「寒さ対策」にも、両方に役立つアイテムですよ。ヘルメットカバーを紹介した下記ページもぜひ参考に。

3. 防水シューズカバー

雨にまともに降られると、靴・足もじっとり濡れてきます。

靴の中が濡れるともう乾かないんですよね。これが一番不快かもしれない…。

ということで、シューズカバーで雨対策するのが根本的な解決策になります。

参考商品パールイズミのレインシューズカバー」はこちらも定番のシューズカバー。底があいているタイプを選ぶことでSPDシューズにも装着できます。

参考商品 ふつうの靴に使うなら「一般靴用の汎用シューズカバー」も選択肢になります。安価なものを選べば、傷んだ時の買い替えも容易ですよね。

レインパンツと組み合わせて使う
  • ちなみに、レインウェアのパンツがはじいた雨水は最後は靴まで垂れてくるので、レインパンツを履いたらシューズカバーをセットで使うのが基本。
  • シューズカバーの上にレインパンツのすそを被せるように履くのが正解です。

4. 水がしみない防水ソックス

レインパンツを履いたり、シューズカバーで雨除けしても、なぜか雨が浸みたり・流れ込んだりして、どうしても靴の中が濡れてしまうことがあります。

そして、靴下・足が濡れると超不快なんですよね…。

そんな時に便利なのが「防水ソックス」です。

デックスシェルの防水ソックスの写真

参考商品デックスシェルの防水ソックス」は、水を通さず・蒸れは逃がす防水透湿機能をもつソックス

登山やウォータースポーツなど、びしょ濡れになるシチュエーションでも靴下の中に浸水しないように作られているので、ふつうの靴下と比べると雨天時の安心感・快適性は段違い

まずはシューズカバー、レインパンツなどの外側の雨対策をした上で、
それでもどうしても濡れてしまう靴・足元の「最後の砦」として、防水ソックスを履いておけば、例え靴の中まで濡れてしまっても、靴下の中の足は濡れずに済むという確率が上がりますよ。

5. 雨用バイザー&サイクルキャップ

雨の中を自転車で走ると雨風が顔に当たるのは避けられませんが、視界確保のために目元だけでもガードできるといいですよね。

とくにメガネ・アイウェアをかけている人は、雨粒が付くのが気になりませんか?そんな雨天時の視界確保に役立つアイテムがあります。

自転車用ヘルメットに「雨除けバイザー」を装着した写真
例:自転車用ヘルメットに「雨除けバイザー」を装着した様子。この上からレインウェアのフードをかぶる。

参考商品 上の写真にあるのは「YSB安全自転車生活さんの雨バイザー」。

付属のベルトで「頭に装着」「帽子に装着」または「ヘルメットに装着」できる雨除けバイザーで、雨の日の自転車通勤で使っている人が多いですよ。(※自転車用ヘルメットに装着する場合は、合う・合わないの相性があります。)

私はヘルメットに雨バイザーを装着した状態でメガネ・アイウェアが問題なく使えました。


参考商品雨用品の専門ブランド・カジメイクのレインバイザー」も使っている人が多いですね。

このカジメイクのレインバイザーは頭に直接装着するタイプなので、ヘルメットとの併用はできませんが、レインウェアのフードと併用すると万全です。


また、ヘルメットの下にかぶれる「ツバ付きのサイクルキャップ」も、かぶっていると雨が目元を直撃するのを軽減できます。前述の「ヘルメットカバー」と併用するといいですね。

参考商品TARO WORKS(TARO FIBER)のサイクルキャップ」はコスパの良さに定評があるキャップ。

顔や目元にあたる雨の軽減に「雨用バイザー」や「キャップのツバ」は一定の効果あり。

メガネ・アイウェアに付く水滴が減るので、視界確保・安全のためにも役立ちます。

6. フロントライト&テールライト(防水性も考える)

雨の日、無灯火の自転車は、周りからは本当に見えにくいです。(日中であっても)

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自分の存在を見落とされないように、雨天時は昼間でもフロントライト&テールライトを点灯・点滅しましょう。

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ここで、気を付けたいのが「ライトの防水性」です。ライトが雨で壊れることもありますよ。

高い防水性を持つライト」も販売されているので、雨に備えるなら防水機能のあるものを選びたいですね。

参考商品ブラックバーンの自転車用 防水ライト」は完全防水の自転車用ライト

参考商品キャットアイのTIGHT」は信頼性の高いリアライト。防水パッキン付きで、多少の雨なら平気です。

ライトの防水性をアップする工夫

自転車用ライトの多くは、少しくらい濡れても大丈夫なように作られていますが、安心して使えるのは小雨まで

完全防水をうたっている製品以外では、防水パッキン付きのライトでも浸水して壊れることがありますよ。

そこで、雨でライトが壊れるのを防ぐために、ちょっとした工夫をするのがお勧めです。

例えば、ライト本体に「ビニール袋」や「食品用ラップ」をかぶせて「輪ゴム」で留めれば、即席の防水カバーのできあがり。(写真下)

見た目は不格好になりますが、これなら大雨でもライトは壊れません

急な雨に備えて「ビニール袋と輪ゴム」を用意しておけば、いざという時に役立ちますよ。

ご注意
  • ビニール袋が透明でない場合はライトの光量が落ちるのでご注意を。
  • 大光量のフロントライトは発熱するので、ビニール袋が焼けるおそれがありますよ。耐熱性は食品用ラップのほうが高いと思います。

7. ネオンカラーの反射ベスト

雨天・曇天時の安全確保には、ネオンカラーの反射ベストを着用するのもオススメです。

ウィンドブレーカーなどの上からサッと腕を通すだけで簡単に視認性アップできます。

私は天気が良くない日には「蛍光イエローのベスト&ヘルメット」で周囲からの視認性アップを図っていますよ。

neon-color
ベストとヘルメット、そしてサドルバッグもネオンカラーで揃えた私の後ろ姿(友人カメラより)

反射ベストを選ぶ時は「リュックを背負っていても後方の反射部分が見えるもの」を選ぶの良いでしょう。

ちなみに、レインウェアやウィンドブレーカーの生地色が「目立つネオンカラー」であれば、周囲からの視認性は比較的高いかもしれません。しかし、生地色だけでなく、反射機能もあるとより良いです。
私はベストの「反射機能」も重視していますよ。反射材が付いた服は、ライトを点灯した車からとてもよく見えます

8. 雨天対応のチェーンオイル

雨でオイルが流れ落ちると駆動系のパフォーマンスが低下するので、

  • 雨の中を走ることが予想される時や、
  • 数日以上のロングライドには、

雨天対応のチェーンオイル」を使用するなどの対策もしておくのがお勧めです。

参考商品MOTULのチェーンルブオフロード」は耐久性が高いチェーンオイル。

もともとはバイク用に開発された高耐久オイルで、これが自転車にも有効なんです。

雨でも流れ落ちない油膜の強さを持ちながら、砂埃などの汚れは付きにくいという特長がありますよ。

1回注油すれば、雨天走行を含めても走行300km以上は潤滑性能が続きます。(ふつうのオイルは雨にうたれると1発で油膜切れする)

毎日、雨の日も自転車通勤をする人には、まさに最適なチェーンオイルだと思いますね。

  • 長期間、過酷な使用条件でも油膜切れしにくいので、チェーンが長持ちします。
  • メンテナンスがほったらかしになりがちなママチャリなどの実用車にこそお勧めできます。

9. 防水バッグまたはカバー

雨のなか自転車に乗るなら、荷物もすべて雨対策しておきたいですね。

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防水仕様の大きめバッグ」があれば、

  • ふだんはウェアのバックポケットに入れているものや、
  • 防水でないバッグに入れているものなど、

濡らしたくない荷物を1か所にまとめて雨から守れます

参考商品オルトリーブのメッセンジャーバッグ」は防水性では最も信頼できるアイテムの1つ。

オルトリーブの防水バッグは、災害などの緊急時には「バケツ代わりにして水が汲める」ほどの防水性と強度があることで知られています。

ちなみに私はオルトリーブの「防水パニアバッグ」「防水サドルバッグ」なども愛用中ですよ。(上の写真の自転車に装着しています)

また、手持ちのリュックに防水カバーを装着するという方法もあります。

参考商品ドッペルギャンガーのリュック用防水カバー」を使えば、雨が降ってきた時にだけ、いつものリュックに防水カバーを付けるという使い方ができます。

10. タオル

雨天走行後、雨で濡れたところを拭くタオルがあると便利です。

  • 顔や手
  • バッグの入り口
  • 濡れてしまったライト

などを拭けますよ。

収納時は「バッグを開けた一番上」に入れておくと必要な時すぐに使えるし、
もしバッグの開口部から浸水した時にも、まずタオルが水を吸ってくれます。保険になりますね。

参考商品今治タオルのhoshi」は、あの今治タオルのスポーツタオル。肌ざわりも吸水性も文句なしですね。

参考商品スワンズのドライタオル」は、吸水性・速乾性にすぐれた化繊タオル。ペラペラなのでかさばらず、乾くのも綿よりずっと早いです。

その他、水濡れ対策いろいろ

  • 貴重品は「ジッパー付き袋」に入れるなどして2重に防水する
  • スマートフォンは「防水ケース」に入れる
  • 濡れたものを入れるビニール袋を用意する

などなど、「必要だと思う水濡れ対策をすべてやっておく」ことで、雨の脅威はずいぶん小さくなりますね。

以上のような雨対策の手段を必要に応じて使いこなすことで、雨の日の自転車・サイクリングがほんの少し快適(マシ)になります。

もっとも、急な雨に降られたり、雨の中を走らずに済めば良いんですけどね…(笑)

今後また何か新しいアイテムや方法を見つけたら追記したいと思います。

まとめ

ということで今回は『雨のサイクリングを快適にする服装・装備・便利グッズ』などをまとめてご紹介してみました。

夏なら「寒くないから、濡れてもいいや」という時もありますが、
濡れると冷える時期のサイクリングには「雨で体を濡らさない装備」を用意しておきたいですね。

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その他、雨天下での「視認性アップ」や「自転車の性能維持」の観点でも雨対策をしておくのがベター。

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  • 「雨の日に自転車に乗る時」や
  • 「雨に降られる可能性が高い時」には、

ぜひこの記事を参考に「雨の中をより安全・快適に走れる用意」をして出かけていただければと思います。

それでは、快適な自転車ライフを!

こちらの記事もぜひ参考に

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