MENU
サイト内検索
すべてのカテゴリー
ふじたひであき
サイト運営者
兵庫県神戸市出身。自転車愛好家、フォトグラファー。

自転車のサイト『MINI VELO 道』ではミニベロとロードバイクの初心者向け情報や、楽しみ方を広げる話題などを紹介しています。自転車用品が好きで、最近は自ら製品開発にも関わっています。

下記SNSからお好みのものをフォローしていただきますと、新着情報・筆者の近況などをお届けします。
【Pickup】カジュアルな見た目の自転車ヘルメットのインプレ詳しくはこちら

自転車用スマホホルダーのオススメはどれ?ハンドルが広々使えるアウトフロント型が便利だった

当サイト内の一部のリンクにはアフィリエイトリンクが含まれます。

自転車のハンドルにスマホを固定する「スマートフォンホルダー」。

スマホをセットして、サイクリング中に地図やナビが使えるのが便利なんですよね。

私はこれまで色々なスマートフォンホルダーを使ってきましたが、
今回新たに試してみた「アウトフロント型のスマホホルダー」がとても使いやすかったので、オススメ選択肢の1つとしてご紹介しておきますね。

この記事で読める内容
  • 自転車用スマホホルダーには色々なタイプがある
  • 各種スマホホルダーを使い比べた感想をちょっと紹介
  • 「アウトフロント型」はハンドル周りがスッキリして便利
  • 詳しい使い方や注意点などを解説
もくじ

自転車用スマホホルダーには色々なタイプがある

自転車用スマホホルダーにも色々な種類・形状があって、選ぶ時には迷ってしまうもの。

使ってみないと良し悪しもわかりませんよね。ということで色々試してみました。

私がこれまで使ってきたのは以下のような製品です。

ミノウラのスマートフォンホルダー

信頼の日本の自転車用品メーカー「ミノウラ」の製品ということで購入しました。

スマートフォンホルダーとしての機能は十分でしたが、シンプルに使えない複雑な作りが好きになれませんでした。

サイズが複数あり、対応するハンドル径が異なるので、車種間で使い回しができない点もマイナスポイント。(2サイズ購入することになった)

本体の着脱や調節に少々手間がかかるのと、弱そうな樹脂製パーツが使われているので「いつか走行中に折れるんじゃないか」という不安から、私は使うのをやめてしまいました。

シリコンバンドタイプのスマホホルダー

シリコンバンドタイプのスマホホルダーは色々なメーカーから発売されていますが、中でもこちらは特にシンプルな作りが特徴の製品「BoneのBikeTie」。

丈夫で・柔軟性があるシリコン素材で作られたホルダーで、伸縮するので色々なサイズのスマートフォンに対応できるのがメリット。ハンドル径も選びません。

バリエーションとして「ステムに装着できるタイプ」もありますよ。

弾力があり、ガッチリ固定されないので、振動でブルブル動くこともありますが、スマートフォンに伝わる路面からの衝撃を緩和する効果も期待できます。

とにかくシンプルで・着脱も簡単。必要な時にサッと気軽に使えるのが便利で、現在も愛用中です。

スマホケースと一体構造のスマートフォンホルダー

スマートフォンホルダーの中にはスマホケースと一体構造のものもあって、私が使ってきたのはTiGRA Sport(ティグラスポーツ)の製品。

ハンドルにアタッチメントを固定して、スマホに専用のケースを装着することで、カチッとワンタッチで着脱できるのが特徴です。(ロック機構があるので、正確には2タッチ)

すばやく・確実に固定できるのが気持ち良く、安心感がありますね。

ただ、対応するスマートフォン機種が限定されるので、対応機種を持っていない人にとっては選択肢から外れてしまいます。

  • この他にも色々なスマートフォンホルダーを使ってきましたが、今回は割愛します。
  • 「スマホをハンドル上にセットするタイプ」は、ハンドル上の貴重なスペースをたくさん使ってしまうのが共通の欠点。それを解決するのが次のアウトフロント型です。

「アウトフロント型」のスマホホルダーも登場

上記のようなスマートフォンホルダーに続いて、最近新たに使い始めて良かったのが「アウトフロント型」の製品です。(比較的新しい製品)

「アウトフロント」というのは、ハンドルの前方に飛び出すような形状のこと。

このタイプのスマートフォンホルダーを使えば、ハンドルの中央・ステムの前方にスマホをセットすることができますよ。

アウトフロント型のスマホホルダー|参考製品

私が現在使っているのは、Amazonで多数販売されているこちらの製品。

アウトフロント型のマウント】に【シリコンバンドタイプのホルダー】が組み合わされたスマホホルダーです。

上でご紹介した「シリコンバンドタイプのスマホホルダー」の特徴も一部持っていて、扱いやすい製品ですよ。

以下、このスマホホルダーの使い方・使用感などをご紹介しますね。

アウトフロント型の使用感・インプレ

アウトフロント型スマホホルダー(上記製品)について、実際の使用感や、使ってみて気付いたことなどをお伝えします。

ハンドル上が広々、貴重なスペースを有効に使える

アウトフロント型は、従来の「ハンドル上にセットするタイプ」と比べてハンドル上のスペースに余裕があります。

貴重なスペースをスマートフォンで占領しないので、ライトやサイコンなど他のアクセサリーとの共存が可能ですよ。

こんなふうに、少ないスペースで複数のアクセサリーを併用できるのが良いですね。

前寄りにあることで、地図・ナビが見やすい

従来の「ハンドル上にセットするスマホホルダー」だと、スマホの位置が近すぎて、画面が見にくいんですよね。ステム上にセットするタイプも同様です。

地図やナビは、走行中に注視するものではなく、一瞬チラッと視線を落として見るものですが、ハンドル上にあると視線の移動距離が長くて見にくいというわけ。

アウトフロント型のスマホホルダーを使うと、スマホがもっと前寄りにくるので、地図・ナビが見やすくなりますよ。

スマホの向きをタテ・ヨコに変えられるのが◎

ホルダー部分を回転させることで、スマートフォンの向きをタテにもヨコにもできます。

カチカチッとしたクリック感があって、お好みの角度でしっかり止まりますよ。

縦or横にすることで、隣り合うライトやサイコンなど他のアクセサリーとの位置関係を都合することができるので、地味に重宝する機能です。

ステムサイドポーチとの併用も可能

「ハンドル上やステム上にセットするタイプのスマホホルダー」は、ハンドル周りに装着するアイテムとの併用が難しい場合があります。

でも、アウトフロント型のスマホホルダーなら、例えば「POTA BIKE ステムサイドポーチ」などの便利なアイテムとの併用も可能です。

ドリンクボトルの出し入れにも干渉しない

ステムサイドポーチを併用すれば、モバイルバッテリーを収納してスマホを充電しながら使うこともできますよ。(おすすめの使い方)

工具不要でハンドルに着脱できるのが便利

スマートフォンホルダーにも色々あって、着脱に工具を要するものもあります。

一方、こちらの製品は工具不要で着脱できるので、必要な時にサッと装着したり、輪行時などじゃまになる時にはその場ですぐに取り外すことが可能です。

ワンタッチとはいきませんが(固定レバーのネジをグルグル回す必要はある)、よく着脱する人にとっては工具不要で着脱できるのは嬉しいポイント。

◎その他、旅行先でレンタサイクルなんかにも手早く装着できるので便利だと思います。

装着可能なハンドル径の範囲が広いのが◎

この製品の対応ハンドル径は15~30mmと記載されていましたが、実際にはロードバイクの31.8mm径のハンドルにもギリギリ装着可能。

私の手持ちの自転車では、

  • クロスバイク(Φ25.4mm)
  • ミニベロロード(Φ26mm)
  • ロードバイク(Φ31.8mm)

に装着できました。

◎ちなみに、26mm未満のハンドルに装着する時にはシム(製品に付属)を使用します。

ズレ・滑りが気になる時は、ひと工夫で解消できる

正常に装着できていれば、走行中にズレてくることはほぼ無いのですが、ハンドル表面との相性によってはズレやすいことも。(ツルツルしていたり、微妙に細い場合など)

ズレ・滑りが気になる時は「滑り止めゴムシート」をハンドルに貼り付けることで改善できますよ。

パタパタ音が気になる時は、ひと工夫で解消できる

走行中の振動でスマホとホルダーの接触面から「パタパタ」というかんじの音がすることがあります。

これはスマホとホルダーの「面と面」が付いたり・離れたりすることによって「手拍子」のような状態が起きているようです。

気になる場合は「スポンジテープ」を貼り付けるなど、間に何か挟むことで解消できますよ。こちらも必要な場合はお試しあれ。

この製品に欠点や注意点はある?

私の使用状況においては、特にこれといった欠点は見当たりませんが、1つだけ、
クランプ部分とケーブル類との干渉に注意」ということをお伝えしておきます。

工具不要で着脱できるというメリットの代償として、クランプ部分が大きく飛び出ているので、
ブレーキ/シフトケーブル類がクランプ固定位置を通っている場合は、干渉する可能性がありますよ。(ドロップハンドルは要注意)

筆者のロードバイクに装着した様子。問題なく付いていますが、ケーブルには接触しています。取り付け時にはレバーを回すスペースも必要ですよ。

また同様に、フロントバッグなどハンドルに密着するタイプのアクセサリーには、スマートフォンホルダーが一部食い込む格好になる場合があります。

装着予定の自転車をチェックして、問題なく使用できるかどうかを事前に確認しておきたいですね。

◎「ハンドル径が対応範囲内」で「取り付け時にケーブル類と干渉する心配がない」のであれば、問題なく使用できると判断できます。

【総評】コストパフォーマンスに優れ、気軽に使える製品

この「アウトフロント型スマホホルダー」。基本的に使いやすく、アウトフロント型のメリットが手軽に実感できる製品だと思います。

とても安価でありながら、通常使用においては必要十分というかんじ。

パーツに「シリコンバンド」や「ゴム」を含むので、使用時の「カッチリ感」はありませんが、振動吸収性というメリットにつながっている一面もあるので、マイナスポイントではないと思います。

アウトフロント型スマホホルダーの使用感は、従来のハンドル上にセットするタイプとは一味違います。

スマホホルダーを装着しつつ、ハンドル周りの機能性も両立するための、有効な選択肢の1つになるでしょう。

製品の品質・信頼性などについて(筆者の見解)

今回ご紹介したアウトフロント型スマホホルダー製品について、
その品質や安心感・信頼性はどうか?という視点で私の見解をお伝えしておきます。

シリコンバンドは切れない?

シリコンバンド部分が細いので、切れてしまわないかと不安になりますが、同様のシリコンバンドが切れたという経験はいままでにないので、基本的には大丈夫だと考えています。

同様のシリコンバンドを採用した製品は他にも多数販売されていますよ。

弾力があるので、振動が原因で破損する可能性は低いです。

考えられるとすれば、「初期不良」や「スマホ着脱時の引っ張り過ぎ」が原因で破損する可能性はあると思います。

キズや経年劣化によっていつかはダメになるのだと思うので、シリコンバンドに1箇所でも傷みを見つけたら、その時点で使用を中止すれば大事には至らないはずです。

樹脂パーツの耐久性は?

本体のクランプ部分・アーム部分は強化プラスチック製

ライトなど自転車用アクセサリーの多くは樹脂製パーツで固定されていて、それが走行中に突如破損するというケースを聞いたことがありません。したがって、こちらの製品も通常必要な強度・耐久性を有していると考えられます。

また、この製品の樹脂パーツ部分は、通常のマウント類よりもかなり太く・厚く作られています。強度を重視して設計されていることがうかがえますよ。

品質に問題はない?

たいへん安価な商品なので、一定の割合で不良品等が含まれる可能性はあると思います。これは販売価格から考えれば仕方のないことではないでしょうか。

購入される場合は、使用を開始する前にキズや成形不良がないことをチェックされることをお勧めします。

万が一、初期不良品に当たってしまった場合は、Amazonは返品が可能ですよ。

原産国・メーカーに不安は?

本製品は中国製で、当ページでご紹介している商品ページはメーカー直営店のページです。日本語の説明文がちょっとおかしかったりしますが、怪しい業者ではないと思います。

私は個人的には中国のメーカー・業者に対して良いイメージを持っていませんが、
スマートフォンホルダー・他、このような製品のほとんどは中国製なので、変に毛嫌いしていては何も買うものがなくなってしまいます。

誠実に商売をされている業者さんのようですので、特に問題や心配はないと思います。

  • 上記は私の率直な見解ですが、私も一消費者ですので強度・耐久性・信頼性等については保証いたしかねます、ご了承ください。
  • 今後もし何か問題が起きた場合は、その旨を追記・お知らせしますね。

類似商品にご注意(付属品が付属しない例も)

今回ご紹介した製品と「同じ形の製品」が別の業者から販売されている場合がありますが、
類似品には「ハンドル径調節用のシム」が付属しないことがあるので注意が必要です。(類似商品を買って確認しました)

当ページでご紹介している「メーカー直営店の商品」には、シムがちゃんと付属していますよ。

購入される際は、商品ページの説明や画像をよく確認して、シム(またはガスケットと表記)が付属していることをチェックしてみてくださいね。

その他、関連する情報

スマホの電池切れが心配?解決方法はコレ

スマートフォンで地図やナビを使うと気になるのがバッテリーの問題。地図・ナビアプリはバッテリーの消耗が激しいんですよね。

そんな時は「POTA BIKE ステムサイドポーチ」を装着すれば、ハンドル近くにモバイルバッテリーを収納して、USB給電しながらスマートフォンを使えますよ。

サイクリング中のスマホの電池切れ対策は「ステムサイドポーチ+モバイルバッテリー」と覚えておいてくださいね。

公式「POTA BIKE ステムサイドポーチ」の詳しい紹介ページはこちら

高価だが、より洗練されたアウトフロント型マウントも

アウトフロント型のスマホホルダー類は他にもあって、QUAD LOCK(クアッドロック)のアウトフロントマウントは無視できない製品。

記事前半でご紹介した「スマホケースと一体構造」のスマホホルダーと同様で、ハンドルにアタッチメントを固定して、スマホに専用のケースを装着することで、カチッとワンタッチで着脱できるのが特徴です。

たいへん優れたアイテムなのですが、やや高価で、しかも専用スマホケースは別売となっているため、導入はスマホホルダーにかけられる予算次第。

まとめ

ということで今回は「自転車用のスマートフォンホルダー」について、
「アウトフロント型の製品」や「その他関連する情報」をまとめてお伝えしてみました。

スマートフォンホルダーには色々な種類があるので、使い比べてみたり、じっくり選ぶのも面白いもの。

また、自転車の種類によっても「合う・合わない」があると思うので、装着する自転車のハンドル周りに合わせて、適したタイプを選びたいですね。

あなたはどのタイプのスマホホルダーを選びますか?

ご紹介した内容が、あなたの用品選びの参考になれば幸いです。

それでは、楽しい自転車ライフを!

今回ご紹介した製品

今回ご紹介した「アウトフロント型のスマホホルダー」はこちらの製品です。Amazonで購入できますよ。

記事がお役に立った時は、SNSでシェアしていただけると励みになります
もくじ