ブロンプトンにキックスタンドを装着すると使い易さが120%に上がります
BROMPTONにスタンドを付けると超便利
ブロンプトンにキックスタンドを装着したら、すごく便利になりました。
スタンドがあれば、
- どこかに立て掛けなくても、
- ブロンプトンを「お座りスタイル」にしなくても、
そのままでブロンプトンを停められるんです。(すごく当たり前)
ということで今回は、
- 筆者がブロンプトンに装着してみたキックスタンドのご紹介
- キックスタンドがあるとどんな時に便利なのか?
などを簡単にお伝えしてみます。
ブロンプトンにもキックスタンドがほしい!
自転車の「キックスタンド」は街乗り自転車のマストアイテム。
- 乗り降りする時
- 荷物を積む時
- 停めておく時
スタンドが無いと「どうしよう?」と困る場面は多いはず。
例えばママチャリに停めておくためのスタンドが無かったら困りますよね。
ブロンプトンにはスタンドがない
私は、ブロンプトンを「折り畳みママチャリ」だと考えています。つまりスタンドは必要なもの。
ところが、ブロンプトンにはキックスタンドが装備されていません。
後輪部分をクルッと折りたたんで「お座りスタイル」にすれば自立するので不要というのがブロンプトン流。
スタンドが無いと本当に不便なので、装着することに
「お座りスタイル」で自立するとはいえ、実際にはブロンプトンを停めるたびに後輪を折り畳むのは面倒だし、車体を立て掛けておける場所があるとも限りません。
また、リアキャリアに荷物を乗せる時や、すでに荷物が乗っている時は「お座りスタイル」にはできませんよ?
「自転車を降りて停める」、たったそれだけのことが自然に出来ないのは不便ですよね。
これはもう、キッククスタンドがあったほうが絶対に便利なので装着しちゃいましょう。
ブロンプトンにスタンドを装着してみた
ということで、ブロンプトンにキックスタンドを付けてみました。
このキックスタンドは、大阪にあるバイクフライデーやブロンプトンを取り扱う自転車屋さん「イトーサイクル」でブロンプトン用に用意されているスタンドです。
BD-1用のスタンドを流用している
このスタンドは自転車部品メーカー「ミノウラ」のキックスタンド製品で、「BD-1」用にラインナップされていたものをブロンプトンに合うように少し手を加えてあるそうです。重さは約160g。
ブロンプトンのホイール径(16インチ349)と、BD-1のホイール径(18インチ355)は、大きさがほぼ同じなので、キックスタンドの流用が可能ってことですね。
- スタンドの固定位置がズレないように付いている「回り止めのボルト」が変更されています。
- スタンドを上げた時に先端がタイヤとスレスレなので、タイヤから離れるようにスタンドの根元にスペーサーとして「ゴムリング」が付けられています。
- 外装2速モデルに装着した場合、そのままではフレームにダメージが発生するため、外装2速モデルに取り付けると伝えればさらに別途切削加工が施されます。
- 2016年夏以降、ミノウラのスタンドがマイナーチェンジされたことにより取り付け角度が前方に傾くようになってしまったため、スタンドが最適な角度になるよう加工されています。
見た目もいいかんじ
見た目、悪くないですよね。マットシルバーの外観は、リムやリアキャリアフレームの銀色と合っていて、違和感や野暮ったさがないです。
「ダサい」とか「似合わない」という理由・先入観でスタンドを装着しない人もいると思います。私もダサいのは嫌だな。でもこのスタンドならアリだなって思いました。
全然はみ出さないので、折り畳みにも全く問題ありません
下の写真は、スタンドを上げた状態で上から見た様子。
標準のシルエットから全然はみ出さないので、折りたたみサイズは変わらず、輪行袋にも問題なく収まります。
重量増などのデメリットよりも、メリットの方が大きかった
自転車にパーツを追加するとき、その「見た目」や「重量」が気になる人もいますよね。私もそう。
でも今回のキックスタンドは、付けてみると見た目は全然悪くないし、重量はたったの160g。
デメリットよりもスタンドがあることのメリットのほうが遥かに大きいことが解りました。
ブロンプトンの使い易さが120%になった
ブロンプトンにキックスタンドを装着したらどうなったか?
- 立てかける場所がなくても、立てて置ける。
- ちょっと停めたい時にすぐ停められる。
- お座りスタイルにする必要はない。
- 荷物を積む時も立っていてくれる。
などなど、スタンドが無いと困る場面がすべて解決できました。
写真を撮る時、スタンドがあると捗ります
私は写真が趣味なので、「写真を撮る」という場面でのスタンドの便利さを少しお伝えしてみます。
ブロンプトンに乗っている人って、写真が好きな人が多いように思います。
ブロンプトンを置いて風景と一緒に写真を撮る時、「お座りスタイル」で撮るとか、どこかに立て掛けて撮るとか、それもいいんですけど、毎回それだと“撮れ高”上がらないですよね。
ブロンプトンの「お座りスタイル」の写真を見て「可愛い」とか「ブロンプトンだね」と微笑ましく思うのはブロンプトンユーザーやブロンプトンをよく知っている人だけで、
実は「自転車らしいシルエット」を見せた写真のほうが写真映えするし一般ウケは良いみたいです。
スタンドが無い不便さに縛られずに、撮りたい写真を撮りましょうよ。
スタンドがあれば、好きな場所で・撮りたい構図で撮れますよ。
ブロンプトンと一緒に旅をして、素敵な写真を残したい人には、特にキックスタンドの装着をおすすめしたいですね。
まとめ|キックスタンドがあると便利ですね
ということで今回は「ブロンプトンにもキックスタンドを装着すると便利」ということについて、お話してみました。
その他、スタンドがあることの便利さについては、いまさら詳しくお話しする必要はないと思います。
あるか・ないか、それによって便利か・不便かというだけの話です。
ブロンプトンは、便利さ・使い勝手が武器の実用車です。スポーツ自転車とは違うところに魅力があるんですよね。だったらそれを最大限に活かしたい。
「スタンドを付けたくない特別な理由」があるのでなければ、この便利さは誰にでもオススメしたいです。
スタンドを装着すれば、ブロンプトンの使い易さが120%に上がりますよ。
今回ご紹介したキックスタンド=旧製品(後継製品は下に別記)
今回ご紹介したキックスタンドは、下記の「ミノウラのBD-1用のスタンド SLMV-1」を少し加工したものです。
このスタンドを加工せずに、買ってそのままブロンプトンに使っている人もいるようですが、いくらか手を加えた方がベターだと思います。
ご参考までに、製品のリンクを貼っておきますね。(※在庫の有無は不明、購入後かんたんな加工が必要)
私が使っているスタンドは、大阪にあるバイクフライデーやブロンプトンを取り扱う自転車屋さん「イトーサイクル」の店頭で、加工済みのものを購入しました。
【追記】より新しい製品が発売
この記事を公開したのは2015年。その後、2019年の秋頃に、上記製品をBROMPTON用にマイナーチェンジした新製品がようやく発売されました。
BROMPTON用に最適化されているので、基本的には加工なしで使えます。
さらに新しい製品 SLMV-3
上記の追記(オレンジ色の枠内)の問題を解決した製品「SLMV-3」が発売されました。Pラインのブロンプトンに装着する場合は、今後は「SLMV-3」を選択すると良いでしょう。
これから新規で購入する場合は、旧製品「SLMV-1」よりも「SLMV-2」のほうがお勧めです。
(追記:さらに、Pラインの車体に装着する場合は「SLMV-3」が対応しています。)
ショッピングサイトの検索結果では、旧製品「SLMV-1」が表示されることがあるので、購入時には品番を確認してください。
ちなみに、新製品「SLMV-2」が発売された当時、私にはすぐに必要なかったので購入しませんでしたが、2021年に旧製品「SLMV-1」から「SLMV-2」に交換しました。
前述の通り、私は旧製品「SLMV-1」から「SLMV-2」に交換しましたが、
実は「イトーサイクルで加工されたSLMV-1」には“あるメリット”があることに気付いたので、戻そうかと考えています。(これを追記時点で)