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ふじたひであき
サイト運営者
兵庫県神戸市出身。自転車愛好家、フォトグラファー。

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英式バルブでも空気圧計測を可能にするエアチェックアダプターの使い方などを解説

「パナレーサー・エアチェックアダプター」の写真

自転車空気圧管理に役立つアイテム「パナレーサーのエアチェックアダプター」について、まだ知らない人のために改めてご紹介します。

「パナレーサー・エアチェックアダプター」のパッケージ写真

次のような人にオススメです

  • 自転車のタイヤの空気を入れる部分が「英式バルブ」である
  • 英式バルブだから空気圧が測れない、どのくらい空気を入れて良いかわからない
  • タイヤの空気圧を計測・調節してパンクを予防したい
  • 家族の自転車が英式バルブで、よくパンクする

(仏式バルブ・米式バルブが付いている自転車には必要ありません。)

「パナレーサー・エアチェックアダプター」の写真

エアチェックアダプターを使うと、次のようなメリット・結果が得られます

  • 英式バルブの自転車でも空気圧の計測・調節が可能になります。
  • 空気圧管理が可能になることで、パンクの予防につながります。

今回は、そんな便利な「エアチェックアダプター」の使い方などについて解りやすく解説します。

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もくじ

英式バルブは空気圧を計測できない→パンクを招く

自転車のタイヤのパンクを予防するためには、タイヤの空気圧を適正範囲内に調節して保つことが大切です。

自転車のタイヤの空気圧を計測・調節しようと思った時に問題になるのが「エアバルブの種類」です。

自転車のタイヤの空気を入れる筒状の部分がエアバルブで、エアバルブには次の3種類があります。

英式バルブ・仏式バルブ・米式バルブを並べた写真
※転載禁止
  • 英式バルブ:
    大衆向けの一般自転車(ママチャリ)や安価な自転車に多く使われている。空気圧を計測できない
  • 仏式バルブ:
    ロードバイク、ほかスポーツ自転車などに採用される。空気圧を計測できる
  • 米式バルブ:
    MTB・クロスバイク、ほかスポーツ自転車などに採用される。空気圧を計測できる。(車・バイク等と同じバルブ)

◎ミニベロ・折りたたみ自転車においても、安価な車種には英式バルブが、比較的高価な車種には仏式or米式バルブが採用される傾向がありますね。

上記の通り、高価なスポーツ自転車などに採用される「仏式バルブ」と「米式バルブ」は空気圧を計測できます

いっぽう、多くの人が乗るママチャリなどに採用される「英式バルブ」は構造上、正常に空気圧を計測できません

英式バルブに空気入れを接続した様子。空気圧計は正しい値を表示していない。
英式バルブでも空気圧計の針は動くが、正しい値が表示されないので注意したい。

英式バルブでは空気圧計測ができないので

  • 「なんなく、テキトーに空気を入れている」
  • 「とりあえず、目一杯に空気を入れているつもりだ」
  • 「指で押した時の硬さ・感覚だけを頼りに空気を入れている」

という人がほとんどだと思います。

たいていの場合、「このくらいでいいだろう」という感覚は適正空気圧よりも低いので、空気圧不足がパンクの原因になります。

逆に、空気の入れ過ぎ(=空気圧が高過ぎ)もスリップや破裂の危険があるので、空気圧が高ければ良いというものでもありません。

ということで、「タイヤの空気圧が計測できない・わからない」というのは、とても不便なことですね。

エアチェックアダプターで空気圧管理が可能になる

「英式バルブ」は、そのままでは空気圧の計測・調節が困難ですが、『エアチェックアダプターを』使うことで、英式バルブを米式バルブに変換して、空気圧管理が可能になります。

「パナレーサー・エアチェックアダプター」の写真

「エアチェックアダプター」はこのような小さな部品で、英式バルブに装着して使います。

空気入れもアップデートが必要?

エアチェックアダプターを装着した後は「米式バルブ対応の空気入れ」を使う必要があります。英式バルブ専用の空気入れは使用できません。(ポンプヘッドが米式バルブに対応しているか要確認)

さらに、空気圧を計測・確認するためには、空気入れにエアゲージ(空気圧計)が付いている必要があります。(または、米式バルブ対応のエアゲージを使用)

お手持ちの空気入れが「米式バルブ」に対応していない場合や、「空気圧計」が付いていない場合は、この機会に新調する必要がありますね。

取り付け手順

エアチェックアダプターの取り付け手順は簡単です。

ダホンD-Zeroのフロントホイール付近を写した写真。ホイールには英式バルブが付いている。

今回の写真は、私の友人が乗るダホンのセミフォールディングバイク「D-Zero」にエアチェックアダプターを装着した時の様子です。

1. 英式バルブのキャップ・ナット・ムシを外す

初めにバルブが下に来るようにすると作業がしやすいですね。

バルブが下側になるようにした様子

そして、これが英式バルブ。日本ではママチャリ・安価な自転車などで広く一般的なエアバルブです。

英式バルブの写真
今回の写真ではバルブが変に短いですが、これはリムとの相性によるもので、普通はもう少し長く露出します。

先端のゴムキャップを外して、その下の袋ナットを緩めると、いわゆるムシ(正式名称はプランジャー)が外れます。

英式バルブを分解した様子

英式バルブを分解すると、この段階で、タイヤの空気は全部抜けます。

注意点メモ

  • ナットを緩める時は、ゆっくり回したほうが安全です。素早く緩めるとナットやムシが空気の勢いで飛んでいくことがありますよ。
  • 勢いよく空気が出ていく時に、ゴムのニオイや、中の粉塵などが噴き出すことがあるので、気になる人はベランダや屋外で作業したほうがいいかもしれません。
  • 上の写真から解る通り、いったん空気が抜けてタイヤがぺちゃんこになります。電動アシスト自転車など重量がある自転車の場合は、この時にタイヤの中のチューブを傷める可能性があるので、スタンドを使うなどして、作業するタイヤに荷重が掛からないようにしましょう。

2. エアチェックアダプターの部品を取り付ける

英式バルブを分解したら、エアチェックアダプターを装着します。

エアチェックアダプターの内側の部品(インナーアダプター)を挿し込んだ様子

バルブ部分にエアチェックアダプターの内側の部品(金色の部品)を挿し込みます。

その上から、外側の部品(米式バルブ)をネジ込みます。

エアチェックアダプターが装着完了した様子

これで、英式バルブから米式バルブに変換完了です。

  • 米式バルブになったので、「空気圧計」に正しい値が表示されるようになります
  • つまり、タイヤの空気圧をチェック&調節できるようになりました

なお、ここまでの作業でタイヤの空気が抜けている状態なので、空気を入れるところまでが作業です。

使い方:空気を入れて、適正範囲内に保つ

1. 空気入れを接続する

エアチェックアダプターに「米式バルブ対応の空気入れ」を接続します。

エアチェックアダプターを介して、米式バルブ対応の空気入れを接続した様子

2.【確認】タイヤ側面の空気圧表示を確認する

タイヤに空気を入れる時は、その「空気圧」がポイントです。

適正な空気圧の範囲はタイヤ毎に定められています。(車種ではなくタイヤ製品によって決まっている)

タイヤの側面をよく見ると、指定空気圧が必ずどこかに表示されていますよ。確認してみましょう。

タイヤ側面の指定空気圧の表示を示した写真
とても見にくいのですが、こんなかんじで印字されています。

写真のタイヤには【40~65psi、2.8~4.6kgf/cm2、280~460KPa】と表示されていました。(タイヤ製品によって表示内容や数値は異なります)

  • 難しく見えるかもしれませんが、これは「同じ空気圧を、異なる3通りの単位で表示」してあるパターンです。
  • 空気圧計にも、普通は2~3通りの単位が表示されているので、いずれか1つ、単位が合う値を読めばOKということです。

長さの単位に「センチメートル」と「インチ」があるように、空気圧にも色々な単位があります。色々な単位が混在しているので、一般に複数の単位が表示されています。

今回、この記事の写真では、上で確認した複数の単位・数値の中から、単位「KPa」を基準にしました。(下記参照)

3. 指定範囲内まで空気を入れる

①空気入れを接続して、②空気圧表示を確認したら、空気入れをポンピングして空気を入れます。

空気圧計のフロアポンプで空気を入れる様子

空気が空っぽの状態から入れていくのでちょっと大変ですが、頑張りましょう。

空気圧計を見ながら、空気圧が適正範囲内に収まるように空気を入れていきます

空気圧計の針がおそよ400KPaを示している様子

上の写真の空気圧計の針が指している数値は「約400KPa」。

このタイヤの側面に表示されていた指定範囲「280~460KPa」の範囲内であり、高過ぎ・低過ぎということもない無難な数値です。

上の写真は「前輪」でしたが、同じようにして「後輪」にも適正範囲内に空気を入れます。

空気圧計付きのフロアポンプを使って後輪に空気を入れる様子

前輪・後輪ともに、空気圧を適正範囲内にできたら、作業は完了です。

4. ときどき空気圧をチェックして適正範囲内に保つ

もともとは英式バルブが付いていたタイヤでしたが、エアチェックアダプターを使うことで、ちゃんと空気圧管理ができるようになりました

空気を入れる作業が完了して、エアチェックアダプターにキャップを装着した様子
空気を入れ終わったら、先端の「キャップ」を付けるのを忘れずに

以後は、

  • ときどき空気圧をチェック&調節して、
  • タイヤ毎に定められた適正空気圧の範囲内をキープしておくと、

パンク予防などの効果が期待できますよ。

「空気圧の単位」や「空気圧の調節方法」などについて、より詳しくはこちらのページで解説しているので、あわせて参考にしてください。

まとめ

英式バルブが採用されている自転車でも、「エアチェックアダプター」を使えば、空気圧をチェック&調節できるようになります。

エアチェックアダプターを介して空気圧管理している様子

「タイヤの空気圧をちゃんと調節したいのに、英式バルブだから空気圧が測れないし、どのくらい入れて良いかわからない…」という人は、エアチェックアダプターを使ってみてはいかがでしょう。

比較的少ないコストで、自転車のタイヤの空気圧管理の問題を解決してくれるアイテムですよ。

以上、お届けした内容が参考になれば幸いです。

予備情報

ちなみに、英式バルブをはじめ「エアバルブ」は、タイヤの中に入っているタイヤチューブに付属しています。(チューブレスタイヤを除く)

つまり、エアバルブの種類を別の種類に変えるベストな方法は、タイヤチューブごと交換することです。私も時々、バルブの種類変更を兼ねてチューブ交換することがあります。

しかし、タイヤチューブの交換は費用が掛かりますし、初心者さんは自分でできないことも多いでしょう。また、タイヤサイズによっては英式バルブが付いたチューブしか選択肢がない場合もあります。

そのような色々な面倒なことを省いて手っ取り早く解決する手段として「エアチェックアダプター」はちょうどいい解決策だと言えるでしょう。

今回ご紹介した製品

ちなみに、エアチェックアダプターには「キャップ部分が簡易エアゲージになっているタイプ」もありますが、私はシンプルな「米式バルブに変換するだけのタイプ」をお勧めします。

エアチェックアダプターを使用する際に必要な用品

本文中でも説明しましたが、エアチェックアダプターを使うためには「米式バルブ対応の空気入れ」が必要です。

また、空気圧をチェック&調節するためには「空気圧計付きの空気入れ or 米式バルブ対応のエアゲージ」が必要です。

下記のような製品が対応しているので、必要に応じて用意しましょう。

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