自転車のベルをお洒落にしたい人に、レトロなデザインの「E-Neベル」をお勧めしたい
自転車のハンドルを握ると、いつも手の近くにある「ベル」。
自転車のベルをもっと素敵に・おしゃれにしたいと思っている人に、いま私がお勧めしたいのは、古風で美しい外観にこだわった日本製のベル、Crane Bell(クレーンベル)の「E-Neベル」。
とても素敵なベルなので、個人的にお気に入りアイテムの1つになりました。最近新たに追加購入したので、箱などが揃っているうちに写真を撮ってご紹介することにしました。
ということで今回は、Crane Bellの「E-Neベル」について、
- 製品の概要
- 音を収録した動画
- 取り付け方法の説明
- 2台の自転車での装着例写真
などをお届けします。
「クラシカルな自転車パーツ」を好む人や、「おしゃれな自転車用ベル」を探している人の参考になればと思います。
Crane Bell「E-Neベル」の概要
Crane Bell(クレーンベル)は、日本に拠点を置く高品質な自転車用ベルのブランドです。
ブランド名にある英単語「Crane」とは、鳥の「鶴」のこと。
製品パッケージや公式サイトにも、鶴をモチーフにしたブランドロゴが見られます。
日本文化の中で古くから大切にされてきた「鶴」をブランド名に冠しているところに、メイドインジャパンの誇り高さを感じます。
Crane Bellの製品は世界中で人気があるそうで、公式サイトも全世界向けに公開されているので、公式サイトの文章等はすべて英語です。
ちなみに、ネットでCrane Bellを検索すると読み方を「クランベル」と書かれているページ等が多いですが、英語の発音をカタカナで書くと「クレーンベル」がより近いです。読み方を「クレーンベル」と書かれているページもあります。ブランドとしての正式な読みはどうなんでしょうね。現時点では、私は「クレーンベル」が正しそうだと思っているので、このページではクレーンベルと書いています。
「E-Neベル」という製品
E-Ne Bell(いいねベル)は、Crane Bellの中でも特に人気がある製品だと思います。
普通にハンドルバーに装着するタイプなので、自転車にもともと付いているベルとの置き換えが簡単です。
レトロ・クラシカルなデザインが魅力
「E-Neベル」は、とても古風な外観です。私を含めて、こういうのが好きな人にはたまらないデザインですよね。
特に、写真にある「金色」や「銀色」のものはレトロ感満点で、実物を見ていると惚れ惚れするような魅力があります。
音が鳴るドーム部分の直径は37mm。小さくて可愛いけれど、2度見してしまうような存在感がありますよ。
◎自転車に装着した写真は記事後半でご覧いただけます。
好みのカラーと質感が選べる
「E-Neベル」には、「色」と「素材」「表面仕上げ」が異なる複数のバリエーションが用意されています。
上の写真には、すべてのバリエーションが揃っているわけではありませんが、大別すると「金・銀・銅・黒」の系統があります。
そして、同じベース色でも、
- 艶々ピカピカの「鏡面仕上げ」
- ブラシで傷を付けて艶を抑えた「ブラシ仕上げ」
などのバリエーションがあります。
一部のカラーには「艶消し塗装」や「メッキ仕上げ」も採用されています。
同じ形状なのに、色や質感が違うことで、こんなにも色々な表情を見せてくれるんですね。どれが自分の自転車に一番似合うか、じっくり見比べて吟味するのも面白いです。
音が美しい(材質によって音が異なる)
「E-Neベル」は、カラーによって使われている金属素材が異なります。
素材は「真鍮」か「アルミ合金」のいずれかで、素材によってベルの音も異なるんです。
ということで、聴き比べ動画を撮ってみました。
どちらも良い音ですが、
- アルミの方が音程が高く、爽やかな印象で、
- 真鍮のほうが余韻が長く、心に染み渡るような印象です。
上記は私個人の感想ですが、同じように感じる人は多いのではないでしょうか。
「実物を耳で聴く音」と「動画で聴く音」は結構違うかもしれませんが…、「音の傾向」や「音色の違い」はお解りいただけると思います。
なお、素材によって比重が異なるので、同じE-Neベルでも、アルミのほうが軽くて、真鍮の方が少し重たいです。
全てのカラーバリエーションと、各カラーの素材等については、公式サイトの製品情報ページで確認できます。
メモ:パッケージから製品を取り出す方法
「E-Neベル」は、ご覧のように「製品が丸出し」の状態でパッケージに固定されています。
製品が外れないように固定されているので、取り出し方を知らないと、人によってはイライラするかもしれません。
ということで、箱から取り外す方法をお伝えしておきます。
1. 箱を底から開ける
箱の底部分を開けると、このような状態になっています。
ハンドルバー代わりの紙管に、ベルの金属バンドが固定されていることがわかります。
2. ベルの頭のボルトを緩める
ベルの頭の中心のボルトを緩めると、金属バンドが外れます。
すると、こんなふうに箱から「ベル本体」と「金属バンド&ナット」と「紙管」が分離できます。
◎以前、「箱から取り出す方法が解らなくて困った」というような話をネットで見かけました。ということで、念のために取り出し方をお伝えしました。
取り付け手順
1. マウント部品をハンドルに仮組みする
ハンドル上の「E-Neベル」を取り付けたい位置に、「金属バンド」と「四角いナット」を写真のように仮組みします。
取り付けできるパイプ径は、Φ22.2~31.8mmであると、製品の公式情報ページに記載されています。(この記事の編集時点において)
2. ベル本体を乗せてボルトを締める
ベル本体を乗せて、ナットのネジ穴にボルトを合わせて、ボルトを締め込みます。
◎この時、ボルトを本締めする前にベルのハンマーを親指で動かして、操作感を確認します。必要に応じて、操作しやすい位置・角度に調節します。
位置が決まって、しっかり固定できたら取り付け完了です。
◎取り付け部品の金属バンドは、一般的な樹脂製のマウント部品よりもずっと細いので、目立たず・スッキリした印象が得られますね。
装着例|ラレーRSPとダホンD-Zeroに装着
今回は、2台のミニベロ「ラレーRSP」と「ダホンD-Zero」に、「E-Neベル」を装着した外観をご覧いただきます。
Before|交換前のベル
以下は、「E-Neベル」に交換する前に、自転車にもともと付いていたベルの写真です。
ラレーRSPに標準付属していたベル
ダホンD-Zeroに標準付属していたベル
自転車を購入すると標準で付属してくるベルは「おまけ」みたいなものなので、見た目もそれなりにチープなものです。自転車をおしゃれに見せたいなら、目に付きやすいハンドル周りは整えておきたいですね。
After|E-Neベルを装着した様子
こちらは、クロモリフレームのミニベロロード、Raleigh(ラレー)のRSP。
クラシカルな外観のこの自転車に、金色に輝く「E-Neベル」がとてもよく似合います。
シルバーのパーツが多いので、ベルも銀色にしようかと初めは思いましたが、「差し色」の考え方で金色を選んだのは正解だったように思います。
▼この時、動画も撮影したので、下記のインスタグラム投稿でご覧いただけます。(※注意:動画はセミの鳴き声がめっちゃうるさいです)
そしてこちらは、ダホンのセミフォールディングバイク「D-Zero」。雨が降る直前の曇り空だったので、写真もちょっとどんよりしています。
D-Zeroは、いわゆる「オールドダホン」を現代に復刻させたモデルなので、少し古臭い・レトロな雰囲気を持つ自転車です。
そんな自転車だから、「E-Neベル」のようなクラシカルなデザインのパーツを組み合わせることも可能。
D-Zeroにも、差し色として「金色」をセレクト。ハンドル周りの表情に輝きを与える、良いアクセントになったように思います。
というかんじで、今回は2台とも「ブラシ仕上げの金色」のE-Neベルを装着しました。
銀色も買ってあるので、また別の機会に他の自転車に装着しようと思います。
おしゃれな雰囲気の自転車というのは、どちらかというとクラシカル寄りのデザインが多いです。
だから、おしゃれな自転車には「E-Neベル」のようなレトロ・クラシカルなデザインのアクセサリーが良く合うんですね。
個人的に少し気になったところ
写真を撮るとき「鏡面仕上げ」の映り込みに気を付けたい
これは、趣味で自転車の写真をよく撮る人に関係がある内容です。
先にお伝えした通り、「E-Neベル」には色々なバリエーションがあります。
その中で、「鏡面仕上げ」と「メッキ仕上げ」は、ベルの表面が鏡のようにピカピカで、周囲の景色や撮影者の姿が鮮明に映り込みます。
離れて撮影する時には問題ありませんが、ハンドル付近などをクローズアップで写すと、「周囲の余計なもの」や「自分の姿」が映り込んでいることに後から気付いて残念な気持ちになります…(笑)
また、高解像度で画像を公開する場合などは、このような映り込みが他人にも見られる可能性があるので、公開する前によく確認する必要があります。
ということで、写真を撮る時の「余計な映り込み」を避けたい人は、鏡面仕上げの映り込みに注意してくださいね。
趣味で自転車の写真をよく撮るという人は、ベルの色・艶を選ぶ時、表面仕上げは「ブラシ仕上げ」か「艶消し」を選ぶのがお勧めです。
「ブラシ仕上げ」「艶消し」も映り込みは皆無ではありませんが、鏡面仕上げと比べると曖昧にぼやけているので、映り込みの程度はかなり違いますよ。
◎以前、上の写真のダホンD-Zeroに「鏡面仕上げの金色」を装着していたのですが、写真を撮る時に映り込みが気になるので、今回「艶消しの金色」を買い直して交換したのでした。
まとめ
今回は、古風で美しい外観にこだわった日本製のベル、Crane Bellの「E-Neベル」をご紹介しました。
ベルを鳴らす機会はほとんどないけれど、公道を走る時には装着しておく必要があるので、基本的にどんな自転車にも何らかの形でベルが装着されています。(装着していない人は付けましょう)
「鳴らさないなら、見た目はどうでもいい」という人もいるかもしれませんが、
「せっかく付けておくなら、素敵なものを選びたい」と思う人もいるでしょう。私も後者の考えです。
ベルは比較的小さなアイテムですが、ハンドル上の目に付きやすいところにあるので、「ベルの見た目」も「自転車の雰囲気」を形作る要素の1つです。
自転車の見た目・雰囲気をおしゃれにコーディネートしたい人は「ベル」にもこだわってみてはいかがでしょう。
以上、お伝えした内容が必要な人のお役に立てれば幸いです。
今回ご紹介した製品
本文中でご紹介した通り、「色」「素材」「表面仕上げ」が異なる複数のバリエーションがあります。
上記以外にも選択肢があるので、ほかの色も含めてチェックしてみてください。
参考:その他のオススメなベル
- 「E-Neベル」は素敵だけど、自分の自転車には合わないと思う…
- もう少し現代的なデザインのおしゃれなベルがほしい…
という人は、KNOG(ノグ)のOi(オイ)シリーズのベルはどうでしょう?
スタイリッシュなベルといえば、近年はKNOGのOiシリーズが人気で、過去数年でたぶん一番売れているベルではないでしょうか。私もロードバイクに装着しています。
これをベルだと知らない人にはベルには見えない、スタイリッシュな優れたデザインですよね。
どちらかというとスポーティーな自転車に似合う現代的なデザインだと思います。このデザインが好みだという人は選択肢に入れておくといいでしょう。
◎KNOGのOiのパチモン・パクリ商品が出回っていますが、パチモンを付けた自転車はカッコ悪いです。購入される際は、ちゃんと本物を選ぶことをお勧めします。そうやって、良いものを生み出す本物のブランドを応援することで、また素晴らしい製品が誕生するエネルギーになります。