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タイトルテキスト「自転車用ライトの選び方」と、形の異なる3種類の自転車用ライトが並べられてそれぞれ点灯している写真。

自転車で使用するライト』。かなり色々な製品が販売されているので、どれを買ったらいいのか悩みますよね。

ライトは「安全」に関わるアイテムなので、テキトーなものを選ぶのではなく、明確な基準を持って選ぶことが大切です。

例えば、安全のために必要なライトの明るさの目安は「300ルーメン以上」。(理由は本文で説明)

それに「明るさ」だけでなく「ランタイム(連続使用可能時間)」も大事なポイント。

明るさ(最大光量)だけを見て選んでしまうと、そのライト選びはきっと失敗します。

ということで今回は、

そんな「自転車のライトを選ぶ際に覚えておきたいこと」を3つのポイントに分けて詳しくご紹介します。


◎おすすめのライトも紹介
記事の最後では、「明るさ」と「ランタイム」を基準に選ぶオススメのライト製品をピックアップしていますよ。 あなたのライト選びの参考になればと思います。


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1.「明るさ」が「安全性」を左右する

雨が降る、暗い夜道の写真。道路は濡れていて、薄暗い足下にはぼんやりと横断歩道が見える。むこうからライトを点けた車が走ってくるのが見える。

「明るさ」を最優先しよう

自転車の「ライト」は明るければ明るいほど良いです。(もちろん、常識的な範囲で)

「とりあえず何でも付けておけば良いだろう」「どんなライトでも、無灯火よりはマシ」なんて考えていませんか?(たしかに無灯火よりはマシ。)

ライトは、最低限必要な明るさが無ければ、安全確保や事故回避に役立たず意味がありません。

夜道で危険な場面に出くわしたとき、命拾いできるかどうか、他人を傷つけずに済むかどうかは、ライトの明るさが大きく関係しています。

市販の大抵のライトの明るさは、多くの人が期待しているよりも暗く、
安全のために本当に必要なライトの明るさは、多くの人が思っているよりずっと明るいです。

明るいライトを買ったつもりになっているだけで、実際には全然明るさが足りていない人がほとんどです。もっと明るいライトが必要です。

自転車のライトを選ぶ時は、まずは「明るさ」を第一に考えましょう。

「視認性」と「被視認性」の両方が必要

自転車のライトの役割は「視認性の確保」と「被視認性の確保」の2つです。どちらかだけではダメで、両方を兼ね備えていなければ十分な安全性は確保できません。

しかし、なぜか「被視認性」ばかりが優先され、「視認性」が疎かにされる傾向があります。

「ライトは前方を照らして見るもの」という認識が欠けている人が多過ぎます。

「点滅させておけば周りから気付いてくれるだろう」、「周囲にアピールするために点けているんだ」という意識・主張はもっともですが、それしか考えていないなら浅はかです。

「安全」のために、なるべく明るいライトを選びましょう。

「視認性」を確保しよう

自転車は走行する車両である以上、暗がりでも前方の状況を知る「視認性」が必要です。

視認(自分が見て確認すること)」の意義は、前方の状況を目で見て確認し、場合によっては自分から積極的に事故回避行動をすることです。

十分な視認性を確保して「歩行者や他の自転車など周囲の交通」や「段差や落下物、側溝やスリップしやすい箇所、その他障害物など前方の状況」を知ることは、事故を未然に防ぐ上でとても重要です。

特に路面の段差や障害物は、日中でも気をつけて発見・回避しないと事故の原因になりますよね。

しかし何故か自転車ではこの「視認性」が疎かにされる傾向があり、前方の様子が見えていない人が大変多いです。光量不足のライトで前がちゃんと見えるわけがありませんよね。

より明るいライトを使用すれば「視認性」が向上します

「被視認性」を高めよう

自転車は交通の中で目立たない存在のため「被視認性」は重要です。

被視認(他人に視認されること)」の意義は、自分の存在に気付いてもらい、場合によっては相手に事故回避行動をしてもらうことです。

被視認性を確保することは、自分の存在をアピールして身を守ることにつながります。しかしそれだけでは事故回避行動を他人に丸投げすることになります。自分が視認することとは違います。

また、多くの人は自分で思っているほどライトの光や自分の存在が目立っていないことを自覚する必要があります。

被視認性を意識してライトを「点滅モード」で使う人は多いです。明るさが不足している暗いライトは、点灯よりも点滅させたほうが目立つかもしれませんね。

しかし、そもそも暗いライトを点滅させても効果は薄いです。

より明るいライトを使用することで「被視認性」が向上します

明るさの目安は「300ルーメン」以上

安全のために必要なライトの明るさの目安は【およそ300ルーメン】以上。そして、走行スピードが速くなるほど、より明るいライトが必要になりますよ。

また、法令では『自転車のライトは前方10メートル先の道路上の障害物が確認できる明るさが必要』と定められていて、実質的にこの基準を満たす最低ラインが300ルーメン前後です。

300ルーメンと聞くと「かなり明るい」と初めは思うかもしれませんが大丈夫。

まずは300ルーメン以上の明るさがあれば、必要最低限の「視認性」と「被視認性」が得られます。

 参考製品:【400ルーメン】で【3時間】使えるライトはこちら

◎明るさの単位「ルーメン」と「カンデラ」
ライトの明るさを表す単位には「ルーメン」と「カンデラ」がありますが、「ルーメン(≒実際に出ている光の強さ)」で見たほうが実際の明るさと感覚とのズレが無いですよ。最近はライトのスペック表記もルーメンに統一されつつありますね。

明る過ぎると危険?

明るいライトの強い光は、場合によっては他者の視界を奪い、かえって危険なことも。

しかしこれは光を当てる方向や範囲が適切でない場合に起きる問題であり、使い方によるものです。

「ライトの光をどこに向けるか」はライトを使うなら常に意識すべきこと。ライトの向きはハンドルに固定したままでもグイッと回せば調節できますよね。

他者を眩惑しないように、明るいライトはやや下向きで使うのがマナーです。また、市販のライトの中には「予め上方の光をカットした製品」もありますよ。

 参考製品:上方の光をカットし車の【ロービーム】を再現したライトはこちら

また、歩行者や他の自転車とすれ違う時だけライトを手で覆って光を遮るなど、一時的に光を弱める工夫は誰にでも出来ます

周囲からどのように見えるかを意識してライトを使うことで、より「安全性」が高まります。

◎明るすぎる?は余計な心配
明るすぎるんじゃないかと心配するよりも、明るさ不足を心配しましょう。どんなライトでも光を直視すれば眩しいです。たとえ明るさが不足しているライトでも光を直視すれば眩しいものですよ。直視して眩しくないライトは光量不足の危険なライトです。

「配光特性」は気にしすぎる必要はない

ライトから照射される光の角度や量の性質を「配光特性」といいます。

かんたんに言えば「照らす範囲が広いor狭い」とか「中央が特に明るい」とか「上方の光をカットしてる」とか、製品毎にそれぞれ特徴がありますよね。それが配光特性です。

自分が使い易い好みの配光特性のライトを買えばいいのですが、配光特性を重視するあまり、肝心の「明るさ」や「ランタイム」を妥協してしまうのは間違い。

配光特性は製品毎に異なりますが、「自転車用」として設計されているライトは基本的に「照射角度広め、中央部明るめ」で大雑把に言えばどれも大差はないです。そして一番違うのはやはり明るさです。

安全のための優先順位は「1.明るさ」「2.ランタイム」「3.配光特性」なので、迷ったときは配光特性は無視してしまってもいいくらいです。まずは明るさを最優先に考えましょう。

2.「ランタイム」が「利便性」を左右する

ライトの光が横に長く伸びているイメージ写真。ランタイムの長さをイメージしている。

ランタイム(連続使用可能時間)が利便性を左右する

電池・バッテリー式のライトは【ランタイム】に限りがあります。(自家発電式のライトは無制限)

ランタイムが長ければ「電池切れの心配」や「電池交換や充電の頻度」が少なく使い易いです。

また、電池・バッテリー式のライトのほとんどは【モード切り替え】があり、次のようなモードが選択できます。(下記は一例)

  • Highモード(最大光量・ランタイムが短い)
  • Midモード(中間光量・ランタイムが普通)
  • Lowモード(低光量・ランタイムが長い)
  • 点滅モード(点滅・ランタイムが長い)

各モードはそれぞれ明るさだけでなくランタイムが変わります

  • 明るさを優先したモードはランタイムが短く、夜間走行中に電池切れになる恐れが高まります。
  • ランタイムを優先したモードは明るさが弱まり、長時間使える代わりに安全性が低下します。

最大光量でのランタイムは極端に短い

ほとんどのライト製品において「最大光量のモード」のランタイムは極端に短いです。

製品によって異なりますが「1時間」「1.5時間」など、あっという間に電力を使い切るものも多く、電池の劣化や気温の低下など条件が重なれば「数十分」で電池切れになることもあります。

最大光量で使うとすぐに電池切れになるので、走行中の電池切れを避けようとすると、実際には省電力な暗いモードでしか使えないということが起きます。

これは例えば、「最大光量300ルーメン」のライトを買っても、電池を持たせるためには実質いつも150ルーメンでしか使えない、という様なことです。

つまり、最大光量のモードはランタイムが短いので「常用」には向かないということです。

実用的なランタイムのモードがそのライトの「常用光量」

最大光量より明るさを抑えたモードでは、「5時間」「8時間」「10時間」など十分なランタイムを持つ製品が多いです。明るさを抑えた分、ランタイムが伸びるんですね。

それだけ長時間使用できれば電池切れの心配は少なく、製品によっては夜通し走ることもできます。これなら、安心して使えますよね。

「すぐに電池切れしない、安心して使えるモード」こそが、そのライトの「常用光量」であると言えます。ほとんどの製品で「最大光量の1段下の明るさ」が常用光量となっています。


◎ランタイムが短いと、とにかく不便

例えば、通勤などで「毎日1~2時間しかライトを使わない」という人であれば、ランタイムがたった1~2時間しかないライトでもギリギリ電池がもつかもしれません。

しかしそれでも毎日または2日に1度程電池切れになります。頻繁に電池を使い切るということは、頻繁に電池交換または充電が必要ということです。

となると、「毎日電池替えるの?毎日充電するの?」ってことです。それは面倒ですよね。使う度に毎回電池の心配をしなければならないライトは不便です。

そして夜道を走行中に電池が切れたら、もう最悪です。ランタイムって重要です。

 週1回の充電で【毎日1時間×5日間】、明るさ【450ルーメン】で使えるライトはこちら

3.「十分な明るさ」×「長いランタイム」 = 「実用的なライト」

たくさんのライトの光が縦に長く伸びているイメージ写真。明るさとランタイムの両立をイメージしている。

「十分な明るさで長時間使えるライト」が実用的

「十分な明るさ」と「実用的なランタイム」を兼ね備えた製品が『実用的なライト』です。

明るくてもすぐに電池切れになったり、電池を持たせようとすると明るさが不足する、そんなライトは役に立ちませんよね。

そして、電池・バッテリー式のライトは、最大光量のモードではランタイムが極端に短いので、

明るさを抑えてランタイムを延ばした「常用光量のモード」で十分な明るさを得られるライトこそが実用に相応しいです。

ワンランク上の製品を買うのが正解

それってつまり、ワンランク上の製品なら【明るさ】と【ランタイム】が両立できるということ。

まずは「明るさ」を基準に選んで、「これだ」と思ったライトのワンランク上の製品を選べば、明るさを1段階下げたモードでも十分明るくて、ランタイムにも余裕がありますよね。

より明るく・長時間使えるライトほど価格は高くなりますが、「安全」のための投資ですから、思い切って手を伸ばしてみることをお勧めします。

手が届く範囲でなるべく明るいライトを買いましょう。ライトが明るいことによる安全上のメリットは本当に大きいですよ。

◎参考|「明るさ」と「ランタイム」を基準に選ぶ、おすすめライト ベスト3

最後に、今回ご紹介した「3つのポイント」を押さえて選ぶ私のおすすめライト ベスト3を、私も使っているキャットアイのライトからご紹介します(2016年11月更新)

1~3位すべてに共通する条件は、「最大光量が300ルーメン以上」で「最大光量のモードでも2時間またはそれ以上使用できる」こと。


1位 キャットアイ 「VOLT1600」

VOLT1600」はかなり明るいライトです。明るさを下げたミドルモードでは500ルーメン/5時間使えます。

走行スピードが速いほど明るいライトが必要なので、ロードバイクには特にお勧めです。

2位 キャットアイ 「VOLT800」

VOLT800」はコンパクトでありながらハイスペックなライト。明るさを下げたミドルモードでは400ルーメン/3.5時間使えます。

3位 キャットアイ 「VOLT400」

VOLT400」はVOLT800の妹的なライト。大きさや重量はVOLT800とそれほど変わりませんが、バッテリー容量と明るさスペックが少し控えめ。

最大光量のハイモードで400ルーメン/3時間使えます。


◎ちなみに

価格はやや高いですが、コスパは実は「VOLT1600」が一番良いですよ。

基本的にバッテリー容量が大きいライトほど、コスパと使い勝手がいいですね。

迷ったときは「VOLT1600」を選んでおけばきっと後悔しないと思います。


【レビュー記事】VOLTシリーズの詳しいレビューも参考に

『VOLT1600』の前モデル『VOLT1200』を別の記事で詳しくレビューしているので、そちらもぜひ参考に。明るさがアップした以外はほぼ同じですよ。

タイトルテキスト「超絶明るいライト、VOLT1200」も文字と、自転車用ライト「VOLT1200」が光っている写真。

以上、「自転車用ライトの選び方|覚えておきたい3つのポイント」をご紹介しました。

あなたのライト選びの参考にしていただければと思います。

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