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タイトルテキスト「スピードアップにつながる自転車タイヤの選び方」
自転車の走行性能アップ&スピードアップには「タイヤ交換」が効果的です。

特に「ミニベロ」や「クロスバイク」等でスピードに物足りなさを感じている人は、まずはタイヤを替えてみることをお勧めします。

しかし、ただタイヤを新しくすれば良いというものではなく、「選び方」を間違えると期待通りの効果が得られないこともあります。

この記事では、「スピードアップにつながるタイヤの選び方」を詳しくご紹介します。

初心者には少し難しい部分があるかもしれませんが、興味のある人は是非参考にしてください。


◎関連記事:「タイヤ交換の効果」について詳しく紹介している記事はこちら

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◎この記事の内容は、オンロード(舗装路)での走行およびスピードアップを前提としています。




まずは「今使ってるタイヤ」を確認

タイヤの種類は?

オンロード(舗装路)でのスピードアップを目指すなら「スリックタイヤ」が最適です。

今使っているタイヤが「シティタイヤ(全体に浅い溝付き)」や「セミスリックタイヤ(少しだけ溝あり)」なら、「スリックタイヤ(溝なし)」に交換するのが効果的です。

もちろん、ウェット路面でのグリップや悪路走破性などを重視するなら「シティタイヤ」や「ブロックタイヤ」のほうが適しているので、その場合はまた別の視点からタイヤを選ぶことになります。


「太さ」と「適正空気圧」をチェック

タイヤ交換でスピードアップを目指すなら、タイヤの【太さ】と【適正空気圧】がポイントです。

まずは今使っているタイヤの太さと適正空気圧がそれぞれいくらか確認してみましょう。

タイヤの太さ・適正空気圧は「タイヤの側面」に表記されています。
  • 【太さ】は様々ですが、クロスバイクなら28mm、ミニベロなら38mm程度が標準的です。
  • 【適正空気圧】は一定の範囲が設定されていて、一般にタイヤが太いほど低く、細いほど高くなります。

◎単位に注意
「太さ」や「空気圧」の【単位】はメーカー・製品・規格によってバラバラで、「インチとmm」、「barとpsiとkPa」が混在しています。他のタイヤと比較する場合などは、単位が変わると数字がいくらになるのか、それぞれ確認する必要があります。




今よりも「細く・高圧なタイヤ」を選ぶ

スピードアップを目指すなら、より細く・高圧に

タイヤ交換によってスピードアップを目指す時、次の3通りの選択肢があります。
  1. 今使っているものよりも「細いタイヤ」に交換する
  2. 今使っているものよりも「高圧なタイヤ」に交換する
  3. 今使っているものよりも「細くて・高圧なタイヤ」に交換する

このうちベストな方法は【3】の「細くて・高圧なタイヤ」に交換することです。

より細く・高圧なタイヤに交換することでタイヤの「接地面積」や「変形率」を小さくし、転がり抵抗を低減します。

◎ここがポイント
タイヤの転がり抵抗を低減することが走行性能アップ&スピードアップにつながります。つまり、タイヤ交換の目的は「転がり抵抗の低減」ということです。


空気圧が同じではダメ、必ず今より高圧なものを

タイヤの空気圧が同じまま太さだけを細くすると「逆効果」になってしまう場合があります。

例えば、「①空気圧上限が7.0気圧で28mm幅のタイヤ」から「②空気圧上限が7.0気圧で25mm幅のタイヤ」に交換すると、基本的に「②25mm幅」の方が転がり抵抗が増えます。

その結果「タイヤを細くしたのにスピードアップにつながらない」ということが起きます。

その理由は、同じ硬さ(≒空気圧)のタイヤが同じ重量をより小さな面積で受け止める場合、タイヤの変形率はより大きくなり、路面との摩擦抵抗が増えるからです。

これは理論上の話ではなく、私は実際にやってみて転がり性能ダウンを実感しました。

そうならないためには、空気圧を高めてタイヤの変形率を抑えることが必要です。

つまり、タイヤを細くするなら、必ず空気圧は高くならなければならないということです。

これは簡単な話で、例えば同じタイヤでも空気圧を高くした方がよく転がりますよね。

要はそれと同じで、スピードアップ(=転がり抵抗の低減)を目指すなら、交換後のタイヤの太さに関わらず、少なくとも適正空気圧の上限が今より高いタイヤを選ぶのが正解です。

◎ここがポイント
  • タイヤの転がり抵抗は変形率だけで決まるわけではありませんが、スピードアップを狙うなら「太さ」と「空気圧」と「変形率」の三角関係は無視できないポイントです。
  • 細いタイヤほど適正空気圧が高いのが普通ですが、「細いのに空気圧が低め」「細いのに太いタイヤと同等の空気圧」というタイヤもあるので、選ぶ時は注意しましょう。




スピード以外の性能も要チェック

スピードアップするだけなら、「より細く・高圧なタイヤ」を選べばOKです。

しかし、もっと性能アップしたいとか、強度・耐久性も気になる人は、以下の要素にも注目してタイヤを選ぶと良いですよ。

「重量」が軽いタイヤほど運動性能は高い

転がり性能がほぼ同じタイヤ同士なら、重量が軽いほど運動性能が高くなります。

たった30gとか50gの差でも、軽いタイヤのほうがペダリングが軽く加速が良いですよ。

ホイール外周部の重量減は、フレームやその他パーツの「軽量化」の【10~18倍程度の効果(理論値)】があると言われています。実際、たった数十グラムの差でも軽さが実感できます。

ただし、軽いタイヤは基本的に「薄い」ので、軽さと引き換えに強度・耐久性を落としている場合があります。

ビードの素材を変えることで軽量化しているタイヤは、軽さの割に強度があります。


「グリップ性能」が高いタイヤほどコーナリングが得意

自転車の運動性能・コントロール性はタイヤの【グリップ性能】にも左右されます。

「タイヤ」は、カーブ等では常にわずかにスリップ(横滑り)しながら向きを変えていて、このスリップ量が大きいと、カーブで予想以上に外に膨らんでしまったり、「これ以上車体を傾けるのが怖い」と感じたり、最悪転倒したりします。

一方、グリップ性能が高いタイヤなら、イメージした走行ラインに近い、より「思い通りのコーナリング」ができます。場合によっては「安全」にも関わるので、スピードアップするならグリップ性能にも意識を向けたいですね。


「強度」は触れば大体わかる

タイヤの【強度】は「素材の厚みと使い分け」で決まります。

厚いほど丈夫で、硬いほど丈夫です。これは商品説明を見るよりも、実際に触ってみればすぐにわかります。

強度が必要な部分に十分な厚みと硬さを持たせてあれば、それは丈夫な強いタイヤです。

さらに他のタイヤと比べて厚くて硬いタイヤほど、丈夫で強いタイヤです。とても単純ですよね。

いくつか触り比べないと比較はできませんが、触ってみて「薄い・柔らかい」と思うタイヤは弱いタイヤです。「厚い・硬い」と思うタイヤは強いタイヤです。

タイヤを買う時にもし現物を触る機会があったら、一度手に取って触ってみると良いでしょう。


「耐久性」はグリップ性能と引き換えの場合が多い

タイヤの【耐久性】は使われているゴム(コンパウンド)の性質によって大きく変わります。
  • 硬くてグリップ性能が低いタイヤは、磨耗するのが比較的遅く長持ちします。
  • しなやかでグリップ性能が高いタイヤは、磨耗するのが比較的早く寿命が短いです。
タイヤの消耗具合は乗り方にもよりますが、タイヤそのものの耐久性はグリップ性能とのトレードオフになると考えるとわかりやすいでしょう。

【強度】と【耐久性】
「強度」とは耐カット性のことで、不意のパンクやバーストに対する強さを指します。
「耐久性」とは耐摩耗性のことで、どのくらい使えるかという寿命の長さを指します。




その他のポイント

チューブ交換も忘れずに

タイヤの太さが変わると適合する【チューブ】の太さも変わる場合があります。タイヤを交換するときは、新しいタイヤサイズに適応したチューブに交換しましょう。

ちなみに、タイヤとチューブは同じメーカーで揃えると相性が良いので安心ですよ。チューブを選ぶ時は「サイズ」「バルブの種類」「バルブの長さ」をよく確認しましょう。


「空気圧」をしっかり調整しよう

タイヤの性能は【空気圧】によって大きく左右されます。また、製品によって性能が発揮できる空気圧が異なります。そのため、タイヤ毎にそれぞれ「適正空気圧」が設定されています。

『適正空気圧』には一定の範囲があり、タイヤの空気圧が常にその範囲内でなければならないことを示しています。(例:4.5~7.0bar、100~160psi等)

「スピードアップ」を目指すなら、適正空気圧の範囲の中間~上限の空気圧に調整すれば、そのタイヤ本来の性能が発揮できます。

この「空気圧」がきちんと調整されていないと、高性能なタイヤであってもその性能が発揮できず、空気圧が低いとパンクの原因にもなります。しっかりと調整する必要がありますね。

 参考記事:タイヤの空気圧調節について解説している記事はこちら

◎ここがポイント
適正空気圧の範囲内であっても下限付近の空気圧ではタイヤの性能を十分に発揮することができないので、空気圧は基本的に中程度以上を保つようにしましょう。



まとめ

こんなかんじで、確実にスピードアップにつながるタイヤを選んで、空気圧をきちんと調節すれば、自転車のスピードアップが実現できます。

コンポーネントをグレードアップしてもスピードアップにはほとんど影響しませんが、タイヤをグレードアップすればその差は確実に表れますよ。

以上、自転車のスピードアップにつながる「タイヤの選び方」等についてご紹介しました。

自転車のカスタマイズやタイヤ選びの参考にしてもらえたらと思います。


◎こちらの記事もオススメです下線

 スピードアップしたい人におすすめのタイヤ(20インチ用)はこちら

 タイヤ交換は効果絶大|ミニベロが絶対に速くなる7つの理由

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