ミニベロのスピードアップに絶大な効果があるあのタイヤの良さを改めて振り返ってみる
ミニベロの走りを変えたいなら、まずはタイヤから
ミニベロに乗っていく中で、
- 「スピードアップさせたい」とか、
- 「パーツを交換して走行性能アップしたい」
と思ったことはありませんか?
そんな時、まず最初に手を付けたいのがタイヤ交換(タイヤのグレードアップ)ですね。
「自転車の走り変える」ということにおいて、タイヤ交換は一番の近道になります。
20インチのミニベロなら「シュワルベワン」が鉄板
そして「20インチのミニベロ」においては、現時点では『シュワルベワン』というレースグレードのタイヤに交換することで、最大の効果が期待できます。(2017年時点の市販のタイヤにおいて)
「シュワルベワン」はパナレーサーなどのライバル製品よりも総合性能が高いので、走りを重視するミニベロユーザーの間では、もはや定番タイヤになっていますよ。
高性能タイヤ「シュワルベワン」の紹介ページいろいろ
私も「シュワルベワンのミニベロ用ラインナップ」を発売直後から使っていて、
これまでにシュワルベワンに関するインプレ・紹介記事をいくつも書いてきました。
2015年の記事(旧型)
2017年の記事(新型)
タイヤを交換すると、その効果に驚くほど
「ブログを見て、シュワルベワンを買いました!」というメッセージや、使ってみた感想を読者のみなさんからいただくことが時々ありますよ。
つい最近も、こんなメッセージをいただきました。(一部を引用)
MINI VELO 道のサイトを見て、とうとうシュワルベワンをつけました。
何故かタイヤだけは自分の中で半信半疑でしたが(すみません)、
凄い変化でびっくり。着けてよかったです。
あとは耐久性に期待しつつ、ミニベロを楽しみたいと思います。
他にも、シュワルベワンを使ってみた感想を教えてくれる人はみなさん、その性能に驚いていたり、タイヤ交換の効果に満足している様子。
詳しく聞いてみると、
- スピードアップを実感したり、
- 走りが軽くなったり、
- 自転車の性能が1ランクアップしたように感じるそう。
たしかに、そんなかんじですね~。
ノーマルタイヤとの性能差は明らか
同じ「オンロード用のスポーツタイヤ」というカテゴリーでも、入門グレード/ホビーグレードとレースグレードの間にはずいぶん差があります。
「見た目」はどれもだいたい同じに見えるんですけどね。
- 「ずっと標準グレードのタイヤで走ってきた人」や、
- 「タイヤを替えたくらいで、そんな上手い話が…」と疑っていた人ほど、
シュワルベワンに交換した時の驚きは大きいようです。
ともあれ、狙い通りにスピードアップを果たせたなら、タイヤを交換してみてよかったですね。
その性能を知っていても、たまに「うぉ!」ってなる
シュワルベワンを発売からいままで3年近く(2014年末~)ずっと使い続けてきて、その転がりや走りのフィーリングはじゅうぶん身に染みて解っているはずなのに、
いまでも「めちゃくちゃ転がってるな~」と感心してしまう時があります。
例えば、強風や雨続きだったりして、しばらく自転車に乗れない日々があり、その後ひさしぶりにシュワルベワンを履いたミニベロに乗ったりすると「こんなに転がったっけ?」と驚くことが何度も。
そのくらい、シュワルベワンはよく転がりますね。そのくせ乗り心地も硬すぎないし、ほんと良いタイヤです。
価格はお高め…、でも使えば納得
シュワルベワンの価格がふつうのタイヤと比べて高いことを指摘する声は多いです。
1本あたり¥6,000~7,000程度します。(価格は変動する)
たしかに、シュワルベワンの価格はちょっと高いけれど、
「期待通り」もしくは「期待以上」の効果を体感できることもあるので、
私は価格と性能のバランスには納得できますね。
「性能」や「走りの気持ち良さ」に対価を払うという意味で、理に適っていると思いますよ。
(もちろん、消耗品なので少しでも安く買えるとより嬉しい)
シュワルベワン唯一の欠点ともいえる「価格」、あなたはどう思いますか?
気になる「シュワルベワンの耐久性」はどんなかんじ?
「シュワルベワンを買いました!」という人はみなさん、その性能を高く評価すると同時に「耐久性」を気にしてらっしゃいます。どのくらい使えるのかが不安というかんじ。
レースグレードのタイヤは「ここ1発の使い捨てというイメージ」があるので、心配になるのはわかります。
また、シュワルベワンの前モデルにあたる「アルトレモZX」というタイヤが高性能な反面、超もろくて・すぐダメになるタイヤだったので、その記憶がある人は不安になりますよね。
普通のタイヤよりは短命だが、レースタイヤの割には長持ち
「シュワルベワン」の耐久性は、ふつうの街乗り系のタイヤと比べると長持ちしないほうですが、レースグレードのタイヤとしてはロングライフなほうですね。
距離にしてどのくらいもつか?これまで私は1本あたり1300~1500km程度で交換しています(やや早め)。「2000km以上使えました」という人もいますよ。
もちろん、山道のアップダウンやハイスピード走行などハードに使えば減るのは早いし、街乗りメインで大人しく使えばライフは伸びます。
これは使用条件によるので個人差が大きい部分ですね。
ともあれ、「ふつうのタイヤよりは早く傷みや寿命が来る」という認識を持っておいて間違いはないでしょう。
劣化やダメージ耐性はどうか?
これまで使ってきた実感では「夏など路面温度が高い時は摩耗が激しい」ということと、「古くなってくると小さなひび割れが出てくる」というのが解っています。
摩耗はともかく、「ひび割れ」は精神衛生上たいへんよろしくない事象。ひび割れが出てきたら、すみやかに買い替えを考えた方がいいですね。
ちなみに、これまでにシュワルベワンのタイヤ表面に異物が刺さったり、全体的にクラックが入るまで使い古したこともありましたが、パンクやバーストする事態には至りませんでした。
そんな経験上、摩耗はするけど、パンクには強いと思っています。
念のため、傷みがないかをこまめにチェック
シュワルベワンは街乗りや普段使いにも十分使えるタイヤですが、カリカリのレースグレードであるのはたしかなので、消耗具合や傷み具合には気を付けながら使うのがよいと思います。
「傷みがないかを要チェック」というのはどんなタイヤにも必要なことですが、シュワルベワンはふつうのタイヤよりも耐用期間が短いので、こまめなチェックをお勧めします。
時々チェックして、激しい摩耗や・ひび割れを見つけたら、新しいタイヤに交換ですね。
- ちなみに、上の写真ではタイヤ表面に1箇所「切り傷のようなクラック」がある。鋭利な小石や金属片などが原因と考えられる。
- このようなダメージは「長さ3~4mm以内で、その後大きく広がらない場合」はそのままでも問題ないが、見つけたらしばらくは注意深く見ておきたい。
- 追記:上記のクラックがその後広がっていくことはありませんでした。丈夫なタイヤといえます。
「タイヤ交換の効果」についておさらい
走行性能アップを狙ったパーツ交換の中でも「タイヤ」は最も効果が出やすい・実感しやすい部分なので面白いです。
タイヤを替えるだけで、本当に加速が楽になったり、スピードが上がったりします。
この記事ではミニベロ用の高性能タイヤ「シュワルベワン」に注目してお話してきましたが、
その他のタイヤでも「オンロード用・転がり重視」のものであれば、似たような効果が得られますよ。(効果の大きさは、交換前後の性能差による)
とりわけ「入門グレード」のタイヤから、シュワルベワンなど「レースグレード」への交換は、誰にでもその違いがはっきりと解るはずです。
過去に「タイヤ交換の効果」について詳しく解説した記事を書いているので、より詳しく知りたい人はこちらもぜひ参考に。
まとめ
ということで今回は、ミニベロのスピードアップに絶大な効果があるタイヤ『シュワルベワン』の良さを改めて振り返ってみました。
要点をサクッとまとめると、
- ミニベロをスピードアップ・走行性能アップさせたいなら、まずはタイヤから
- 20インチのミニベロなら「シュワルベワン」を試してみる価値はある
- タイヤ交換の効果は、ほかのパーツ交換と比べるとかなり大きい
というかんじ。
タイヤ1つで走りが変わったり、驚きや感動が得られる、自転車って面白いですね。
新型シュワルベワンはどこで買える?
「新型シュワルベワン」はスポーツ系ミニベロを取り扱う自転車屋さんの店頭のほか、Amazonなどのネットショップでも購入できます。
現在、市場には新・旧の製品が混在しているので、スペックや写真をよくチェックして、購入される際は間違いのないように注意しましょう。
シュワルベワンの【406用】はこちら
シュワルベワンの【451用】はこちら
追記:今後もマイナーチェンジにより、タイヤの幅(太さ)等のスペックが変わることがあります。製品情報をよくご確認ください。
こちらの記事もぜひ参考に
「シュワルベワン」の特徴や使い方のポイントを下記ページで詳しく紹介しています。
シュワルベワンの導入を検討される際には、関連記事もあわせて参考にしていただければと思います。
それでは、楽しい自転車ライフを!