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ふじたひであき
サイト運営者
兵庫県神戸市出身。自転車愛好家、フォトグラファー。

自転車のサイト『MINI VELO 道』ではミニベロとロードバイクの初心者向け情報や、楽しみ方を広げる話題などを紹介しています。自転車用品が好きで、最近は自ら製品開発にも関わっています。

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ミニベロにヘルメットは必要?|その答えと3つの理由

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自転車ヘルメット、ロードバイクなどのスポーツ自転車では、もはや「かぶるのが当たり前」になっていますよね。

しかしミニベロ小径車)では、ヘルメットをかぶっていない人のほうがまだまだ多いです。

また「ミニベロにヘルメットは必要か?」なんて話題もしばしば耳にします。

これって「ヘルメットの必要性を感じてはいるけれど、かぶらないという選択をしている人が一定数存在する」ということですよね。

そこで今回は、ミニベロにおける「ヘルメットの必要性」について考えてみましょう。

追記(2023/02/20)

道路交通法の一部改正により、2023年4月1日から、日本で全ての自転車利用者に対してヘルメットの着用が努力義務化されることが、2022年12月に発表されました。

したがって、ヘルメットの着用は「個人の判断による完全な自由」ではなく、「原則として着用するべきもの」となります。

この記事は、2014年に書かれたものです。

もくじ

疑問: ミニベロにヘルメットは必要?

答え「YES」 ミニベロでもヘルメットを着用するのがベターです

ヘルメットは「転倒」や「事故」などが起きた時に頭部を保護するためのアイテム。

もしも」の時に怪我や後遺症から身を守るためには、普段からかぶっておくことが大切ですね。

実際に、ヘルメットをかぶっていなかったことが原因で大怪我をする人はいます。

また「ミニベロだからこそヘルメットをかぶっておきたい理由」もありますよ。

ミニベロに乗る時も、なるべくヘルメットを着用していきたいですね。

ミニベロにもヘルメットが必要な3つの理由

理由1:タイヤが小さくても、リスクの大きさは同じ

タイヤが大きなスポーツ自転車と、タイヤが小さなミニベロ(小径車)。

「どちらが危険か?」と尋ねれば、「スポーツ自転車のほうが危険」と答える人のほうが多いかもしれません。

でも実際には、自転車の種類によってヘルメットの必要性が大きく変わることはありません

どんな自転車に乗っていても、事故や転倒で頭をぶつければタダでは済みませんよね。

自転車は「転倒」することがある乗り物。

どれほど自分が気を付けていても、「交通事故」に巻き込まれることもありますよ。

「事故」や「転倒」が起きた時、頭をぶつけたら大変なことになる。そのリスクの大きさは、スポーツ自転車でもミニベロでも同じです。

理由2:実は、ミニベロは転倒しやすい

ミニベロはその構造上「タイヤが大きな自転車よりも転倒しやすい」という欠点があります。

タイヤが小さい=転倒する原因に

ミニベロはタイヤが小さいので、ふつうの自転車とくらべると段差が相対的に大きくなります

タイヤが大きい自転車なら何でもないような段差でも、ミニベロはガツンと大きな衝撃を受けたり、つまづいてバランスを崩すことがありますよ。

また、タイヤが小さいほどグリップの限界が低くくなるので、滑りやすい路面では簡単にスリップします。どちらもタイヤが小さいこと自体が要因です。

ミニベロに乗っていると、予想以上にガタンと跳ねたり、ちょっとしたことでフラつくので、気を付けていてもヒヤッとする場面はあります。実際、転倒する人は多いです。

直進安定性が低い=転倒する原因に

よくミニベロは「小回りが利く」なんて言われますが、それは徐行時だけのメリットで、普通に走っているときは「直進安定性が低い」というデメリットになります。

多くのミニベロはハンドリングがクイック過ぎる傾向があり、常にフラフラとして落ち着かないかんじがあります。構造上、挙動が不安定なんですよね。

何かを避けようと急ハンドルを切ったり、ちょっと片手運転をしてみたり、そんなふとしたハンドル操作が、かんたんバランスを崩して転倒する原因になりますよ。

理由3:ミニベロは転倒したとき頭を打つ可能性が高い

「アップライトな楽な姿勢で乗る自転車」ほど、転倒時に「肩」や「頭」など体の上のほうから衝突しやすい傾向があります。前傾姿勢になるようにセッティングしている場合を除くと、多くのミニベロが当てはまりますよ。

一方、スポーツ自転車の前傾姿勢からの転倒は「腰」や「背中」「腕」などから衝突することが多く、自転車のタイプや乗車姿勢・走行スタイルによって怪我をしやすい部位に違いがあることがわかります。

反射的に身を守ろうとする「受け身の動作」や、「手や膝をついて衝撃を和らげようとする動作」は、スポーツ自転車の前傾姿勢からはやり易く、アップライトな楽な姿勢からは上手くできません。結果、肩や頭など体の上の方からぶつかりやすいのです。怖いですね。

想像してみてください

自転車に乗っている姿勢からバタンと倒れて、頭を地面にぶつけたら、それはどんな衝撃でしょうか?どれほどの痛みでしょうか?

少なくとも、ヘルメットが無ければ怪我は避けられませんよね…?最悪の場合、命を落とす可能性も。

事故のリスクに備えるなら、ヘルメットをかぶらない理由はありません。

まとめ

ミニベロに乗る時も、ヘルメットをかぶろう

ミニベロ(小径車)の多くは「スポーツ自転車と比べて転倒しやすい自転車」です。これは事実なので仕方ありません。

それならば、もしもの時に少しでも救われるように、悲しい結果を招かないために、
ミニベロに乗る時も、なるべくヘルメットをかぶることをお勧めします。

ヘルメットは安価なものでも十分

ヘルメットは、はじめは安価なものでも問題ありません。(※粗悪品はダメですよ)

自転車用ヘルメットの安全性能は価格帯によってそれほど大きく変わることはなく、値段の違いは主にデザインや軽さによるもの。

誰もが高価なものを買う必要はないので、まずは「ヘルメットをかぶる」ということから実践してみましょう。

試着して選ぶと失敗が少ない

ヘルメットを選ぶ時は「サイズ」と「フィット感」がポイント。ネットショップで買うのが手軽ですが、なるべく自転車用品店の店頭で試着して、頭に合ったものを選ぶのがお勧めです。「頭囲はあっているのに、頭の形に合わない」ということがありますよ。ネットで買うなら「返品・交換可」のお店で買うのがオススメです。

おしゃれ&カジュアルなヘルメットもある

ヘルメットの必要性を頭では理解しているけど、「自転車用ヘルメットの見た目に抵抗がある」という人は多いと思います。でも大丈夫。

ミニベロや普段着にも合わせやすい「おしゃれ&カジュアルなヘルメット」もありますよ。

ヘルメットもコーディネートの一部だと思えば、もっと気軽に使えますよね。

そんなふうに「ヘルメットをかぶりたくなる理由」を見つけることも大切かなと思います。

ミニベロに乗る人も、ヘルメットをかぶることが当たり前になってほしいなと思います。

事故なく・ケガなく、安全に自転車ライフを楽しみましょう。

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