ミニベロの高速化を実現|高性能タイヤ「シュワルベワン」 最速レビュー

シュワルベ製の高性能タイヤ「シュワルベワン」の451サイズが装着されたミニベロのフロントタイヤ付近を写した写真。タイヤにはシュワルベワンという文字がプリントされている。

シュワルベの高性能タイヤ『シュワルベワン』にミニベロ用サイズ(20インチ406451)が新たに追加されました。

2014年12月下旬に発売されたばかりのシュワルベワン(451用)をなんとか年内に入手できたので、年末年始を使ってしばらく走りこんでみました。

結論から言うと「速くて・乗り心地が良い、とても良いタイヤ」です。

ミニベロの高速化や走行性能アップを目指すなら、現状では他のタイヤを選ぶ理由が見つからないレベル。

この記事では、そんな「シュワルベワン」の特長・インプレッション等をご紹介します。

「ミニベロをスピードアップさせたい」と考えている人に超オススメのタイヤですよ。

新着情報
2017年初頭、シュワルベワンがリニューアルされて新型になりました

新型シュワルベワンの比較&紹介を下記ページにご用意したので、こちらもぜひ参考に。

最速のミニベロタイヤ「シュワルベワン」がリニューアル|旧型との違いを比較して紹介するよ

2017.03.19

ミニベロの走りが・乗り味が変わる、新型「シュワルベワン」の実走インプレッション

2017.03.19

なお、リニューアルにともなって、旧製品は過去のものとなります。

以下、本ページでは「旧型」についてご紹介しています

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「シュワルベワン」のミニベロ用が登場

高性能タイヤ「シュワルベワン」

シュワルベワン】はタイヤ専門メーカー「シュワルベ」のフラッグシップモデルです。(2015年現在)

「シュワルベワン」はロードバイク用のレーシングタイヤとして2014年初めに発売されて以来、その高い性能が評価されていて、実際にレースの世界でも使われています。

アルトレモが無くなり、シュワルベワンが登場

シュワルベのミニベロ用のタイヤとしては、これまでは「アルトレモZX」が最も高性能なタイヤでしたが。

そのアルトレモがラインナップから無くなるのに合わせて、「シュワルベワン」にミニベロ用のサイズ(406・451)が追加されました。

「シュワルベワン」と「アルトレモ」の転がり抵抗の違いを示した棒グラフの画像。シュワルベワンのほうがアルトレモよりも転がり抵抗が小さいことを示している。

「アルトレモ」はその圧倒的な転がりの良さが定評を得ていましたが、「シュワルベワン」はアルトレモよりも更に転がり抵抗の低減に成功していて、テストによる数値でも証明されています。

まだアルトレモを販売しているネットショップや、在庫を持っている自転車屋さんがありますが、それは「在庫分」や「並行輸入品」です。メーカーはアルトレモの生産を終了しています。

 

「シュワルベワン」のスペック

「シュワルベワン」のミニベロ用ラインナップには【20インチ406】と【20インチ451】の2サイズが用意されています。

【406用】のスペック

  • サイズ表記:20×0.9(406)
  • ETRTO:23-406
  • 重量:150 g
  • 適正空気圧:7.0~11.0bar(100~160psi)
  • 適合チューブ:シュワルベ6A

【451用】のスペック

  • サイズ表記:20×7/8(451)
  • ETRTO:23-451
  • 重量:165 g
  • 適正空気圧:7.0~11.0bar(100~160psi)
  • 適合チューブ:シュワルベ7B

 

「シュワルベワン」の特長・インプレッション

「シュワルベワン」はとても細く・高圧なタイヤです。

転がり抵抗が小さく、走りの軽さやスピードの向上など、たくさんのメリットを実感できますよ。

走りが軽くなる

タイヤを「シュワルベワン」に交換すると、ペダリングが軽く・加速が素早く楽になります。まるで自転車や体が軽くなったように思えるほどの圧倒的な走りの軽さが実感できます。

【転がり抵抗の小ささ】と【重量の軽さ】が効いていて、自転車の走行性能が一気に向上します。その効果は、タイヤをシュワルベワンに交換した後の最初の一漕ぎで違いが解るレベルです。

スピードが上がる

「シュワルベワン」を使えば、【巡航速度】と【最高速度】が確実に向上します。転がり抵抗の小ささは確かで、いつもと同じ様にペダリングしていてもスピードのノリが違います。従来のタイヤの「転がり抵抗(=パワーロス)」がいかに大きかったかを知ることになります。

速度の維持が楽になる

ミニベロは速度を維持するのが苦手ですが、「シュワルベワン」を使えば、速度を低下させる要因の1つである「転がり抵抗」が激減するので、速度の維持がずっと楽になります。

また、巡航速度がいままでより高く、一度低下した速度を回復(=再加速)することも容易なので、どんな場面でもいままでより速く、速度を維持することが楽に感じられるでしょう。

乗り心地が良い

「シュワルベワン」はとても細くて高圧なタイヤでありながら【振動吸収性】が高く乗り心地が良いです。不快な振動を生む路面の微細な凹凸は、布を1枚挟んだようにマイルドに打ち消し、ガツンと響く路面の小さな段差は、スニーカーで踏んだような感触に変えてくれます。

また、車体の振動や跳ねが抑えられることで、多少の凹凸なら速度が低下せずに通過することができるので、振動吸収性は速度維持にも関係しています。

◎ただし、「大きな段差」や「路面の縦溝」などには注意する必要がありますよ。

グリップ性能が高い

「シュワルベワン」は【グリップ性能】が安定していて、直線でもカーブでも高いグリップ力を発揮します。ブレーキングによるロックやカーブでの横滑りに対する限界が高いので、不意のスリップを予防してくれる安心感があります。ただし、スリックタイヤなので「濡れた路面」には気をつけて。

疲労感が軽減

いままでより走りが軽くなり、走行性能が向上した分、より少ない体力消費で自転車を走らせることができます。同じ距離・同じ時間を走っても体の疲労感がずいぶん軽くなります。

強度も問題なし

「シュワルベワン」は、同社の従来の製品に比べて【強度】を重視して作られています。タイヤを手で触ってみると、強度が必要な部分がより厚く・硬く作られているのがわかります。

旧モデル「アルトレモ」と比べて強度が大きく改善されているので、「レース用の使い捨てタイヤ」という位置づけではなく、普段使いにも十分対応できるタイヤですよ。

ただし、しなやかでグリップ性能が高いタイヤほど【耐久性】は低い傾向があるので、シュワルベワンの耐久性はそれほど高くはないはずです。

タイヤを使い切るまで走ったら、実際にどのくらい使えたのか等、強度・耐久性について追記します。

タイヤの【強度】と【耐久性】
タイヤの丈夫さについて考える時、「強度」と「耐久性」の2つの要素があります。

  • 強度」とは耐カット性のことで、不意のパンクやバーストに対する強さを指します。
  • 耐久性」とは耐摩耗性のことで、どのくらい使えるかという寿命の長さを指します。

 

空気圧がポイント

性能を発揮できるのは「9気圧」前後から

タイヤの性能を発揮するためには空気圧」をしっかりと調節することが大切です。

「シュワルベワン」の適正空気圧は7.0~11.0気圧。体重65kg前後の人なら【9気圧】前後に調節すると「走行性能と乗り心地のバランス」がちょうど良くなりますよ。

また、フロントタイヤはリアより空気圧を少し低めにするのがお勧めです。私は普段は【フロント:8.5気圧】【リア:9.0気圧】に調節しています。

実際に乗ってみて「硬い」と思う場合は少し下げてみるとか、体重が重たい人(75kg以上)は少し上げてみるなど、好みや必要に応じて空気圧を調節すると良いでしょう。

自転車のタイヤの空気圧について「おさらい」してみるよ【初心者向け】

2015.11.03

携帯エアポンプなどの新調が必要な場合があります

パンク修理など出先で空気を入れるのに使う「携帯用エアポンプ」。7~8気圧程度までしか入らないものが多いので、

シュワルベワンで使うなら、9気圧以上に対応しているエアポンプが必要になります。

また、携帯用エアポンプに付属するエアゲージ(空気圧計)は便利なのですが、高圧になると誤差が大きくなるので、別途単体のエアゲージも併用するのがベター。

私は以下の「高圧対応エアポンプ」と「単体エアゲージ」を使っていますよ。

 「9.5気圧」まで空気が入れられるゲージ付き携帯ポンプはこちら|Amazon

 正確な空気圧管理に、使い易いおすすめの「エアゲージ」はこちら|Amazon

 

ロングライドにも街乗りにも、幅広いシーンで使えます

もっと楽に・もっと速くを実現

「シュワルベワン」を使えば、いつもより楽にスピードに乗ったり、より少ない体力で走ることが可能になるので、走行距離や時間が長いほど、その恩恵は大きく感じられます

長い時間・長い距離を走るツーリング・ロングライドや過酷なレースシーンで、シュワルベワンの高い性能は「追い風」のように助けになってくれるでしょう。

普段使い・街乗りにもOK

「シュワルベワン」の速さ・性能は、もちろん普段使いや街乗りでも快適に使えます。

シュワルベワンはレーシングタイヤとしての「速さ」だけでなく、「乗り心地の良さ」や「強度」も兼ね備えているので、路面状況が目まぐるしく変化する街中でも、意外にラクラク走れます。

ただし、細いスリックタイヤなので「濡れた路面」や「縦長の段差」には気を付ける必要がありますよ。

その他

「普通のタイヤ」よりは弱い

「シュワルベワン」は旧モデルと比べて格段に強度が高められていて、実用に耐えられる強度を持っていますが、やはりレーシングタイヤですから、ママチャリや入門用ミニベロに使われるような普通のタイヤと比べれば、やや弱いタイヤであるといえます。

「リムの太さ」に注意

「シュワルベワン」はとても細いタイヤです(実測23mm幅)。そのため、シュワルベワンを装着するためにはリムも細いものである必要があります。

目安として、リムの外幅が22mm以下であれば装着が可能であると判断できます。リムの外幅はノギスを使ってブレーキ当たり面を左右から挟めば測ることができます。

適正リム幅の見つけ方
リム&タイヤの適正サイズは、本来は「リムの内幅」から導き出します。一般に「タイヤ幅」が「リムの内幅」の1.4~2.4倍であれば安全に装着できるとされています。

 

まとめ

シュワルベワンは、ミニベロ最速のタイヤ

シュワルベワン」は走行性能を最大限に高めたレーシングタイヤです。さすがタイヤ専門メーカーのフラッグシップモデルだけあり、その性能はまさにトップレベル。

シュワルベワンのミニベロ用ラインナップは現時点で「最速のミニベロ用タイヤ」であることは間違いないでしょう。

価格は少し高めですが、従来のスポーツタイヤの性能と比べると、性能の高さに見合った価格設定だと思います。

他のタイヤを選ぶ理由が見つからない

自転車のスピードアップをしたくてタイヤを交換する人は、その考えは「正解」です。

シュワルベワンはトップグレードなので価格も下位グレードと比べて高価ですが、ここまで性能が違うと、中途半端なグレードのタイヤにお金を使うほうが勿体無いかんじがしますね。それに、これほどコスパに優れたカスタマイズは他にありません。

さらに「シュワルベワン」は速くて乗り心地が良い、つまりほとんど欠点が無いタイヤです。旧モデル「アルトレモ」の唯一の欠点だった強度の問題もシュワルベワンでは解決済み。

スピードアップを目指すなら、迷わずシュワルベワンを選んでいいと思います。

最初にやるべきカスタマイズ

タイヤ交換」は他のどんな改造よりも自転車の走行性能アップに大きな効果があります。

ミニベロのスピードアップを狙うなら、アレコレ遠回りする前にまず最初に試してみてほしいです。

他の改造を一切しなくても、タイヤを入門グレードから「シュワルベワン」に替えるだけで自転車の性格はかなり変わりますよ

「もっと楽に・速く走りたい」とか「ミニベロのしんどさを軽減したい」と考えている人には、まずはタイヤ交換を、そして最大の効果を望むなら『シュワルベワン』をお勧めします。

いや~、良いタイヤです。街乗りもツーリングも、しばらくこれ1本でいってみます。

 「シュワルベワン」の【406用】はこちらから購入できます

 「シュワルベワン」の【451用】はこちらから購入できます

備考:シュワルベワンがリニューアルされたので、上記リンク先も「新型シュワルベワン」が表示されます。

こちらの記事もぜひ参考に

 【新型】「シュワルベワン」がリニューアル|旧モデルとの違いを比較して紹介するよ

 【旧型】「シュワルベワン」のインプレ追記|耐久性と性能変化についてのレポート

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ABOUTこの記事をかいた人

自転車乗り/フォトグラファー。主な運営サイト「MINI VELO 道」ではミニベロとロードバイクの初心者向け情報や、楽しみ方を広げる話題などを紹介しています。アイテム紹介が好きで、最近は自ら製品開発にも関わっています。

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