ミニベロの走りが・乗り味が変わる、新型「シュワルベワン」の実走インプレッション
ミニベロの走行性能アップに絶大な効果がある高性能タイヤ「シュワルベワン」が、
リニューアルされて新型になりました。
前回の記事では『新しくなったシュワルベワンは旧型からどう変わったのか?』という「スペック上の違い」をまとめてご紹介しました。
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今回は、そんな「新型シュワルベワン」の実走インプレッションをお届けします。
「性能」や「走行感」をイメージする参考になればと思います。
今回私が購入・実走テストをしたのは【451用】のシュワルベワン。
この記事は、新型シュワルベワンの【451用】に関する内容です。
【406用】もリニューアル内容はほぼ同じなので、概ね同じような傾向にあると思いますよ。
1. 新型「シュワルベワン」の実走インプレッション
新しくなったシュワルベワンは、こんなタイヤでした。
非常によく転がり、走りが軽快
新しくなったシュワルベワンは、これまで同様に非常によく転がります。
加速が楽で、スピードの伸びが良く、軽快な走りが楽しめますよ。
旧型と同様に、入門グレードのタイヤからシュワルベワンに交換すれば、確実に性能アップを体感できるでしょう。
「転がり性能のピーク」は旧型と同程度
タイヤの転がり性能は、空気圧や体重などの条件によって変動します。
新型シュワルベワンは、空気圧を目一杯上げた場合に、最大で以前のシュワルベワンと同程度の転がりが得られますよ。
- 新型シュワルベワンは「旧型の転がり性能」を超えてはいないようです。
- 空気圧をもっと上げればもっと転がるはずですが、新型になって適正空気圧の上限が下がったので、そこが「超えられない壁」になっていますね。
低圧時・同じ空気圧なら、いままでよりもよく転がる
新型シュワルベワンは、タイヤ幅が太くなり、適正空気圧が低くなりました。
そのため、同じ空気圧で比較すると、旧型よりもよく転がります。(特に低圧時)
旧型は空気圧を8bar未満の低圧にすると全然転がらなかったのですが、
新型シュワルベワンなら、低圧時でも並みのスポーツタイヤより転がる印象です。
◎「空気圧が同じなら、タイヤ幅が太いほうがよく転がる」という理論通りの結果といえます。
乗り心地が良い
新型シュワルベワンでいつもの道を走ってみて、「いままでと違うな」と感じるのは、タイヤから伝わる振動です。
「乗り心地」が大幅に良くなりました。
新型と旧型を同じ空気圧にして比較すると、新型のほうが明らかに乗り心地が良いですね。
旧型も「よく転がる上に、乗り心地が良い」という特長を持っていましたが、
さらに乗り心地が良く、マイルドな乗り味に磨きがかかった印象です。
路面状況が良くないシーンでも、これまでよりも快適に走れます。
ミニベロは振動に悩まされることが多いので、タイヤの振動吸収性は高いほど良いですね。
一般に、走行性能を重視してタイヤをグレードアップすると、乗り心地は悪くなる一方なので、これは嬉しいポイントです。
- シュワルベワンの乗り心地の良さは「超高圧のスポーツタイヤの中では極めて乗り心地が良い」ということ。従来の高圧タイヤのようにガチガチではなく、絶妙にソフトなのだ。
- 乗り心地重視のコンフォート系タイヤと比べれば乗り心地は硬いので、「シュワルベワンを使うと絶対に乗り心地が良くなる」と勘違いしないようにご注意を。
上り坂がラクになった(ほんの少し)
意外だったのは、上り坂がいままでよりも楽に感じられること。
新型シュワルベワンは、タイヤ幅が太くなり、重量もわずかに増えました。
ふつう、上り坂はより細くて軽いタイヤのほうがラクなので、
新型シュワルベワンは以前よりも「上りはしんどくなるものだと予想」していました。
しかし、結果は予想とは逆で、上り坂での転がりがいままでよりも軽く、少しだけラクになりました。
タイヤ幅が太くなったことによる「転がり抵抗の低減効果」が、上り坂においてはデメリットを上回ったようです。
◎これはホイール径が小さいミニベロならではの現象かもしれません。ロードバイクなら重量増のデメリットのほうが大きくなります。
加速のダイレクト感がアップ
以前のシュワルベワンも気持ち良い加速感が魅力でした。
そして新型シュワルベワンは、さらにリニアに・ダイレクトな加速ができる印象です。
特に、一気に速度を上げようと「立ち漕ぎ」で体重をかけて踏み込んだ時の反応が、
- 旧型ではややダイレクト感に欠ける感じがあったのに対して、
- 新型シュワルベワンは「踏めば進む」という感じで、トルクをかけたぶんだけスルッと回る感覚がありますね。
これもタイヤ幅拡大の効果で、「上り坂の走りの軽さ」にも効いている部分だと思います。
◎タイヤ幅が太くなったことで、高荷重がかかった時のタイヤの変形パターンが変わり、「つぶれた状態ではいままでよりも転がりやすい」ということだと考えられます。
グリップ性能は高い
タイヤ幅が太くなったぶん、グリップ性能はわずかに向上しています。
試しにタイヤをロックさせようとフルブレーキしても、荷重がかかっている限りタイヤはそう簡単には滑りません。(安全のため直進状態でテスト)
「後輪の荷重を抜いた状態」にして初めて、リアタイヤをロックさせることができました。
ドライ路面でのグリップは安定していて、車体を大きく傾けて「山道の下りカーブ」を攻めてみても特に怖いと感じることはありませんでした。
1つだけ、車体を傾けた時にザーッとロードノイズがするようになったのが少し気になります。新たに追加されたトレッドパターンによる音だと思います。
◎スリックタイヤ(セミスリック)なので、濡れた路面でのグリップ性能は低いですよ。
「耐パンク性」や「耐久性」は同程度か
現在、まだ新型シュワルベワンを使い切っていないので、耐久性の評価は未確定ですが、
基本構造は旧型と同じなので、新型シュワルベワンの耐久性は旧型とほぼ同じと予想しています。
ちなみに、以前のシュワルベワンは「丈夫で、比較的長持ちするタイヤ」でしたよ。
今後、耐久性等について何か新しいことが解ったら追記したいと思います。
2. 新型シュワルベワンを使うと得られるメリット
ミニベロのタイヤを安価なノーマルタイヤから「シュワルベワン」に交換するとどうなるか?
例えばこんな違いや効果が得られますよ。
ミニベロのスピードが上がる、走りが軽くなる
「シュワルベワン」は、入門グレードのスポーツタイヤや街乗りタイヤと比べると、
圧倒的に転がり抵抗が低く・よく転がるタイヤです。
タイヤを「シュワルベワン」に交換するだけで、
加速がラクになったり、スピードが上がるなどの効果が得られます。
交換前のタイヤとの性能差にもよりますが、
- 「最初の一漕ぎ」で違いが解るほどの効果が出る場合や、
- 上手くいけば平均速度が3~5km/h程度アップすることもありますよ。
スポーツタイヤ特有のストレスや怖さが減少
走りを重視して「スポーツ系の高圧タイヤ」を使うと、乗り心地は悪くなり、ストレスは増える一方です。
しかし「新型シュワルベワン」は振動吸収性が高いので、多少路面が荒れていても、大きなストレスにはなりません。
通常、スピードが出ているときに路面からの振動がダイレクトに伝わると「ハンドルのブレ」や「怖さ」を感じますが、
新型シュワルベワンの振動吸収性は、ブレや怖さを消してくれます。
無用なストレスが無くなることでコントロールに集中でき、快適なライドにつながります。
ロードバイク的な走行感がロングライドに効く
「スポーツタイヤを履いたミニベロ」と「ロードバイク」を比較すると、断然ロードバイクのほうが乗り心地が良いです。
しかし、新型シュワルベワンを使えば、その高い振動吸収性によって最大で「ロードバイクに近い走行感」まで振動のカドが取れます。(※あくまでも振動に関する話)
疲れが出やすい「ロングライド」では乗り心地の良さが大きなアドバンテージになります。
新型シュワルベワンは、いままでよりもさらにロングライドが快適なタイヤになったという印象です。
また、ストレスになる段差や凹凸は街中にこそ多いものですが、この振動吸収性はもちろん街乗りも快適にしてくれますよ。
3. シュワルベワンはこんな人にオススメです
ミニベロのタイヤを「シュワルベワン」に交換することでメリットがあるのは次のような人。
- ミニベロの走行性能を高めたい人
- 入門グレードのタイヤからステップアップしたい人
- 「転がり」を良くしたいけど、「乗り心地」が悪くなるのは嫌な人
- 同等スペックの他製品の乗り心地に不満な人
上の条件に2つ以上あてはまる人は、「シュワルベワン」を使うことで、
「走行性能アップ」や「乗り心地改善」などの効果が期待できます。
こんな人にはオススメできません
- 雨天、ウェット路面でのグリップを重視する人
- 砂利道や未舗装路を走る人
- 転がらなくてもいい、ただ乗り心地が柔らかいだけのタイヤがほしい人
シュワルベワンは転がり重視のスリックタイヤ。濡れた路面やオフロードは苦手です。
スポーツ系の高圧タイヤの中ではかなり良好な乗り心地ですが、コンフォート系タイヤと比べれば乗り心地は硬いですよ。
導入する時は、自分の目的や使い方に合っているかどうか確認しましょう。
4. 最高の転がりを得るには「空気圧」がポイント
新型シュワルベワンの「転がり性能」を最大限に発揮するためには、
- 「空気圧」を高めに調節することと、
- 「体重や車体重量」に留意する必要があります。
※「体重」や「車体重量」によっては転がり性能がじゅうぶんに発揮できない場合があるので注意が必要です。(下記で詳しく説明)
空気圧を高めに設定する
「新型シュワルベワン」は旧型と同様に、
空気圧を高くすることで「本来の転がり性能」が発揮されるタイヤです。
「適正空気圧」の範囲内で空気圧を高めにして使うことをお勧めします。
◎新型シュワルベワンなら、空気圧を高くしても「乗り心地の良さ」は大きく損なわれません。
体重に比例して空気圧を高くする
転がり性能をMAXに発揮したい時は、体重が重たい人ほど、空気圧を高く。
体重に比例して空気圧を調節しましょう。
以下は転がりを重視する場合の大まかな「推奨空気圧」の目安です。(私が考える大まかな推奨値)
- 体重60kg程度の人は、空気圧8.0bar以上
- 体重65kg程度の人は、空気圧8.5bar以上
- 体重70kg程度の人は、空気圧9.0bar(MAX)
※転がりよりも乗り心地を重視する場合は、これよりも低い空気圧でOKです。空気圧を低めにしても普通のタイヤよりは転がりますよ。
「荷物の重さ」や「車体の重さ」も空気圧に反映
「空気圧」と「転がり」の関係をより正確に考えるなら、
体重だけでなく「タイヤが受ける総重量」を基準に空気圧を調節するのがベター。
- 「荷物」がある時は、そのぶん空気圧をより高くします。
- 「車体重量」が平均より重い場合は、そのぶん空気圧をより高くします。
- 「軽い自転車に乗っている人」や「荷物を持たない人」は、より低圧から転がり性能が発揮されます。
- 「重い自転車に乗っている人」や「荷物が多い人」は、じゅうぶんな転がりを得るためにはより高圧にする必要がありますよ。
要するに、総重量にあわせて『本来の転がり性能が発揮されるところまで空気圧を上げる』ということ。
- ちなみに、私の体重は65kg以上で、荷物を背負ったり・下ろしたりして転がりの変化をチェックしてみました。
- 体重+荷物で70kgを超えると、空気圧はMAXまで入れる必要がありますね。
空気圧を上げられるのは『9.0bar』まで
「タイヤが受ける総重量」が重たいほど、空気圧を高くする必要がありますが、
空気圧を上げていいのは「適正空気圧の上限まで」です。
「体重」+「車体」+「荷物」の総重量が重たいほど、必要な空気圧は上限に近づきます。
空気圧の上限は、451用で9.0bar、406用で8.0barです。
新型シュワルベワンは、旧型よりも空気圧の上限が低くなったので、空気圧を上げていくとすぐに上限に到達してしまうのです。
旧型からのユーザーは、空気圧の上げ過ぎに注意
新型の「適正空気圧」は旧型よりも大幅に低くなっているので、特に旧型からのユーザーは以前の感覚で空気を入れ過ぎないように注意しましょう。
空気圧が上限に達すると、それ以上転がるようにはできない
「総重量」がしきい値を超えると、空気圧をMAXまで上げてもまだ足りないということが起きます。
それはつまり「総重量が重たい場合、本来の転がり性能が発揮できない可能性がある」ということ。
「体重が重たい人」や「車体が重たい人」「荷物が多い人」は、
この『空気圧をMAXまで上げてもじゅうぶんに転がらない可能性』に留意する必要がありますよ。
★先程の【体重と空気圧のグラフ】をもう一度見てみましょう。
体重70kg以上で空気圧が横ばいになっているのは、「それ以上は空気圧を上げられない」ということ。
そして、体重が増えているのに空気圧が同じということは、「重いほど転がらなくなる」ということ。
空気圧をもっと上げられたら重たくても転がるのですが、「上限」という超えられない壁があるのです。
◎グラフ上で境目にあたる体重70kgの人の場合、「手ぶらならよく転がる」けれど、ツーリングなどで「荷物を持ったら転がらない」ということが起きますね。
旧型からのユーザーは、以前より転がらない可能性も
シュワルベワンを以前から使っている人の中には、体重や荷物・車体重量を合わせた「総重量が重たい人」もいると思います。
長距離を走る時などは、ふだんよりも荷物が増えて、総重量が重たくなることもありますね。
いままでは「転がり性能」がじゅうぶんに発揮されるところまで空気圧を上げることができましたが、
適正空気圧が下がった新型では、以前のように9barを超える高圧にすることはできません。
となると、「新型に交換したら、いままでよりも転がらなくなった」という人も出てくるはずです。
総重量が軽い人は心配ありませんが、重い人は要注意ですね。
実際に、荷物を持って「体重+荷物が70kgオーバー」という状態で走行すると、走り慣れた道で「いつもより転がらない」と感じる。空気圧をもう少しだけ上げたい。
試しに上限値を超える空気圧を入れてみると気持ち良く転がる(※真似をしてはいけない)。これが自分の知っている「(以前の)シュワルベワンの転がり」だ。新型は、適正空気圧の指定値が低すぎるのではないか?と考えてしまう。
なお、私のテスト環境では「体重と荷物の合計が70kgを超えない状態」なら空気圧9.0bar以内で良く転がります。この結果から、上のグラフ等の説明にたどりつきました。
「空気圧を上げて転がりを回復」という手は使いにくくなった
タイヤの転がり性能は、磨耗するにつれて低下していきます。
磨耗によって転がり性能が低下してきたら「空気圧を上げる」ことで、いくらか転がりを回復させることができます。
しかし「新型シュワルベワン」は旧型よりも空気圧の上限が大幅に低くなっているので、いままでのように「空気圧をどんどん上げられる」というわけではありません。
転がりを重視して「空気圧をもっと上げたい」と思っても、すぐに上限に到達します。
ということで、体重などにもよりますが、タイヤが磨耗して転がり性能が低下してきたら、大きく回復させることはできないでしょう。
この「重量と空気圧にまつわる問題」は、軽量バイクに乗っている人や、体重が軽い人には起きにくいので、軽い人ほど有利といえますね。
新型シュワルベワンは「タイヤ幅」が太くなったことで、以前よりも「適正空気圧」が下がりました。
「タイヤ幅が太くなると適正空気圧が下がる」というのは普通なのですが、実質1mmのタイヤ幅拡大に対して、適正空気圧が大幅に下がり過ぎているように思います。
適正空気圧の上限があと0.5~1bar高ければ、この『空気圧を上げるとすぐに上限にぶつかる問題』は起きなかったはず。
もう少し上げたいのに上げられない、それはまるで「重量制限がある」あるいは「性能にリミッターをかけている」ような状態ですね。
もしあなたが「新型シュワルベワン」を使ってみて、空気圧をMAXまで入れてもあまり転がらなかったとしたら、
それはタイヤの性能が下がったのではなく「適正空気圧が下がりすぎたために性能が発揮できていない」と考えるのが妥当だと思いますよ。
総評|「新型シュワルベワン」は「旧型」より良くなった?
「新型シュワルベワン」の基本性能について簡単にまとめるとこんなかんじ。
乗り心地は明らかに良くなった
幅が少しだけ太くなり、エアボリュームが増えたことで乗り心地がさらに良くなりました。
旧型よりも振動吸収性が高くなり、いままでよりもさらに快適な走りが楽しめます。
この乗り心地の良さは「空気圧が下がったから」ではなく「エアボリュームが増えたから」。
同じ空気圧で比較すると、旧型よりも新型のほうが乗り心地が良いですよ。
転がり性能は底上げされた
空気圧を高くした時に得られる「転がり性能のピーク」は旧型と同程度の転がりですが、
低圧時・同じ空気圧で比較すると今までよりもよく転がるので、全体的には「転がり性能が底上げされた」と言えます。
また、「加速感」や「上り坂での転がり」がわずかに良くなったので、転がり性能の向上を体感できる場面があります。
◎ただし、転がり性能をピークまで発揮できるかどうかは「空気圧と総重量の関係」に左右されるので注意したいところ。「軽い人ほど良く転がる」と言える。
グリップ性能はわずかに向上
タイヤ幅の拡大はグリップ性能の向上につながっています。
それほど大きな差はありませんが、グリップの限界はいままでよりも高くなっています。
ライバル製品である「パナレーサー」のタイヤならあっさり滑るような状況でも、シュワルベワンなら粘ってくれるので、安心感が違いますね。
「総重量」が重たいと転がらない場合がある
これは前項で解説したとおりで、新型シュワルベワンは適正空気圧が低くなったため、
空気圧を上げていくとすぐに上限に到達しやすいという問題があります。上限値が低すぎる印象。
「転がり性能」については、体重・総重量が軽い人と重い人で評価が分かれると思います。
- 体重や車体が「重たい人」は転がり性能が100%発揮できない可能性がありますよ。
- 体重や車体が「軽い人」にとっては特に問題にならないのでご安心を。
まとめ
新しくなった「シュワルベワン」は、ミニベロの走りや乗り味が変わる優れたタイヤです。
「良く転がる上に、乗り心地も良い」という特長は新型にもしっかりと受け継がれています。
特に、タイヤが太くなったことで「乗り心地」は以前よりもさらに良くなりました。
入門グレードのタイヤからシュワルベワンに交換すれば、「走行性能アップ」や「スピードアップ」につながるのは確実で、「乗り心地の良さ」もあきらめずに済むのが良いですね。
「空気圧と総重量の関係」には注意が必要ですが、それさえクリアできるなら、
20インチのミニベロの「走り」や「乗り味」をワンランクアップさせたいと考えている人に、
「シュワルベワン」は本当におすすめできるタイヤです。
あなたのミニベロも、シュワルベワンを使ってみてはいかがでしょう。
新型シュワルベワンはどこで買える?
「新型シュワルベワン」はスポーツ系ミニベロを取り扱う自転車屋さんの店頭のほか、Amazonなどのネットショップでも購入できます。
現在、市場には新・旧の製品が混在しているので、スペックや写真をよくチェックして、購入される際は間違いのないように注意しましょう。
シュワルベワンの【406用】はこちら
シュワルベワンの【451用】はこちら
追記:今後もマイナーチェンジにより、タイヤの幅(太さ)等のスペックが変わることがあります。製品情報をよくご確認ください。
パナレーサーとどっちがオススメ?
「転がり性能」はシュワルベワンのほうが上です。転がりを重視するならシュワルベワンを選んだほうが良いでしょう。
「乗り心地」はシュワルベワンの圧勝です。パナレーサーは乗り味が本当に硬いです。
「グリップ」もシュワルベワンのほうが上です。パナレーサーは滑りやすいです。
「総重量が重たい人」が使うならパナレーサーがオススメです。空気圧がシビアではなく、総重量が重たくなっても性能が安定しています。
- 「総合性能」ならシュワルベワン、
- 「総重量が重くて転がらない場合」はパナレーサー
というふうに選ぶことができますね。
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以上、ミニベロ用の「新型シュワルベワン」の実走インプレッション記事でした。
あなたのタイヤ選びの参考になれば幸いです。