ミニベロで行く秋の琵琶湖130km|【前編】守山~長浜
ミニベロ2台で秋の琵琶湖の湖岸をサイクリング。
その日のもようをたくさんの写真とともにお届けします。
琵琶湖の風景やサイクリングの気持ち良さをぜひ感じてみてください。
- 前編・後編に分けてお届けします(後編はこちら)
- ルートマップ等は後編ページの最後にあります。
- 筆者:BIKE FRIDAY ニューワールドツーリスト
- 友人:FUJI コメットR
電車で「輪行」して滋賀県へ
早朝、自宅近くのJRの駅から電車に乗って、琵琶湖のある滋賀県に向けて出発です。
JR「大阪駅」で友人と合流。明けてゆく朝の風景を眺めながら電車に揺られました。
滋賀県に入ると、車窓から見る景色は広々とした田舎の風景に変わります。もうすぐ到着です。
「守山駅」からスタート
朝7時30分、「守山駅」前から琵琶湖ツーリングをスタートです。
朝の田園風景を走り抜けて「湖岸道路」へ
「守山駅」から「琵琶湖大橋」方面に少し走れば、いかにも滋賀県らしい広大な風景が広がります。
この田園風景を走り抜ければ、琵琶湖に突き当たるところで「湖岸道路」に合流します。
琵琶湖の朝の青い風景
「湖岸道路」を北上して、琵琶湖大橋前を通り過ぎ、野洲川に架かる「中州大橋」を渡りました。
橋の上からは、早朝特有の薄青い風景と、冷たくて美味しい空気が楽しめました。
「貸し切り」状態の湖岸道路をゆく
週末にはいつも自転車だらけの琵琶湖の道も、この時間にこの辺りを走っている人は少ないようです。
前を見ても・後ろを見ても誰もいない、まるで貸し切りのようなかんじで気持ち良く走れました。
私の自転車「バイクフライデー・ニューワールドツーリスト」と、友人の自転車「フジ・コメットR」。この数ヶ月の間に、この2台でずいぶん色々なところを走りました。
時速25~30kmくらいのペース
距離を走るツーリングでは、ペースを落として走ることが大切。
今回は平地では時速25~30kmを目安にペースを調整。無闇にそれ以上の速度で飛ばさないように心がけました。
トラブルの予感
のんびり走っていると、少し前を走る友人の方からゴロゴロとポカリスエットが転がってきました。
立ち止まってみると、停止した友人の自転車から「シュ~ッ」と気持ち良い音が聞こえます。
パンクしていた(笑)
友人が乗る「コメットR」のリアタイヤがパンクしていました。走行開始から23km地点での出来事でした。
湖周道路沿いの遊歩道は、大体は自転車で走りやすいのですが、中にはひどい「段差」もあって、友人のコメットRは段差を越えた時にパンクしたのでした。(その段差でポカリスエットも落下)
琵琶湖畔を巡るコースなので、少しでも水辺に近いところを走りたいという気になるものですが、遊歩道にある段差は自転車にとって快適とはいえません。安全・快適に走るなら車道を走り続けるほうが良いかもしれないと思いました。
秋色の風景の中を、再び走り出す
ちょっとしたアクシデントに見舞われましたが、気を取り直して再び湖岸を北上してゆきます。
琵琶湖畔で随一の美しい風景、「水ヶ浜」周辺エリア
ほとんどの車が直進してゆくこの交差点を左へ進むと、道路は「水ヶ浜」周辺エリアへと続きます。
琵琶湖を横目に走る林道
この道は車の通行が少なく、家もなく、静かで、緑が多く、また琵琶湖がより近く感じられます。
緑に包まれて走る爽快感
緑の中を走り抜けるのは本当に気持ちが良いです。
「走りに集中できる」なんて言うと、景色なんて見ていないような響きがありますが、信号や周囲の交通など注意を払うべきものがほとんど無いと、走ることに意識を集中できるんです。
すると、自分を包み込む環境がよりリアルに感じ取れ、木々が風に揺れる音や、空気の美味しさなどが、よりはっきりと感覚として自分に届きます。
「このかんじ、山歩きに似ているな。」 そう思いながら、私は緑の中を走り抜けていました。
「水ヶ浜」周辺エリアには、リゾート施設やレストラン、ウェディング施設などがあり、道路脇に立てられている「結婚式場」の案内板も可愛い。
ちなみにですが、全国で使われている交通安全啓発の「飛び出し坊や」の立て看板。その発祥の地は滋賀県だそうですよ。(参考:とび太くん誕生秘話)
緑のトンネルをくぐり抜ける
「水ヶ浜」周辺エリアには【緑のトンネル】と呼べるような場所がたくさんあります。
このような景色が、たった5km程続くだけですが、今回の琵琶湖ツーリングの中でもっとも印象に残っている光景でもあります。
適度なアップダウンが心地良い
全体で見ると坂道がほとんど無い琵琶湖畔の道。この「水ヶ浜」周辺エリアの林道のアップダウンは、永遠に続いてほしいくらい心地良いリズムでした。
林道を抜けると、琵琶湖のほとりの静かな風景
林道を抜けて坂道を下ると、緑のトンネルから一転して、空が開けた広々した風景が広がります。
柳の木があるこの場所で、しばらく景色を眺めました。
東近江~彦根~米原
美しい風景が続く「水ヶ浜エリア」を抜けたら、再び湖岸道路に戻り湖畔の平野部を走ります。
東近江から長浜までは、田園風景と市街地が入り交じった風景が続きます。
湖畔の見晴らしが良い場所には、大抵人の姿があります。いろいろな場所で、休憩中のサイクリンググループの姿を見かけました。
彦根から長浜までの区間を利用する「県道2号線」は、左手に琵琶湖が見えることを除けば、特に魅力もないし・走り易くもない、普通の街中と変わらないようなかんじです。
ここを過ぎれば、長浜そして奥琵琶湖エリアです。
奥琵琶湖へ
長浜の市街・農地を走り抜けると、それまで平坦だった風景に山が現れます。そして西側の小さな丘を1つ越えると、奥琵琶湖の風景が待っています。
「海津大崎」の美しい風景
山側の道から湖岸に下りると、桜の名所【海津大崎】に入ります。
この時期、桜の樹は葉が紅く染まって散りゆく頃ですが、海津大崎の草むらには秋桜(コスモス)の花が綺麗に咲いていましたよ。
桜の樹とコスモスがあるこの場所で、しばらく景色を眺めました。(後半につづく)