ミニベロとローカル線で行く兵庫・神河町|鯉のぼりと田舎道
春から夏へと景色が変わる5月の下旬、兵庫県・神河町周辺をミニベロ2台でサイクリング。
この時期、たくさんの『鯉のぼり』が空を舞う風景と、緑いっぱいの田舎の風景が楽しめますよ。
そんなサイクリングのもようを、たくさんの写真や動画とともにお届けします。
あなたの自転車旅をイメージ・計画する参考になればと思います。
- ローカル列車で輪行
- 緑いっぱいの田舎道をサイクリング
- 田舎のコンビニ「マイスター工房八千代」へ
- 「川魚のランチ」を食べる
- 「鯉のぼりが空を舞う風景」を見る
- 赤い電車を見ながら走る
- 筆者:BIKE FRIDAY ニューワールドツーリスト
- 友人:FUJI コメットR
今回のコース
田舎道をゆく、約55kmのコース
★地図をクリックすると詳細ページが開きます。
メインの目的地は神河町の「グリーンエコー笠形」。たくさんの「鯉のぼり」が空を舞う風景を見に行きました。
途中には田畑が広がる「田舎道」や走り応えのある「山越え」区間があります。
現地付近へは電車で「輪行」して行き、スタートを【西脇市駅】、ゴールを【福崎駅】に設定。
行きも帰りもローカル鉄道なので「電車の旅」気分も楽しめましたよ。
コース難易度:
コースの大半が交通量の少ない田舎道なので、のんびり気持ち良く走れます。途中の上り坂は結構キツイですが、それさえクリアできれば誰にでもオススメできるコースです。
電車で「輪行」して西脇市へ
ローカル列車「JR加古川線」で加古川駅から西脇市駅へ
JR加古川線の電車に乗って、今回のスタート地点【西脇市駅】まで移動しました。加古川線の電車は、珍しい「翡翠色」の車両でしたよ。
自転車を組み立ててスタート
【西脇市駅】の駅舎はなんだか可愛い。駅前でサクッと自転車を組み立ててサイクリングをスタートです。
西脇市から多可郡へ
緑いっぱいの風景をゆく
西脇市駅から走りはじめるとすぐに、目の前には緑いっぱいの風景が広がります。
自転車を置いて、風景を眺める
綺麗な川が流れていて、どこかからカエルの声が聞こえました。川辺で自転車を置いて、しばらく風景を眺めましたよ。
めずらしい、井戸ポンプがあった
なんとなく自転車を停めたその場所に「井戸ポンプ」を発見。
昔懐かしいイメージがある井戸ポンプですが、これはなんだか新しそう。比較的最近設置された「現役の井戸ポンプ」のようでした。
田舎のコンビニ「マイスター工房八千代」でお買い物
お土産を買うために、田舎のコンビニ『マイスター工房八千代』に立ち寄りました。テレビ番組でたびたび紹介される、超有名スポットです。
名物の「巻き寿司」は売り切れ必至
『マイスター工房八千代』は特製の「巻き寿司」が大人気で、遠方から買い求めにやってくる人もいるとか。毎日朝から巻き寿司を求める人で行列が絶えず、すぐに完売するそうですよ。
この日ももちろん「売り切れ」。私たちは11時過ぎに訪れましたが、その少し前に売り切れたそうです。「巻き寿司」が食べたいなら、もっと朝早くに行ったほうが良さそうですね。
「鯖寿司」と「椎茸」を買った
私は「鯖寿司」が好きなので鯖寿司を買いました。それから美味しそうな「椎茸」も。
こうやって旅先でお土産や食材を買って帰るのもツーリングの楽しみです。
自転車に「大きめのバッグ」を装着しておけば、なんでも買って帰れますよ。
自転車で食べ物・生もののお土産を持って帰るなら、冬以外は「保冷バッグ」を持って行くことをお勧めします。
私は登山・アウトドア用の保冷バッグ「グラナイトギア・エアセルブロックス(Mサイズ)」を使っています。リュックやサイドバッグに入る箱型保冷バッグですよ。
今回のお土産も、保冷剤と一緒にこの保冷バッグに入れて無事に持ち帰ることができました。
田舎道と峠越え
田舎道をゆく
「マイスター工房八千代」からふたたび田舎道を走り出しました。
景色は徐々に山道に、1つめの峠越え
気が付くと、田園風景は山道に変わっていました。スタートしてからここまで道路は平坦なように見えて、実はずっと緩やかな上り坂。じわじわと標高を上げてきました。
そんな1つめの峠越えは、勾配が少し急になってきたところですぐに終わり、そこから一気に100メートル程下ります。森の中を通るつづら折れの道路が爽快でした。
山道を走行動画で体験
田舎の風景にたたずむ
山を下りると、目の前にはふたたび穏やかな田舎の風景が広がります。
なんだかこの場所が心地良くて、自転車を置いてしばらく過ごしました。
長くてキツい、2つめの峠越え
そして道路はふたたび登り坂へ。
2つめの峠越えは、なかなかキツくて走り応えがありました。勾配はそれほど急ではないですが、脚を休められるところが無いまま登り坂が5km以上続きます。
山の上からは、さっき走っていた道が見えた
平地から200m程登ったところで、景色が開けた遠くまで見渡せる場所がありました。
ここから眺めた景色のはるか遠く下のほうには、先ほど走ってきた田園エリアが見えますよ。
峠のてっぺんはトンネルだった
山道を登り切って上りから下りに変わる「峠」のてっぺんはトンネルでした(よくあるパターン)。
上り切ったところがトンネルだと「ご褒美の絶景」が無いんですよね…。
下り坂を動画で体験
峠のてっぺん(トンネル)からその先の平地まで、長い下り坂を一気に走り抜けました。ものすごい下り坂でしたよ。
「鯉のぼり」に導かれて
山を下って平地を少し走ると「鯉のぼりの行列」が見えてきます。
ここまで来れば目的地『グリーンエコー笠形』まではあと少し。
鯉のぼりの「道しるべ」
『グリーンエコー笠形』へ続くの道沿いには、鯉のぼりの行列がずっと先まで続いていました。面白い風景ですよね。
「グリーンエコー笠形」に到着
そして『グリーンエコー笠形』に到着。本当に、どこまでも鯉のぼりが見えます。
お昼ごはんに「川魚」を
『グリーンエコー笠形』に着いたら、まずは美味しいお昼ご飯。
グリーンエコー笠形の『笠形御膳』
今回は、グリーンエコー笠形にあるレストランの看板メニュー『笠形御膳』をいただきました。
色々なお料理が少しずつ味わえるメニューで、「焼き魚」「お刺身」「天ぷら」「季節の野菜」など味わい・彩が豊かで目にも楽しめるお食事でした。おすすめです。
私は魚が好きで色々な魚を食べてきましたが、川魚「アマゴ」を食べるのはこれが初めて。アマゴはとても美味しくて、「こんなに美味しい魚だったんだ」という感じ。また食べたいな。もしあなたも「アマゴ」の味をまだ知らないのなら、一度食べてみてはいかがでしょう。
「鯉のぼり大空遊泳」を楽しむ
美味しいお食事の後は、たくさんの『鯉のぼり』が空を舞う風景を楽しみました。
鯉のぼりは、空高く泳いでた
山の谷間を泳ぐ鯉のぼりは、地形に高低差があるので一際空高くを舞っているように見えました。
自転車と一緒に撮ってみる
せっかく自転車に乗って来たので、鯉のぼりと自転車を一緒に撮ってみました。
動画で見てみる
たくさんの鯉のぼりが空舞う風景をひとしきり楽しんで、『グリーンエコー笠形』をあとにしました。
「鯉のぼりの道しるべ」が印象的だった
来る時にも見た「鯉のぼりの道しるべ」は、帰りにも私たちを見送ってくれました。
道沿いにズラリと並ぶ小さめの鯉のぼりは可愛くて、空高く舞う大きな鯉のぼりよりも素敵に思えました。
鯉のぼりは、雨風によって傷んだり、千切れてどこかに飛んでいってしまったり、鯉のぼり同士が絡んだり、ワイヤーに絡むなど、実は吊るされている間に色々なトラブルが起こります。
期間の後半になるほど見た目が悪くなりがちなので、期間の初め頃が一番見映えの良い状態で見ることができますよ。
(期間中に、鯉のぼりを下ろして、絡みを取る作業をされることもあるそうです。)
神河町から福崎町へ
稲苗がならぶ「水田」
鯉のぼりを見た後は、ふたたび田舎道を進みます。
鏡のような田んぼの水面に、植えられたばかりの小さな稲苗が並んでいました。夏にはここも緑色の草原のようになるのでしょう。
金色の野「麦畑」
まっすぐな道を走っていると、目に映る風景の色がどんどん変化します。「麦畑」が広がる地域では、あたり一面に黄金色の麦の穂が揺れていました。
ローカル列車の線路沿いをゆく
今回のコースの最後は【JR播但線】の線路沿いの道を走りました。
電車が珍しいので「撮り鉄」してみた
電車にあまり興味は無いけど、この「赤くて短い電車」がなんだか可愛くて珍しいので『撮り鉄』してみました。
田舎の風景に映える、赤い電車
この赤い電車は、緑いっぱいの田舎の風景の中で映えて絵になりますね。
JR「福崎駅」から輪行して帰路へ
そしてJR【福崎駅】に到着。あの赤い電車に乗って「輪行」して帰路につきました。
こうして今回のサイクリングは無事に終了です。
まとめ
ということで今回は、兵庫県・神河町周辺でのサイクリングのもようをお届けしました。
ご紹介したコースは「街中を一切走らないコース」なので、車や信号が少なく、気持ち良く走れますよ。
「田舎ならではの美味しいグルメ」にも出会えるほか、4月~5月頃に訪れると「鯉のぼり舞う風景」が楽しめるのもポイントです。
あなたもこんなサイクリングを楽しんでみてはいかが?
以上、「ミニベロとローカル線で行く兵庫・神河町|鯉のぼりと田舎道」のリポートでした。
一日を「ダイジェスト動画」で見てみる
最後に、今回のサイクリングの様子をまとめた動画を作ってみました。田舎の風景や、サイクリングの臨場感をお楽しみください。鯉のぼりの行列がすごいです。
ソニーアクションカムで撮りました
この記事で公開している「動画」は、SONYのアクションカムを使って撮影しました。
自転車に乗ったままボタン1つで撮影できるので便利ですよ。