イトーサイクルオリジナルのブロンプトン用ライトブラケットをご紹介【販売終了】
今回は、大阪のイトーサイクルより、ブロンプトン用のニューアイテムをご紹介します。
「ブロンプトンの純正フロント反射板の位置に、キャットアイのライトを装着可能にするブラケットステー」です。
これを使えば、お手持ちのキャットアイ製ライトをブロンプトンのフロント下部に取り付けできるようになりますよ。
カスタムパーツとしては地味なアイテムですが、とても便利なのでオススメです。
ということで、「取り付け方法」から「使用感」まで詳しくご紹介します。
- 2016/12/03:金具部分の形状が少し変わりました。記事中の写真は以前の金具を一部含みます。
- 2017/02/09:製品改良により「サポート金具」が付属する新しいセット内容で販売が開始されました。「取り付け手順」など本記事の内容を更新しました。
- 2018/05/20:この製品の販売が終了し、新型のライトブラケットが発売されました(新型はこちら)
イトーサイクルオリジナル|BROMPTON用ライトブラケット
大阪にある、バイクフライデーやブロンプトンを取り扱う自転車屋さん「イトーサイクル」。
イトーサイクルでは、自転車パーツの加工やオリジナルアイテムの製作もしています。
先日、私がイトーサイクルを訪れた時のこと。
お店のご主人が、
- 「ブロンプトン用に、新しくこんなの作ってみました」
- 「気に入ったら、ぜひ紹介してください」
と見せてくれたのがこれ。
BROMPTON用、キャットアイのライトに対応するブラケット
フロントブレーキの前側に、キャットアイのライトがいいかんじに付いていますね。
店内にならぶ新車のブロンプトンに装着されていましたよ。
パーツ単体だとこんなかんじ
フロントブレーキのアーチの下を通るように曲げられた金具に「キャットアイ製のライトブラケット」が装着されていますよ。
それから、ブロンプトンのフレームにフィットする「アールワッシャー」と「サポート金具」が付属。これらは車体への取り付け時に使用します。
このブロンプトン用ライトブラケットの先端部分は、キャットアイのライトに付属するフレックスタイトブラケット【H-34N】と同じものです。
「VOLTシリーズ」など現在販売されているキャットアイのほとんどのライトの取り付けが可能です。(ただし、ライトブラケットにはライトの重量制限あり)
このアイテムのココが良い!|2つのメリット
ライトはもちろんハンドルにも装着できますが、ブロンプトンの場合は、ライトをフロント下部に装着したほうが便利な場面が多いです。
この「ブロンプトン用キャットアイライトブラケット」を使えば、こんなメリットがありますよ。
ハンドルが広々使えるようになる
このブラケットを使ってライトをハンドルからフロント下部に移動させれば、ハンドルが広々使えます。
特にMハンドルやPハンドルはハンドル上のスペースが狭いのが難点ですが、これでライト1つ分のスペースが作れます。
スマートフォンホルダーなど他のアクセサリーを付ける余裕ができますね。
折り畳み時もじゃまにならないから、いつもライトを装着したままでOK
ブロンプトンを折り畳む時、ハンドルにライトを装着しているとライトがぶつかってうまくいかないことも。
そんな時はライトを取り外すか、角度をズラしてから折り畳みます。これがいちいち面倒。というか忘れてガチャンとぶつけてしまいます。
でもこのブラケットを使えば、折り畳み時もじゃまにならない位置にライトを装着できるから、ライトはいつも付けたままでOK。便利ですよ。
なぜコレがおすすめ?3つの理由
1. ブロンプトン用ライトキットはなかなか手に入らない
キャットアイからも「旧型ライトVOLT300にブロンプトン用ブラケットを同梱したパッケージ」が用意されているのですが、安定供給されておらず入手困難な商品です。
いつも品薄で一度欠品すると入荷未定になるという状況で、私も以前買おうとした時に手に入らなくて諦めた経緯があります。
また、このブラケットは単体での販売はなく、「ライトは持ってるからブラケットだけほしい」という人や「VOLT300なんていらん」という人の選択肢から外れます。(このセットパッケージは価格も妙に高いです)
さらに、ブレーキの上をまたぐ形状なので、ライトを装着していない時もすごく目立って、見た目が不細工なのが惜しいところ。
2. センターフォークブラケットはブロンプトンには非推奨
「ブラケットだけ買って、好きなライトを装着したい」、そういう人のためにキャットアイから「センターフォークブラケット」という製品が発売されていますよ。
これなら使えそうと思ってしまいますが、これブロンプトンには最適ではありません。
「取り付けることは可能」なのですが、ライトの大きさによってはフロントバッグやキャリアブロックと干渉します。ライトの取り付け位置が高過ぎるんですよね。
ブロンプトンで使う場合は工夫が必要で、いくつかの制約がありますよ。
3. イトーサイクルのブラケットなら、ブロンプトンでキャットアイのライトをサクッと使える
キャットアイのライトをブロンプトンのフロント下部に装着できるちょうどいいアイテムが無い…。
ということで、イトーサイクルのご主人が作ったのが、この「ブロンプトン用キャットアイライトブラケット」なんです。
これさえあれば、キャットアイのライトをサクッと装着できますよ。便利なアイテムを作ってくれましたね。
取り付け方法
取り付け方法はかんたんです。写真多めで解説しますね。
初心者さんにはちょっと難しそうに見えるかもしれませんが、やってみれば簡単ですよ。
ステップ1|フロント反射板を外す
▼まずは「フロント反射板」を取り外します。反射板はフロントブレーキと一緒に固定されているので、ブレーキを外せば反射板が取り外せるようになります。
▼フロントフォーク後側の六角ナットを緩めて、ナット&ワッシャーを取り外します。
◎ちなみに、BROMPTONの2018年モデルからブレーキに仕様変更があり、このナットは「六角レンチで回すタイプ」に変わりました。
▼ナットを外したら、ブレーキ本体を前方に引き抜きます。
▼引き抜いたブレーキのセンターシャフトの端から「フロント反射板」と「U型ワッシャー」を抜き取ります。
▼「フロント反射板の取り外し」が完了です。
ステップ2|ライトブラケットを取り付ける
▼フロントブレーキのアーチの下から「ライトブラケット」を差し込みます。
▼さらに、「サポート金具」と「アールワッシャー」を取り付けて、ブレーキのシャフトを元通りフロントフォークの穴に挿し込みます。
◎「標準ワッシャー」>「ライトブラケット」>「サポート金具」>「アールワッシャー」の順になるようにします。アールワッシャーには向きがあるので注意してください。
▼最後に、フロントフォーク後側のナットを元通りに取り付けて固定します。適切なトルクでしっかりと締め付けてください。
- ナットを本締めする前に、フロントブレーキのレバーを引いて「ブレーキをかけた状態」にしておくことで、ブレーキの「センター出し」ができます。
- 本締め後にブレーキが左右にズレている場合は、ブレーキレバーを引かずにナットを回せば微調整ができます。
ステップ3|取り付け完了、ライトを装着
ライトブラケットの取り付けが完了するとこんなかんじ。
ブレーキの下を通る形状なので、ライトを装着していない時は目立たないのがいいですね。
このライトブラケットには軽量・コンパクトなライトがぴったりということで、
イトーサイクルではキャットアイ「VOLT200」との組み合わせを推奨されていますよ。
私もVOLT200を装着しています。ブロンプトンにぴったりですね。
「VOLT200」には、スタンダードなブラックの他にもいくつかのカラーバリエーションがあるので、コーディネートが楽しめていいですよね。
ご注意:重量制限があります
イトーサイクルでは「大きくて重たいライトの装着はお勧めできません」と聞いていますよ。
以前は「重さ150g以上のライトの装着は非推奨」とされていましたが、
現在は「重さ制限58g=VOLT200の重量まで」とされています。(イトーサイクルご主人に確認)
その意味は「重いライトでは耐用期間が短くなる・破断のリスクが高まる」ということ。軽いほど安心ですね。
制限重量を超えるライトでの使用は自己責任となりますので、ご注意くださいね。私も素直にVOLT200を装着していますよ。
実際に使ってみた感想、使い方
このイトーサイクルの「ブロンプトン用キャットアイライトブラケット」、私が実際に使ってみた感想はこんなかんじ。
ハンドルがすっきり広々使えるのが良い
上で「メリット」として説明したとおり、窮屈なハンドル上のスペースからライトを解放できるので、ハンドルが広々使えます。
空いたスペースに他のアクセサリを取り付けることもできるし、何も付けないでスッキリした見た目をキープするのも◎。ブロンプトンの「顔」の印象が引き立ちます。
ライトを「持ち忘れる」ことが無くなった
ハンドルにライトを装着していた時は、ブロンプトンを折り畳む際にライトがぶつかることがあって、折り畳みの度に着脱していたんですよね。
でも、ライトをフロント下部に移動させた今は、ライトはいつも装着したままでOKなので、出かけるときにライトを家に忘れることが無くなりました。
ライトの照射角度が絶妙にGOOD
このライトブラケット、ライトの照射角度は調節できない固定式なのですが、ちょうど良いところを照らしてくれるんですよね。
フロントタイヤの前方30センチから10メートル先くらいまでを照らせるような角度で、ライトの位置が低いから照射範囲が前後に伸びて長いんです。
◎照射距離はVOLT200等でテスト。ライトによって多少の違いがあります。
走行時の振動で、ときどきビビリ音が聞こえる?
1つだけ気になったのは、走行中にときどき「ビビリ音」が聞こえること。
どうやら段差でブルブル揺れたフェンダー(泥よけ)が当たって音が鳴るようです。
とはいっても、音に気付かない人は気にならないし、特に問題やデメリットということでもないので「路面状況によってはビビリ音が鳴るかも」くらいに覚えておきましょう。
まとめ&購入方法
今回は、イトーサイクルオリジナルの「ブロンプトン用キャットアイライトブラケット」をご紹介しました。
とても便利なアイテムで、私も気に入っています。
「ライトの取り付け位置を変えてみたい」と考えているブロンプトンユーザーさんにオススメですよ。
購入方法
このアイテムは以下の2通りの方法で購入できます。
イトーサイクル店頭で
このアイテムは、大阪にある自転車屋さん「イトーサイクル」のオリジナル商品です。店頭で販売されていますよ。
Amazonでも買えます
さらに、このアイテムはなんとAmazonでも購入可能です。(理由は下記で説明)
関連情報:イトーサイクルの商品がAmazonで買える理由
今回、イトーサイクルのオリジナル商品がAmazonで買えるようになった経緯をかんたんにご説明しておきます。
以前、当サイトでは「2つのミニベロブログを運営する私と友人のストーリー」を紹介しました。
その中で、私と友人は『良いものを皆さんに使ってもらえるように』という想いで、
- アイテムを発掘&紹介したり、
- 独自に仕入れ販売も手掛けたり、
二人で協力しているというお話をしました。
また、メーカーと独自に取引をして、先日はついにあの人気フロントバッグの復活を実現。多くの皆さんに喜んでいただいています。
そして今回のライトブラケットは、
イトーサイクルのご主人から「気に入ったら、ぜひ紹介してください」とお願いいただいたことに応えるとともに、「ご紹介する以上は、みなさんが手軽に購入できるように手配しましょう」ということで、
- 私がイトーサイクルのご主人と相談して、
- 友人がAmazonに納入、全国から手軽に購入可能に。
というような経緯で、あのイトーサイクルの商品がAmazonデビューを果たしました。
これからも良い商品をみなさんにお届けしていくので、お楽しみに。
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