自転車のハンドルにカメラを固定するマウントはコレがおすすめ|3WAY雲台みたいに使えるよ
![自転車のハンドルにカメラを固定するマウントを使ってアクションカムが取り付けられている写真](https://minivelo-road.jp/wp-content/uploads/2016/06/camera-mount.jpg)
自転車のハンドルにカメラを固定するカメラマウント。
デジカメやアクションカムを取り付けて、走りながら動画撮影などが楽しめるアイテムです。
オススメのカメラマウントを紹介します
自転車のハンドル向けのカメラマウントは色々な製品が販売されていますが、
筆者が色々使ってみた中で一番使いやすかったカメラマウントを紹介します。
ソニーのカメラマウント「VCT-HM2」
私のオススメは、ソニーの「ハンドルバーマウント VCT-HM2」という製品。
◎発売されてからの期間が比較的浅いので、まだあまり知られていない優れたアイテムです。
![1-1](https://minivelo-road.jp/wp-content/uploads/imgs/7/5/7570bc7b-s.jpg)
「ハンドルバーマウント VCT-HM2」は、もともとはソニーのアクションカム用に発売されたオプションアイテムですが、
その他のアクションカムやデジカメでも使える汎用性があります。
デジカメを装着した例
カメラ底面の「三脚穴」に固定するだけなので、ほとんどのデジカメが装着可能です。
下の写真では、大きめのデジカメ「Canon G7 X MarkII」を載せていますよ。
![1-3](https://minivelo-road.jp/wp-content/uploads/imgs/2/b/2bdcf103-s.jpg)
![IMG_6946](https://minivelo-road.jp/wp-content/uploads/imgs/7/1/710723f2.jpg)
アクションカムを装着した例
こちらはソニーのアクションカムを装着した様子。アクションカムとの相性の良さは言うまでもありませんね。
![1-2](https://minivelo-road.jp/wp-content/uploads/imgs/e/b/eb290811-s.jpg)
![1-0](https://minivelo-road.jp/wp-content/uploads/imgs/d/3/d3e4f6c3.jpg)
関連記事:自転車の車載動画&写真撮影のカメラはソニーアクションカムが超おすすめ
3軸可動だから、角度の微調節がしやすい
「ハンドルバーマウント VCT-HM2」の各部の作りはこんなかんじ。
![2-4](https://minivelo-road.jp/wp-content/uploads/imgs/b/5/b5a67469-s.jpg)
チルト・パン・ロールを別々に調節できる
チルト(上下方向)、パン(左右方向)、ロール(水平傾き)をそれぞれ別々に調節できるので、カメラの向きや構図を思い通りに動かせます。
![2-1](https://minivelo-road.jp/wp-content/uploads/imgs/1/a/1a8b134e.jpg)
![2-3](https://minivelo-road.jp/wp-content/uploads/imgs/b/f/bf347824.jpg)
![2-2](https://minivelo-road.jp/wp-content/uploads/imgs/8/3/83ebe0d8.jpg)
これは、カメラ三脚の「3WAY雲台」と同じ感覚です。調節しやすいですよ。
1. チルト(上下方向)の調節
カメラの向きを上下に動かせば、空を広く撮ったり、路面やフロントタイヤを見下ろすように撮るなど撮影意図が反映できますね。
2. パン(左右方向)の調節
あえて斜め前方を撮ったり、真横を撮るなど、左右方向の構図が変えられるほか、クルッとこちら側を向ければ「自分撮り」もできます。
3. ロール(水平傾き)の調節
動画撮影時にはカメラを「水平」にセットするのが基本。ハンドルのカメラマウントを取り付ける部分が水平でない場合にも、ちゃんと水平方向の傾き調節ができますよ。
よくある「自由雲台タイプ」のカメラマウントだと、上下にだけ動かしたいのに左右に回ってしまったり、水平が傾いたりして、なかなかカメラの向きが決まらないんですよね。
その点、このカメラマウントならスパッと一発で調節が完了します。
動画でチェック
カメラ向きのセッティングの様子が解りやすいように動画を撮ってみました。こちらもぜひ参考に。
「ハンドルに装着した場合」と「ステムに装着した場合」で、カメラマウントの取り付け角度が90度変わるので、角度調節のやり方も少し変わりますよ。
ハンドルにも・ステムにも、簡単取り付け
「ハンドルバーマウント VCT-HM2」の取り付けは簡単。
ライトやサイコンでおなじみの「ベルト&ダイアル式」で工具不要ですばやく着脱できます。
![自転車のハンドルにカメラを固定するマウントの写真](https://minivelo-road.jp/wp-content/uploads/imgs/9/b/9ba1aae4.jpg)
- 装着可能なパイプ外径はΦ18-36mm。ほとんどの自転車のハンドルやステムに取り付けできます。
ハンドルに装着した様子
![自転車のハンドルにカメラを固定するマウントの写真](https://minivelo-road.jp/wp-content/uploads/imgs/0/9/09afa04b.jpg)
![3-2](https://minivelo-road.jp/wp-content/uploads/imgs/6/1/61f013f9.jpg)
![3-3](https://minivelo-road.jp/wp-content/uploads/imgs/6/f/6fa7481a.jpg)
ステムに装着した様子
ステムに装着すれば、自転車の「ほぼ真ん中」にカメラをセットできます。
![自転車のハンドルにカメラを固定するマウントの写真](https://minivelo-road.jp/wp-content/uploads/imgs/a/c/ac4f8174-s.jpg)
![自転車のハンドルにカメラを固定するマウントを使ってアクションカムが取り付けられている写真](https://minivelo-road.jp/wp-content/uploads/imgs/e/c/ec50b29e-s.jpg)
クルッと回せば「自分撮り」もできます。
![自転車のハンドルにカメラを固定するマウントを使ってアクションカムが取り付けられている写真](https://minivelo-road.jp/wp-content/uploads/imgs/d/c/dc93cd7a-s.jpg)
このアイテムを使って撮影した動画
「ハンドルバーマウント VCT-HM2」を使用して撮影した作例をどうぞ。
インスタグラムに投稿した約15秒のショート動画です。
◎インスタグラムの仕様変更の影響で、以前の動画が小さく表示されることがあります。見難かったらすみません。インスタグラムのアプリで開くと大きく表示されることもあるようです。
気になったこと|固定力には限界がある
最後に「気になったこと」を1点だけお伝えします。
本体中央のヒンジは「ネジで締め込んだ力とフリクションだけで止まる仕組み」なので、その固定力を超える力が加わるとズレることがありますよ。
これは「重たいカメラ」や「重心が左右に偏っているカメラ」の場合に注意が必要で、「軽いカメラ」「重心が中央にあるカメラ」では特に問題になりません。
積載重量の限度は公表されていませんが、概ね300g程度までのカメラに対応している様子。
もっと大きくて重たいカメラも装着はできますが、走行中の段差や振動でカメラの向きがズレる可能性があるのでご注意を。
- 「ズレ止めのギザギザ」を設けるなど、もうひと工夫あればよかったのかもしれませんね。
- とはいっても、カメラの向きを「無段階で微調節できる」のは現在のシームレスな構造のおかげなので、固定力の限界を超えない限りは使いやすさにつながっていると思いますよ。
まとめ
今回は「自転車のハンドルにカメラを固定するマウント」のオススメ製品として、
筆者が使っているソニーの「ハンドルバーマウント VCT-HM2」をご紹介しました。
![02](https://minivelo-road.jp/wp-content/uploads/imgs/c/7/c72b1cf7.jpg)
取り付けがかんたんで、カメラの角度調節がしやすいのが特徴で、使い勝手が良いですね。
![01](https://minivelo-road.jp/wp-content/uploads/imgs/0/1/01e3f19b.jpg)
これを使えば、自転車にデジカメやアクションカムを取り付けて、走りながら動画撮影などが楽しめます。
自転車で車載動画を撮ってみたいと考えている人は、このアイテムを使ってみてはいかがでしょう。
その他のカメラマウント
ミノウラの定番カメラマウント。金属製で丈夫ですが、角度調節の自由度が低く、あまり使い易くはありませんでした。サイズが複数あるので対応するハンドル径を要確認。
以上、「自転車のハンドルにカメラを固定するマウント」のご紹介でした。
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