ブロンプトン等の折りたたみ自転車にオススメ、耐久性重視のチェーンオイル
自転車はときどき「チェーンへの注油」が必要です。
注油を忘れて「油膜切れ」を起こすと「錆び」や「摩耗」が発生し、チェーンやギアの寿命を縮めます。注油は大切ですね。
それでは、
BROMPTON等の折りたたみ自転車には、どのようなチェーンオイルを使うと良いでしょう?
チェーンオイルには色々なタイプがありますが、
通常、折りたたみ自転車には『長持ちする&汚れにくいチェーンオイル』がオススメです。
ということで今回は、
折りたたみ自転車にオススメのロングライフなチェーンオイルをご紹介します。
- 折りたたみ自転車に乗っている人
- スポーツ走行よりも、チョイ乗り・実用が多い人
- 1回の注油で長くもつオイルを探している人
- 面倒なメンテナンスの回数を減らしたい人
長持ちする&汚れにくいオイル「MOTUL チェーンルブオフロード」
今回、折りたたみ自転車にオススメのチェーンオイルとしてご提案するのは、
MOTUL(モチュール)の「チェーンルブオフロード」という製品です。
チェーンルブオフロードは、ズバ抜けて耐久性が高いチェーンオイル。
- 1回注油すると「走行1000km程度」は油膜がもつ
- 砂や異物が付着しにくく、汚れにくい
- 耐久性重視でありながら、ペダリングもそこそこ軽い
- 雨でも油膜が流れ落ちにくい
という特長がありますよ。
もともとはモーターサイクル用に開発されたチェーンオイルで、製品名にある「オフロード」というのは、
- 「シビアな状況下でも潤滑性を保つ」
- 「砂や異物が付着しにくい」
という特性を表したもの。
チェーンルブオフロードの特性は、長距離を走るロードバイクなどのスポーツ自転車にも適していることから、
自転車乗りの間でも知ってる人は使ってる、優れた製品なのです。
これがなぜ折りたたみ自転車にもオススメなのか?その理由をお伝えします。
折りたたみ自転車に高耐久チェーンオイルがお勧めな理由
折りたたみ自転車は「うっかり油膜切れ」が起きやすい
折りたたみ自転車で「長距離サイクリング」を楽しむ人はどちらかというと少なく、
「近距離のサイクリング」や「街乗り・チョイ乗り」をする人が多いですね。
ここで気を付けたいのが、1回の走行距離は短くても、何度もチョイ乗りを繰り返すうちに、相当な距離を走っているということ。
これまでいったいどのくらいの距離を走ってきたのか定かでないまま、気付かないうちに「油膜切れ」していることがありますよ。
あなたの自転車は大丈夫?
スピード表示機能などを持つ「サイクルコンピュータ」を使えば、走行距離を記録することも可能です。
折りたたみ自転車は「注油のタイミング」がつかみにくい
ロードバイクなどのスポーツ自転車に乗っていると、
- 「ロングライドの前に注油」
- 「〇〇〇km走ったら注油」
というふうに注油のタイミングを決めやすいため、注油を忘れてしまうことは少ないですね。
一方、折りたたみ自転車で近距離サイクリング・街乗りメインで楽しむような場合には、
注油のタイミングがつかみにくく、油膜切れしたまま乗り続けてしまうということが起きやすいです。
頭では「チェーンはときどき注油が必要」と解っていても、思い出すタイミングが無いと、忘れてしまうこともあるものです。
多くの人は、チェーンが錆びたり、異音がしてからようやく油膜切れに気付くのですが、時すでに遅し…。そうなると「チェーンの交換」が必要になることも。
高耐久オイルで、油膜切れを予防&メンテナンス回数を減らせる
知らない間に「うっかり油膜切れ」、そして錆びや摩耗が発生…そんなトラブルは避けたいですよね。
こまめに注油を続けることが油膜切れを防ぐ1番の方法ですが「ついつい忘れてしまう」とか「面倒くさい」というのがネック。
そこで、まずは「長持ちするチェーンオイル」を使うことで、不意の油膜切れを予防できます。
さらに「チェーンルブオフロード」なら油膜切れしにくいだけでなく、汚れを溜めにくいので、
「チェーン洗浄」や「再注油」などのチェーンメンテナンスの回数が少なく済みます。
以上のような理由から、普段使いの折りたたみ自転車には「チェーンルブオフロード」のような耐久性が高いチェーンオイルの使用が有効と考えられます。
チェーンルブオフロードのここが良い!特長を解説
実際に「MOTUL チェーンルブオフロード」を使ってみたらどんなかんじ?その特長や使用感をお伝えします。
ロングライフ!1回の注油で1000km程度はもつ
チェーンルブオフロードの一番の特長はその耐久性の高さ。
通常、1回注油すれば1000km程度は油膜が続きます。(晴天のみ走行時。耐久距離は使用条件にもよる。)
自転車用オイルにおいて、ここまでロングライフなオイルはなかなかありません。
しばらく注油を忘れてノーメンテで乗っていたとしても、油膜切れのリスクがグッと下がりますね。
長持ちするのにベタベタしない、「進化系耐久オイル」
一般に「油膜切れしにくい、長持ちするオイル」というと、『粘着性が高いベタベタなオイル』を想像されるかもしれません。
ベタベタなオイルは砂やホコリが付きやすく・汚れを溜めこむので、メンテナンス・洗浄の必要性が高くなり、デメリットが目立つもの。
しかし、チェーンルブオフロードは違います。
ベタつかず、むしろサラッとしているので、
「耐久性は高いのに、砂やホコリは付着しにくい」という絶妙な特性を持っていますよ。
◎色々なオイルを使い比べたことがある人ならきっと「耐久性が高いわりには、汚れが溜まりにくいな~」と思うはず。
耐久性だけでなく、潤滑性も良好
一般に「ロングライフなチェーンオイル」というのは、ペダリングの軽さを犠牲にする傾向があります。油膜の強さは駆動抵抗にもなるんですよね。
ところが、「チェーンルブオフロード」は強い油膜を持ちながらも、ペダリングの軽さは並のチェーンオイル以上。
このオイルには「長持ちする=ペダリングが重い」という常識は当てはまらないようです。
雨に降られても、油膜切れしない
雨の中を走行すると、たいていのチェーンオイルはすぐに油膜切れを起こします。
ところが、「チェーンルブオフロード」なら雨に降られても走行500km程度は油膜が続きます。(ふつうのオイルは本降りの雨にうたれると1発で油膜切れする)
とくに自転車通勤や長距離ツーリングなど、自転車をハードに使う人にとってチェーンルブオフロードの耐候性は心強い味方になるはずです。
- チェーンルブオフロードを注油しておけば、雨後に濡れたまま放っておいてもチェーンが簡単に錆びることはありません。
- 雨天時はタイヤが砂・泥を巻き上げるのでチェーンにも付着しますが、走行後にホースの流水などで水洗いすればOK。水洗いしてもチェーンルブオフロードの油膜は簡単には落ちません。
メンテナンスの頻度が下がり、面倒な作業が減らせる
チェーンルブオフロードは「油膜が長持ちする」だけでなく「汚れも付きにくい」ので、
【チェーン洗浄】や【再注油】などのチェーンメンテナンスの回数が減らせます。
- 「日々、ハードに使い込んでいる自転車」にも
- 「一度乗ったらしばらく放ったらかしの自転車」にも、
チェーンメンテナンスの負担や心配が減って、安心して長い期間乗れますね。
◎これは「メンテナンスが苦手」「面倒くさいことが嫌い!」という人にとっては大きなメリット。
スプレータイプなので使い方がかんたん
チェーンルブオフロードは「スプレータイプ」のチェーンオイルです。
1滴ずつ垂らしていくタイプよりも簡単に・短時間で注油できます。
作業時は「新聞紙を敷く」とか、「吹き付ける部分の下側をウエスで受け止める」ようにすると余計なところにかかりません。
使用時のニオイがちょっとキツめなので屋外での作業をおすすめしますよ。
ちなみに、オイルの色が「蛍光イエロー」なので、初めて使う時はびっくりするかも?
これは注油箇所がわかりやすいように着色してあるそうで、チェーンに1周吹き付けていく時に「注油の始まり~終わり」が一目で分かるので、便利なポイントです。
1度買うとなかなか無くならない、やたら長持ちする
チェーンオイルは消耗品。たくさん距離を走る人ほど何度も買うことになり、そのコストを気にする人もいます。
ところが、チェーンルブオフロードは再注油スパンが普通よりも長いので、なかなかカラっぽになりません。
つまりは「贅沢に使っていい」とも言えるので、例えば家族のママチャリなども含めて、手持ちの複数の自転車に使い回すことも可能です。(経済的)
色々な車種で使い回しがきくオイル
一般にロードバイクで使うような「潤滑性重視のオイル」は油膜切れするのが早いので、ママチャリ・通勤自転車など毎日乗る自転車に使うのには向いていません。
一方、チェーンルブオフロードは高耐久&雨にも強いという性質から、ママチャリ・通勤自転車などの実用車にも最適なオイルですよ。
さらに、ロードバイクやクロスバイクに使用している人も多く、折りたたみ自転車からママチャリ・スポーツ自転車まで幅広く使い回しが効くオイルだと思います。
チェーンオイルに「長持ちすること」「耐久性」を求めるなら、チェーンルブオフロードは選んでおいて間違いのない1本といえるでしょう。
まとめ
ということで今回は、折りたたみ自転車にオススメのチェーンオイルの1つとして、
「MOTULのチェーンルブオフロード」という製品をご紹介しました。
折りたたみ自転車は、その使い方によってはチェーンの油膜切れを起こしやすく、油膜切れは錆びやパーツの摩耗などのトラブルを招きます。
そんな時、より耐久性の高いチェーンオイルを使っていれば、同じ使用条件でも油膜切れを起こす確率がグッと下がります。
「チェーンルブオフロード」は、油膜が長持ちして、少ないメンテナンス頻度で長期間安心して自転車に乗れるチェーンオイルです。
このオイルの性能特性が自分の用途にもマッチしているな!と思う人は、一度試してみてはいかがでしょう。
ご紹介した内容が、あなたの用品選びの参考になれば幸いです。
今回ご紹介した製品
ちなみに「400ml」と「150ml」が用意されているので、サイズが選べます。
- 「たっぷり使える・コスパの良さ」を重視する人には400ml缶がお勧めです。
- 「まずはお試しで小容量から」という人には150ml缶がお勧めです。気に入ってリピート購入する場合は、次回からお得な大容量を選ばれると失敗がないと思いますよ。
- ちなみに筆者は「コンパクトなもの」が好きなので、150ml缶を買っています。
こんな人には「潤滑性重視のチェーンオイル」がお勧め
チェーンオイル(チェーンルブ)には色々な種類があり、自転車の乗り方・使い方のスタイルによって適したオイルは変わってきます。
- 「ペダリングの軽さを追及する人」
- 「シフトフィーリングを追及する人」
- 「こまめに注油できる人」には、
潤滑性重視のハイパフォーマンスオイルがオススメです。
耐久性重視のチェーンオイルと比べると油膜のもちが短く、雨にも弱いですが、
油膜が効いている間は「ペダリングが軽くなる」「変速がスムーズになる」など最高の潤滑性能が体感できますよ。
あなたのこだわりに合わせて、チェーンオイルの種類を選んでみてはいかがでしょう。
こちらの記事もぜひ参考に
▼チェーンオイルの基本的な使い方については下記のページで解説しています。
▼「タイヤの空気圧管理」も自転車の日常メンテナンスの基本。覚えておきたいですね。
▼自転車をキレイに保つためのお手入れ方法&用品をご紹介しています。