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ふじたひであき
サイト運営者
兵庫県神戸市出身。自転車愛好家、フォトグラファー。

自転車のサイト『MINI VELO 道』ではミニベロとロードバイクの初心者向け情報や、楽しみ方を広げる話題などを紹介しています。自転車用品が好きで、最近は自ら製品開発にも関わっています。

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ミニベロで行く、早春の琵琶湖・菜の花の風景&京都・大原

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寒さの底を迎える2月。穏やかに晴れて寒さが緩んだ日には、春が近付いていることを感じます。

そんな早春のある日、滋賀県・守山から京都・大原をめぐって自転車で小旅行

「美しい風景」や「美味しい食事」に出逢えました。

ということで今回は「早春の琵琶湖・菜の花の風景」~「京都・大原方面」をめぐるショートツーリング&ポタリングのもようをお届けします。

走る距離は短いけれど、びわ湖も京都も一度に楽しめるコースですよ。

登場する自転車
  • 筆者:BIKE FRIDAY ニューワールドツーリスト
  • 友人:FUJI コメットR
もくじ

今回のコース概要

2台のミニベロで訪れた場所の風景を並べた写真

こんなところを訪れました

  • 第1なぎさ公園
  • 琵琶湖大橋
  • 途中峠(途中越)
  • 京都・大原
  • 食事処「はんじ」
  • 京都・出町柳

走行ルート

★地図をクリックすると詳細ページが開きます。

  • 走行距離:約50km
  • 最大標高:379m

電車で「輪行」して滋賀県・守山へ

神戸からJRに乗って輪行

朝7時頃の電車に乗って、滋賀県・守山駅まで輪行しました。

JR守山駅のホームに電車が停まっている写真。

「守山駅」で友人と合流

「JR守山駅」で友人と合流しました。

輪行すると駅でトイレや自販機が使えるので、駅は自転車の旅のスタート地点にぴったりです。駅を離れる前に用を済ませておくのを忘れずに。

自転車を組み立てる

サイクリングに出発するために、駅前の広場で自転車を組み立てます。

JR守山駅前の広場で、友人がミニベロ「コメットR」を組み立てている様子。その横には折り畳まれた状態の「ニューワールドツーリスト」が置かれている。

公共の「ベンチ」は荷物を置いたり、着替えたり、出発前に体のストレッチ体操をする時に使えるので、ベンチがある場所を選ぶと出発準備が捗りますよ。

守山駅から出発

「ニューワールドツーリスト」と「コメットR」でGO

今回の旅の自転車は、バイクフライデー・ニューワールドツーリスト(筆者)とフジ・コメットR(友人)。どちらもツーリングにぴったりのミニベロです。

JR守山駅前の広場に2台の自転車、「ニューワールドツーリスト」と「コメットR」が停められている写真。

穏やかでホッとする、守山の風景

守山の町を琵琶湖方面に走り出すと、次第に建物が少なくなり、広大な農地が広がります。

滋賀県守山市内の農地が広がる風景。緑色の作物が植えられている。むこうには風力発電の風車が見える。手前には2台の自転車、「ニューワールドツーリスト」と「コメットR」が停められている。

この辺りは交通量が少なく、静かで走りやすく心地良いです。気が付くと視線は遠くを見ていて、自然にゆっくり・のんびり走りたくなる場所のような気がします。

琵琶湖の湖岸をゆく

守山の田園風景を走り抜けると、琵琶湖の風景が広がります。

琵琶湖の青い風景を眺める

この辺りは【琵琶湖大橋】や【比良山系】の山々など、滋賀・琵琶湖らしい絵になる風景が楽しめるので、自転車を停めて眺めたい場所です。

青い琵琶湖の水が広がる風景のむこうに、琵琶湖大橋が見える。手前には2台の自転車、「ニューワールドツーリスト」と「コメットR」が停められている。

深呼吸すると空気が本当に美味しい。自転車を降りて琵琶湖畔でしばらく過ごしました。

青い琵琶湖の水が広がる風景のむこうに、琵琶湖大橋が見える。はるか遠くには冠雪した比良山系の山々が見える手前には2台の自転車、「ニューワールドツーリスト」と「コメットR」が停められている。

湖畔でのんびりしてみる

少し走ったら体が温まったので、朝の防寒着を1枚脱いでバッグに仕舞って、ついでに持ってきた食べ物を食べたり、写真を撮ったりしました。

木製のベンチに置かれたオルトリーブのパニアバッグ「フロントローラークラシック」と「魔法瓶型のボトル」と「自転車用のグローブ」の写真。

ちなみに、私が使用しているバッグはオルトリーブのパニアバッグ

程よく大きいので、服やカメラ、食べ物、お土産など、だいたい何でも入ります。ツーリングや普段の買い物の時に、あるととても便利ですよ。

第1なぎさ公園へ

程なくして【第1なぎさ公園】に到着。

公園内に一歩入ると、ふわっと花の匂いがしました。

「菜の花」のある風景を楽しむ

この場所でこの時期に楽しめるのは、早咲きの菜の花「カンザキハナナ」です。

菜の花が咲く第1なぎさ公園の風景に、2台のミニベロを並べた写真

花畑の規模は小さいですが、写真の構図に切り取れば、背景の冠雪した比良山地との対比が美しく、ときに「絶景」とも呼べる風景が見られます。

写真や動画を撮って遊んでみる

私はこの場所で色々な写真・動画を撮って遊びました。下の写真は、iPhoneを使って【タイムラプス】を撮影している様子です。

その時のタイムラプスはこちら

インスタグラム(Instagram)に投稿しました。[15秒・低画質・音声なし]

ゆっくりと流れる雲や、歩き回る人や犬の姿、風に揺れる菜の花などが記録されています。

自転車で持ち運べる小型三脚が便利

私が使っている「三脚」は、Velbon(ベルボン)のキューブという製品です。

菜の花畑の中の小道に手前には2台の自転車、「ニューワールドツーリスト」と「コメットR」が停められていて、その横には自転車で持ち運びできる小型の三脚が立てられている。三脚にはカメラが固定されている。

この三脚は、おおよその仕舞寸法が「長さ24cm×幅7cm×厚さ3cm」で非常にコンパクト。自転車でも容易に持ち運べるのでオススメです。

「琵琶湖大橋」の向こう側へ

琵琶湖大橋を渡る

菜の花のある風景を楽しんだ後は、「第1なぎさ公園」を出て琵琶湖大橋の対岸へと走ります。

第一なぎさ公園付近から琵琶湖を眺めた風景。むこうには琵琶湖大橋が見える。さらに遠くには、青白く霞んだ山の稜線が見える。

琵琶湖大橋のさらにむこうには山の稜線が霞んで見える。あの山の向こう側を目指しますよ。

走りやすい、自転車&歩行者レーン

琵琶湖大橋の自転車&歩行者レーンは路面がフラットで走りやすいです。

琵琶湖大橋の歩道から見た風景。左側には車道があり、右側には琵琶湖の水面が広がっている。

琵琶湖の水の上を走るので、眺めも壮観ですよ。

大津市「真野」の風景とレインボーロード

琵琶湖大橋を渡った先の大津市「堅田」の町を通り抜け、「真野」の町を走りました。

滋賀県大津市を流れる「真野川」に架かる橋の上に2台の自転車、「ニューワールドツーリスト」と「コメットR」が停められている。

美しい里の風景

「真野川」に架かる橋の上から眺めた風景が気に入りました。

滋賀県大津市を流れる「真野川」に架かる橋の上から見た風景の写真。綺麗な川と広大な農地が見える。

河川敷には枝ばかりになった木が立ち並んでいて、春にはこの景色に草木の緑や花の色が加わるのだろうと想像しました。その頃にもし行けたら、いつか見てみたいな。

レインボーロードをゆく

「琵琶湖大橋」からこの先の「途中口」まで続くこの道は『レインボーロード』という愛称が付けられているらしい。

滋賀県大津市内の国道477号線(レインボーロード)の写真。緩やかな勾配とカーブになっている。

この道はアップダウンを繰り返しながら、先へ進むほど標高が高くなる登り基調になっています。勾配はそれほど急ではないのですが、だらだらと長く続くので妙に疲れますね。

「途中峠」を越える

「途中口」から先は、雪が残っていた

途中峠の入り口「途中口」まで山道を登ってくると、気温が一段と寒く感じられました。ここまでで平地から200mほど登っています。

滋賀県大津市の比叡山系の北部「途中口」付近の写真。山側は切り立った高いコンクリートの壁になっていて、壁のところどころに苔が生えている。壁に生えた草や道路脇には雪が積もっている。道路には2台の自転車、「ニューワールドツーリスト」と「コメットR」が停められている。

雪が解け残っているということは、この先は凍結部分やウェット路面があるということ。

すでに足下がベチョベチョだ。スリップや転倒をしないように気を引き締めてから峠越えに入りました。

「途中口」付近の道路の写真。雪が積もっている。

ドライで助かったところ

「途中峠」に続く旧道に入ると、民家の屋根に積もった雪が解けて水がジャージャーと音を立てて流れていました。その水はちゃんと水路に流れていて、アスファルトはドライな部分が多くて助かりました。

滋賀県大津市内の「途中越」付近の旧道の写真。道幅の狭い坂道が続いていて、道路脇には雪が積もっている。

この辺りは前日まで雪がたくさん積もっていたらしく、ここを訪れたのが1日早ければ、この道を自転車で走ることはできなかったかもしれません。

ヘビーウェットで最悪だったところ

視界から民家が消えてその先の山道は、雪解け水と砂が混ざったドロドロの道が続きました。

滋賀県大津市内の国道367号線の「途中越」付近の道路の写真。旧道から国道に合流する交差点になっている。周囲には背の高い木々が立ち並び、地面には雪が積もっている。

車をパスしたり、友人を待つために一度停止すると、次に走り出す時にはタイヤが滑って上手く漕ぎ出せないということが何度か起きました。

「急勾配+ヘビーウェット」は危険で最悪なコンディションです。避けられるなら避けて通りたいものです。

「途中峠」のてっぺん

「途中峠」を登りきって、ここから先は下り坂。てっぺんの道路はドライなんですね。

滋賀県大津市内の国道367号線上の「途中峠」の頂上付近の写真。坂道を登り切って、ここから先は下り坂になっている。

この「屋根の無いトンネル」みたいなところが途中峠の最高地点(標高379m)です。(道路上の最高標高地点であり、山の頂上ではない)

ウェットの下り(愕然)

「途中峠」からの下り坂にさしかかると、なんと路面がしっかり濡れていました。

京都市内の大原北部の国道367号線の道路の写真。両側に木々が立ち並んでいる。

特に自転車が通る路肩寄りが酷く、水溜りが凍っているところもありました。これは死ねる。

危険と判断したので、ウェットエリアを過ぎるまでは徐行で山を下っていきました。

京都・大原

途中峠から山道を下りると「大原」の町に到着です。

大原に到着

景色の中に“今風”のものが無い、昔ながらの里山の風景が続く、京都・大原。以前ここを訪れたときは、一面雪で真っ白だったことを思い出しました。

京都・大原の中心付近で大原の風景を見渡した写真。山に囲まれた土地に農地や家が見える。手前には2台の自転車、「ニューワールドツーリスト」と「コメットR」が停められている。

この日は、春が近づいていることを感じる穏やかな景色が広がっていました。

農地や住宅地をぶらぶら走って、「里の駅 大原」に少しだけ立ち寄りました。

「里の駅・大原」と書かれた看板の横に2台の自転車、「ニューワールドツーリスト」と「コメットR」が停められている写真。

ここは地元産の野菜などが手に入るところ。トイレ休憩にも使えます。

「はんじ」でお昼ごはん

「卵かけめし」で有名なお店「はんじ」

お昼ごはんは、卵かけごはんが名物の『はんじ』へ。

大原にある食事処「はんじ」の店舗外観の写真。暖簾や看板には「玉子かけめし」と書かれている。

お店の入り口を入ってすぐのところには、「坂東英二」氏が訪れた時の写真が飾られていました。彼は本当にタマゴ好きなんだなぁ。

「卵かけ+そば・うどんセット」がおすすめ

オススメは「卵かけごはん」に「そば」または「うどん」が付くセット。今回は「そば」で注文しました。

「はんじ」のテーブルメニューを写した写真。「玉子かけ、そば・うどんセット」のメニューで、お料理が手描きのイラストで描かれている。

こういう手描きイラストを使ったメニュー、いいですね。写真よりほっこりします。

そして実際にお料理が運ばれてくると、メニューのイラストはとても上手に描かれているのがわかりますね。

「はんじ」の「玉子かけ、そば・うどんセット」のお料理実物の写真。メニューのイラストにそっくりである。

「卵かけごはん」と「蕎麦」のほかに、「お漬物」と「ちょっとしたおかず」がついてくる、バランスの良い昼食です。

卵かけごはんが美味しい

卵かけごはん」はやはりとても美味しい。

「はんじ」の玉子かけめし(玉子かけごはん)の写真。ごはんの上に玉子・きざみ海苔が乗せられている。

ちなみに「はんじ」では、たまご・タレ・海苔はすべてごはんに乗った状態で出してくれますよ。

そばも美味しい

卵かけごはんの「おまけ」みたいな存在ですが、お蕎麦もちゃんと美味しいです。少し太めに切った麺で、山芋が入ってそうなふわふわとした食感でした。

汁蕎麦の写真。麺の上にはかまぼこ、とろろ昆布、青ねぎが乗っている。

なにより、こんな寒い時には温かい汁蕎麦がありがたい。こちらがメインのお料理のような気がしてくるのでした。

満足&ゆっくりな昼食

「おでん」や「お漬物」も美味しかったです。お料理が出てくるのは早かったのに、ずいぶんゆっくりとしたお昼ご飯の時間を過ごさせてもらいました。

「玉子かけ、そば・うどんセット」の写真。玉子かけめし、汁そばの他に、漬物、おでん、胡麻豆腐が一緒に並べられている。

ちなみに、お店の女将さんは「年末に肩を骨折して、数日前にギプスが取れたばかりでまだ痛む…」という話を聞かせてくれました。早くよくなって、これからも元気でいてね。

高野川の流れとともに、出町柳へ

川沿いの道を走る

大原を流れる「高野川」。大原から京都市街に続く道路は、高野川の流れに沿って走ります。川沿いに山道を降りていくと、しだいに京都らしい穏やかな風景が開けてきます。

京都市左京区の川端通と東鞍馬口通が交わるところから、高野川を眺めた写真。河川敷の遊歩道に入る道がある。遊歩道の入り口には2台の自転車、「ニューワールドツーリスト」と「コメットR」が停められている。

川沿いの車道から河川敷に降りると「遊歩道」があります。路面は学校のグラウンドのような未舗装路でしたが、とてもフラットで走りやすい道でした。

高野川の河川敷の遊歩道の風景。右手に川面、左手に草が生えた土手と、その上に枝ばかりの桜並木が見える。

出町柳・鴨川デルタで日向ぼっこ

「高野川」の河川敷を南へ走ると、西から流れ込む「賀茂川」と合流して『鴨川』に名前が変わる地点【出町柳・鴨川デルタ】に辿り着きました。

京都市左京区の「鴨川デルタ」付近の写真。加茂川と高野川が合流している様子が見える。鴨川デルタ周辺にはたくさんの人の姿がある。河川敷には2台の自転車、「ニューワールドツーリスト」と「コメットR」が停められている。

ここは公園のようになっていて、京都の街並みを見ながら過ごせる場所。ここで自転車を置いてぼ~っとしてみました。

この場所で、川の流れや行き交う人、橋の上の車などを眺めていると、なんだか居心地が良く、日が暮れるまでずっとここで座っていてもいいなと思えるのでした。京都はいいですね。

ひとしきり日向ぼっこを楽しんだら、今回のサイクリングはそろそろおしまい。

ここから帰路につくことにしました。(ノープラン)

ここから京都市街をポタリングするのもアリ

今回の旅はここで終了としましたが、ここから京都の街をポタリングするのもオススメですよ。

河原町から阪急電車で帰路へ

「出町柳・鴨川デルタ」から南へ3km程下れば、阪急電車の【河原町駅】があります。

朝はJRに乗って来ましたが、帰路は【河原町駅】から阪急電車で輪行して帰ることにしました。

阪急電車・京都線の列車が駅のホームに停まっている写真。

輪行すると「電車の旅」も楽しめますね。

まとめ

以上、今回は「早春の琵琶湖・菜の花の風景」~「京都・大原方面」をめぐるショートツーリング&ポタリングのもようをお届けしました。

「びわ湖の風景を満喫」→「山越え」→「京都・大原へ」という小旅行。

短い時間・短い距離でも、いろいろ楽しめるものですね。こんな自転車旅もオススメです。

ご紹介した内容が、サイクリングをイメージ・計画する参考になれば幸いです。

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