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駅のホームに、自転車が入った輪行袋が置かれている写真。
先日、びわ湖一周サイクリングに行った日、 輪行メリットを改めて実感しました。

その日は「琵琶湖一周コース」をぐるりと回り、余裕を持って完走できるところまで行ったにも関わらず、

僕と友人はびわ湖一周を途中でやめて、夕方までのんびりポタリングを楽しみました。

「完走」することにこだわらないで、「旅を楽しむ」という選択をしたということです。

すると琵琶湖一周で走るはずだった残りの距離や時間を「食事」や「観光」に回せたので、

結果的にただ琵琶湖を一周する以上に楽しい旅になったのでした。

それが出来たのは僕らが【輪行】という手段を持っていたから。

そんなことに気が付いたのは帰りの駅のホームで、友人と二人で「輪行っていいね」という話をしたのを覚えています。


◎関連記事:その日の琵琶湖ツーリングのリポート記事はこちら
(2016/10/25更新)


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ロングライドに見る「輪行」のメリット

自転車の自由度が最大になる

自転車は本来「自由な乗り物」です。徒歩のように気軽で、歩くよりも速く、そして車よりもずっと小回りが利く。自転車でしか行けないところもあります。

だけど、「そのままでは乗り物には乗れない」「最後まで自走して帰らなければならない」「自走できる範囲内でしか行動できない」という自転車ならではの不自由さもあります

それを解決できるのが【輪行】です。

「輪行」とは、自転車を分解したり小さく畳んで、電車・バス・船など公共交通機関を利用して移動すること。

「輪行する」または「輪行できる準備をしておく」ことで、自転車の自由度が最大になります

どういうことか説明しましょう。


行動範囲が広がり、計画の自由度が高まる

自転車に乗って家を出てから帰宅するまでの「走行距離」や「行動範囲」は意外に小さいものです。

使える「時間」と「体力」は誰にでも限りがありますから、その範囲内でしか行動できません。

しかし【輪行】をすれば、もっと遠くまで行くことができます。

◎たとえば、2倍遠くへも行ける

行きを自転車で・帰りを電車で移動すれば、片道分の時間と体力が余るので、いつもより2倍遠くまで走ることもできます。

◎輪行で行けるところ全てがサイクリングのフィールドに

遠くの町まで自転車を運んでから、現地で走り出せば、見知らぬ土地で新たな自転車旅をスタートすることもできます。

◎旅のはじまりも終わりも自分で決められる

輪行すれば、旅のスタート地点もゴール地点も、自由自在。完走や一周にこだわらず。好きなところから走り始めて、いつでも好きなところで止められます。

駅のホームに、自転車が入った輪行袋が2つ置かれている写真。

「寄り道」も「リタイア」も自由

「完走」することが必須のように思われるロングライドでも、輪行という手段を持っていれば、急なトラブルやルート変更にも対応できます

例えば「予定時間内に完走できない」とか「疲れた」「怪我をした」など、何らかの理由で走行を中止したい場面でも、自走で行ったなら自宅やゴールまで走って帰る必要があります

また例えば、琵琶湖などロングライドのメジャーコースには自転車をマイカーに積んで行く人も多いですが、車で行くと何があっても車までは帰らなければなりませんよね。

ところが、電車やバスなど公共交通機関を使える【輪行】という手段を持っていれば自走以外の移動手段が使えます。好きなところで旅を終了してもいいんです。

また、予定外の「寄り道」や「ルート変更」をすると時間的に完走が難しくなることもあります。

そのため、せっかくのツーリングがただ走るだけの一日になったり、のんびりリラックスして旅を楽しむ余裕が持てなかったりします。なんだか勿体無いですよね。

これも【輪行】を使えば、ロスした時間を取り戻したり、時間や道のりを短縮することもできます。

「完走」できなくたって大丈夫ですよ。ちゃんと帰って来れます。
「思い付き」で行動しても良いんです。時間の心配は要りません。


ロングライドから「焦り」が消える、疲労感が違う

自転車の日帰りロングライドは「体力」そして「時間」との戦いです。

ほとんどの人は、日が暮れる前に・暗くなる前に完走したいと考えていると思います。また、明日のことや疲労が残ることを考えると、少しでも早く帰れたら嬉しいですよね。

だから、ロングライドでは走ることに必死になって、ゆっくり景色を見たり食事を楽しむ余裕が無くなることがあります。結局その焦りがかえって疲労を招くのですが。

ところが【輪行】という手段を用意しておけば、「寄り道」しても、「トラブル」が起きても、「リタイア」しても普通に帰って来れるので、

その「安心感」が焦りを消して、気持ちや時間に「ゆとり」が感じられるようになります

結果的に輪行せずに普通に完走した時も、その疲労感や達成感が違ってきます。

精神的な状態が体の疲労感に与える影響は想像以上に大きいので、特にロングライドでは、焦らず・リラックスして走ることが大切だと思います。

その日実際に輪行を「するか・しないか」はともかく、輪行できる用意さえしておけば、この余裕と安心感が手に入ります。




「輪行」を活用しよう、初心者にこそオススメしたい

駅のホームに、自転車が入った輪行袋が置かれている写真。

「輪行」で自由を手に入れよう

「輪行」という手段が持つ意義や役割は、ただ自転車を交通機関で運ぶことだけではありません。

輪行が「できる・できない」の違いは、自転車乗りの自由度や余裕に大きな差をつけます。

例えば、輪行しないならロングライドやツーリングは完走することが義務になります。

しかし輪行するなら、完走するも・しないも自由です。

輪行は、限られた時間と体力にもっと自由に動き回れる余裕を与えてくれます。

自分が持っている時間や体力では足りなくなった時に、それを補ってくれる「バックアップ」みたいな存在になります。

輪行は、悪天候や怪我・疲労、自転車の故障など走り続けることができない状況から脱出させてくれる「エスケープ手段」になります。

輪行したい時・輪行が必要な時にいつでもできるように、日ごろから、特にロングツーリングの時には「輪行」できる準備をしておくことをおすすめします。

電車の駅のホームに置かれた輪行袋の写真。

初心者にこそ「輪行」がおすすめ

ロードバイクやクロスバイクなど、スポーツ自転車に乗り始めた初心者が、いきなり長距離ツーリングなどに挑戦して挫折するケースは多いです。

「○○○一周!」とか「○○○km走破!」など明確な目標を持つのは面白いですし、達成したら自慢できます。

しかし十分な体力や経験・準備なしに行ってしまうと、なかなかハードルは高いものです。そして辛い思いをして、自転車から遠ざかってしまう人も。

そんな時に「輪行」という手段を持っていれば、「しんどくなったら無理せずに輪行で帰る」ということができます。

また、遠くの目的地まで無理に全行程を自走しなくても、途中の駅からスタートすれば、経験や体力に見合った難易度で走れます。

今日はここまで」「今日はここから」、輪行すればそんな楽しみ方ができるようになります。


無理しない、楽をしよう

全行程の自走や完走にこだわって、ついつい無理してしまう人は多いです。

疲れ切ってフラフラでも、膝が痛くても走り続けなければならない――そんな風に覚悟を決めて自転車に乗っている人は多いです。たしかに、輪行しないなら走り続けなければならないでしょう。

何事も無理すると長く続きません。競技入賞を目指しているならともかく、趣味で自転車に乗っているなら、無理する必要なんてありません。自転車の楽しい部分だけを味わえば十分です。

「輪行」すれば体力・時間を節約したり、熟練度の差を埋めることができるので、初心者も遠くへ出掛けたり、余裕を持って自転車を楽しむことができます。

自転車の初心者こそ、「輪行」を取り入れてみると良いと思いますよ。


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