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ふじたひであき
サイト運営者
兵庫県神戸市出身。自転車愛好家、フォトグラファー。

自転車のサイト『MINI VELO 道』ではミニベロとロードバイクの初心者向け情報や、楽しみ方を広げる話題などを紹介しています。自転車用品が好きで、最近は自ら製品開発にも関わっています。

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冬の自転車の服装|ウェア&小物の種類と選び方をまとめて紹介します【初心者向け】

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冬の自転車の服装・装備・ウェア小物などをいろいろ並べた写真

冬、自転車に乗る時の服装はむずかしい。

厚着をすれば動きにくいし、汗をかくと乾かずに冷える…。

また、手や足、耳なども冷たくてたまらない…。

防寒・寒さ対策」と「汗冷え対策」が必要ですね。

ということで今回は「冬のサイクリングを快適にする服や小物」について、
その「種類」と「選び方のポイント」などをまとめて紹介します。

寒さに負けない準備をしておけば、冬でもサイクリングを楽しむことは可能です。

秋冬用のサイクルウェアはお値段が高めのものが多いので「一度に色々揃えるのは難しい」という人も多いと思いますが、必要なものから揃えていって、冬の自転車ライフを快適にしていきましょう

この記事で読める内容
  • 冬のサイクリングを快適にするウェア・小物をまとめて確認
  • いくつかの参考商品とその使用感、選び方のポイントをチェック
もくじ

1. 暖かい&汗冷えしにくいインナーウェア

たくさん着こんで「着ぶくれ」する前に、まずは下着から寒さ対策するのがお勧めです。

高機能なインナーウェアを着ることで、肌に一番近いところから「保温」や「汗冷え対策」ができますよ。

冬の自転車の防寒・寒さ対策に役立つ暖かいインナーウェアの写真

パールイズミなどの「自転車ウェア専門メーカーの冬用インナー」のほか、
「アウトドアスポーツ系ブランドの高機能インナー」も自転車で快適に使えるものが多いです。(上の写真はモンベルのインナー)

製品の例

参考商品パールイズミの秋冬用アンダーシャツ」は冬のサイクリングの定番インナー。

高い速乾性適度な保温性があり、サイクルウェア等と組み合わせて着ると暖かく・快適そのもので、さすがサイクルウェア専門メーカーというかんじです。

着心地を言葉で伝えるのは難しいですが『サイクリング中は程よく暖かく、汗をかいてもビチョビチョになりにくい』というのをイメージしてみてください。理想的ですよね。

私は色々な冬用インナーを持っていますが、中でもやはりパールイズミのドライアンダーはサイクルウェア専門ブランドの製品ということで、冬のインナー選びで迷った時の最初の1枚に良いと思います。

着ていると快適なので、私は自転車以外にも「秋冬用の肌着」として使っています。

もちろん、女性用もありますよ。

パールイズミのインナーウェアは、種類によって「5℃対応」「15℃対応」などの目安が設定されていますが、運動量や上着によって感じ方は変わるので、ご自身の好み・使い方に合わせてセレクトすると良いと思います。

冬のインナーウェアを選ぶ時のポイント

インナーウェアには「速乾性重視のもの」と「暖かさ重視のもの」があります。

保温性が高いほど速乾性が低下する傾向があるので、使用条件に合ったものを選びたいですね。

  • 運動量が多い時」は速乾性を重視する
  • 運動量が少ない時」は暖かさを重視する
  • たくさん汗をかく時」は速乾性を重視する

というかんじで、気温・運動量などの使用条件によって、自分に合ったものを使い分けるとより快適に過ごせますよ。

2. 防風性・保温性があるアウターウェア

アウターウェア(上着)によって寒さの感じ方は大きく変わります。

防風性や保温性があるアウターウェアを着ることで、安定した暖かさと快適性が得られますよ。

outer-wear

例えば、普段着やインナーウェアの上に「ウィンドブレーカーを1枚着るだけ」でも、風による寒さは半減します。

製品の例

参考商品パールイズミのウィンドブレーカー」は防風性と撥水性をもつサイクリング用のウィンドブレーカー(男女兼用)

腕や体にあたる風が冷たくてつらい時、普段着やサイクルウェアの上に着ると寒さが半減します。

薄く軽くペラペラなので生地自体に保温性はないのですが「風を遮ることで結果的に温かく感じられる」というのがウィンドブレーカーの特徴です。

また、生地にはわずかな「透湿性」があるので、汗をかいてもひどく蒸れるようなことはないですね。

必要に応じて「着たり・脱いだり」することで温度調節ができるので、メインで着用しない場合でもいつも携帯しておくと重宝しますよ。(たたむとコンパクトになるのも良い)

◎ちなみに、ウィンドブレーカーは「フードが無いもの」を選ぶと、風によるバタつき音が少なくて快適です。(フードがあってもかぶることはほとんどない)

参考商品パールイズミのウィンドブレークジャケット」は防風性と保温性をもつ冬用ジャケット。

厚手のジャケットで、通常のウィンドブレーカーにはない保温性があるので、本格的に寒い時のメインウェアとして使えます。

パールイズミの冬用ウェアは、製品ごとに【快適に使える気温の目安】が設定されていて、
ジャケットの場合は【5℃対応】の製品をセレクトすると、暖かく・温度調節の幅が広いので使い回しが効いて便利です。

  • 5℃以上ある時は、中に着るインナーを薄くする
  • 0℃前後の時は、より暖かいインナーを着るか、ウィンドブレーカーをプラス

というかんじで、ウェアの組み合わせ次第で0℃~10℃前後の温度帯に対応可能ですよ。

上着・ジャケットを選ぶ時のポイント

自転車は「風を切って走る」ため、冬のアウターには防風性が必須です。

まずは「風を通さないこと」が第一で、風を遮るだけでも保温になりますよ。

その上で、防風性だけではまだ寒いという場合に、より高い保温性をもつアウターを使用します。

  • 運動量が多く、体が温まると暑くなりやすい時は「防風性メインのアウター」
  • 運動量が少ないor気温が極寒でずっと寒い時は「防風性+保温性を持つアウター」

というふうに、寒さレベルにあわせて選ぶといいでしょう。

3. 超暖かいサイクリングタイツ

脚・下半身の寒さ対策はむずかしい。ペダリングをするため、厚着がしにくいんですよね。

そんな時は「サイクルウェアの冬用タイツ」。動きやすくて暖かいです。

冬のサイクリングの防寒・寒さ対策に役立つサイクルタイツの着用例の写真

ふだんはサイクルウェアを着ない人も、寒さに悩んでいるなら「冬用タイツ」を試してみてほしいです。(本当に快適)

ちなみに、ピチピチお尻が気になる場合は、上からハーフパンツなどを重ね履きして紛らわすこともできますよ。

上の写真では冬用タイツにベージュ色のハーフパンツを重ねています。

製品の例

参考商品パールイズミのウィンドブレークタイツ」は、とても暖かい冬用サイクルタイツ。

ウィンドブレーカーのような防風性があるので冷たい風を通さず、下半身が冷えません

裏地は肌ざわりが良い起毛生地で、これ1枚でも履けるほか、インナーウェアのタイツと組み合わせることで暖かさを調節可能です。

自分にぴったりなものが選べる

冬用タイツはラインナップが充実していて、

などがあるので、お好みにあわせて選べます。

もちろん「女性用ラインナップ」もありますよ。

4. 手足を保温するグローブ・靴下・シューズカバー

冬の寒さで「手指がかじかむ…」「つま先の感覚が無い…」という悩みも解消したいですね。

手指や足先は「冷えるとストレスを感じやすい部分」なので、しっかりカバーしておくことが大切です。

自転車の防寒・寒さ対策のための、冬用グローブやシューズカバーなどウェア小物をいろいろ並べたの写真

「冬用グローブ」や「冬用ソックス」「シューズカバー」で防風・保温することで、手足がしびれたり・痛くなるのを予防できますよ。

製品の例|冬用グローブ

参考商品パールイズミのウィンドブレーク・ウィンターグローブ(No.7215)」は、5~10℃前後で概ね快適に使えるグローブ。

冬用グローブとしては薄手なほうで、そんなにゴワゴワしないから、シフトレバーの操作なども違和感がありません。

◎厳寒の環境ではスペック不足になることもありますが、秋から春先まで長く使えるので活躍する場面は多いですね。

参考商品パールイズミのウィンドブレーク・サーモグローブ(No.7219)」は、0℃前後の寒さにも対応するグローブ。

通常のグローブよりも分厚く・ややゴワゴワしていますが、そのぶん暖かいです。(ただしちょっと蒸れやすい)

「5℃対応のグローブでは足りない」という場合にはこちらを選ぶといいでしょう。

インナーグローブも便利

グローブの下に「インナーグローブ」を重ねて着けると保温性がアップします。

「グローブの暖かさが足りない時」や「ダウンヒルなどで寒さが増す時」に組み合わせて使うと役立ちますよ。

製品の例|冬用ソックス&シューズカバー

参考商品フットマックスのウィンターバイクモデル」は暖かさと機能性をあわせもつソックス。

厚みを抑えた「中厚手」でありながら、見た目以上の保温性があります。

立体形状による「アーチサポート」や、シューズの中で足が滑らないようにする「シリコングリップ」も付いていて、とてもよくできた自転車用ソックスだと思います。

  • 気温が10℃くらいあればこれ1枚(シューズカバーなし)でも大丈夫。
  • ソックスの保温性だけでは足りない時は「シューズカバー」を併用すると格段に寒さが和らぎます。

参考商品パールイズミの冬用シューズカバー」は、私が使ってきた中では一番暖かいシューズカバー。

つま先~足首にあたる冷気を遮り、足が冷え切ってしまうのを防ぐことができます。

【0℃対応】の製品ですが、10℃で使ってもそれほど暑くなることはないので、これ1つ持っておけば春まで使い回せますよ。

ちなみに、あえて「大きめのサイズ」を購入すると着脱が簡単になるのでお勧めです。

◎出先で靴から外す場合は「靴と同じで不衛生」なので、そのままでは収納に困ります。ビニール袋などを用意しておくのがお勧めです。

手足の防寒アイテムを選ぶ時のポイント

グローブにもサイズがあります。(インナーグローブはフリーサイズの製品もある)

「服はいつもMだから、グローブもM」というふうに、なんとなく選んでしまうとキツイことがありますよ。ちゃんと「手囲」を測って選んだほうが失敗しにくいです。

お店で試着できるならまずは試着を。インナーグローブとの組み合わせも考えるなら「1サイズ大きめ」を選ぶのもいいと思います。

シューズカバーは大きめを選ぶのが無難です。ジャストサイズだと装着に苦労するし、靴よりも小さいと装着は不可能。1~2サイズ大きめを選ぶと、着脱が容易になりますよ。

5. 顔まわりを寒さから守るウォーマー類

寒さ対策の仕上げは「顔まわり」。

首・顔・耳・頭など、冷えを感じる部分をカバーすることで、寒さを忘れて快適に過ごすことができます。

earwarmer-neckwarmer

製品の例

参考商品パールイズミのネックウォーマー」は、首から顔までカバーできる便利なウォーマー。

首までor顔まで、お好みの位置で使えるのが特長で、

  • 首~アゴの位置で留めれば【ネックウォーマー】として、
  • 鼻の位置で留めれば【防寒フェイスマスク】として使えます。

「スポーツ走行を想定した薄手のネックウォーマー」なので高い保温性はないのですが、そのぶん暑くなりにくいです。

後ろの部分が面ファスナーで分離するのでヘルメットをかぶったまま着脱できるのが便利ですよ。


参考商品パールイズミのイヤーウォーマー」はヘルメットをしたままでも使えるイヤーウォーマー。

生地は薄いですが、温かいですね。音もちゃんと聞こえますよ。

必要なところだけをカバーする形状になっているので、ヘルメットと重なる部分が少なく、頭がキツくなる心配がありません。

外す時はヘルメットをかぶったままでも外せるので、体が温まって暑くなってきたらすぐに取れるのが◎


参考商品パールイズミのヘルメットカバー」は防風・防雨に使えるヘルメット用カバー。

本来はレインカバーですが、冬には「頭のウィンドブレーカー」としても使えます。

「ヘルメットを通り抜ける風が冷たくてたまらない時」に、このカバーをかければ頭の寒さを完全に解決できますよ。

慣れればヘルメットをかぶったままでカバーだけ着脱することもできるので、ヘルメットの中にかぶる防寒キャップよりもストレスが少ないです。

このヘルメットカバーについては下記のページでもご紹介していますよ。

顔周りの防寒アイテムを選ぶ時のポイント

首・顔・耳・頭などの部分別にアイテムを使い分けることで、

  • 「暑くなったら外す」
  • 「冷える部分だけ付ける」

というふうに温度調節がしやすくなります

アイテム1つで済ませたいという人には、1つで首・顔・耳・頭をぜんぶカバーできるフルフェイスの防寒マスクなどもありますよ。

私は、

  • 「暑くなった時に温度調節がしやすい」
  • 「ヘルメットをかぶったままで着脱できる」

という理由から、
上記のような「別々に着脱できるアイテム」を使い分けていますが、少ないアイテムでシンプルに済ませるという選択も良いと思います。

あなたのお好みにあわせて顔周りの防寒スタイルを選んでみてくださいね。

まとめ

ということで今回は『冬のサイクリングを快適にする服や小物』について、
その「種類」や「選び方のポイント」などをまとめてご紹介しました。

冬用ウェアや小物は種類が多いですよね。買い揃えるのは大変ですが、私も寒いのは苦手なので、いろいろ試して・買い揃えてきましたよ。

冬の自転車の服装・装備・ウェア小物などをいろいろ並べた写真

寒さに負けない準備をしておけば、冬でもサイクリングを楽しむことは可能です。

あなたもご自身のサイクリングスタイルに合わせて、必要なものから揃えてみてはいかがでしょう。

それでは、安全にも気を付けて、楽しいサイクリングを!

筆者から一言

「自転車の冬用ウェア&小物」は価格がお高めなので、一気に買いそろえるのは難しいという人も多いと思います。毎冬少しずつ、必要なものから揃えていくといいと思いますよ。

私も今持っているアイテムを揃えるのに数年かかりました。使い回しの効くものを選んでおくと、出費が抑えられますね。

こちらの記事もぜひ参考に

以上、「冬の自転車の服装|ウェア&小物の種類と選び方をまとめて紹介します」という記事でした。

あなたの用品選びの参考になれば幸いです。

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