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20インチミニベロ用の新型「シュワルベワン」の写真

ミニベロの走行性能アップに絶大な効果がある、高性能タイヤシュワルベワン」。

その「シュワルベワン」がリニューアルされて、太さ・スペック等が変わりましたよ。

タイヤが変われば、自転車の走りや乗り味が変わります。

新しくなったシュワルベワンはどこが変わったのか?

旧モデルと比べるとどう違うのか?


ということで、さっそく「新しいシュワルベワン」を買って使ってみました。

以前のシュワルベワンと比較しながら、その特徴を解説します。

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1.「以前のシュワルベワン」はこんなタイヤだった

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シュワルベワンのミニベロ用ラインナップは、レーシングタイヤ「アルトレモ」に代わるかたちで、2014年末頃に登場しました。

先に発売されたロードバイク用のシュワルベワンが定評を得ていて、そこへ20インチ(406と451)のミニベロ用サイズが追加されたという流れ。

◎参考:20インチの406・451とは?


「転がり性能」と「乗り心地」を両立

「シュワルベワン」は転がり抵抗が少なく、非常によく転がるタイヤです。

「以前のシュワルベワン」は、451用では適正空気圧が7~11bar(通常9bar以上で使用)という超高圧タイプでありながら、振動吸収性も高く、

よく転がる上に、乗り心地もいい」という素晴らしいタイヤでした。

◎乗り心地の良さは、ライバル製品である「パナレーサー」のタイヤ(同等スペックのもの)と比べるとよく解る。転がり性能もシュワルベワンのほうが上だ。

高い総合性能を持つ、「ミニベロ最速のタイヤ」

「転がり」「グリップ」「乗り心地」のバランスが絶妙で、レースから街乗り・ロングライドまで幅広く使える「耐久性」をもつ。

その総合性能の高さはもはや、

ミニベロを走行性能アップさせるなら、まずはタイヤをシュワルベワンに交換だ!」と断言してもいいレベルでしたね。(けっして安易な意味ではない)

ロードバイク市場には、他にも高性能なタイヤがたくさんあるので、シュワルベワン(700c)の存在感は目立ちませんが、

ミニベロ市場においては「これ以上に転がるタイヤはない」というのが現状で、シュワルベワンは文字通り「ミニベロ最速のタイヤ」となったのでした。


◎より詳しいインプレ記事はこちら

ちなみに、そんな『ミニベロ用のシュワルベワン』を発売直後に購入して・実走テストを行い、国内で最初のインプレ記事をお届けしたのがこのブログでした。

実際に走り回って、かなり詳しいインプレッションを紹介しているので、あわせて参考にしていただければと思います。

 旧型シュワルベワンの特長・性能について詳しく紹介した記事はこちら

 1400km以上走って耐久性や性能変化についてまとめた記事はこちら


◎2017年初頭より、リニューアルされた新モデルに

およそ2年に渡って供給されてきた「ミニベロ用のシュワルベワン」がリニューアルされて、

2017年1月頃から「新しいシュワルベワン」が市場に流通し始めました。

ということで、次はこの「新しくなったシュワルベワン」について詳しく見ていきましょう。

▼2017年3月現在|品薄で、新旧製品が市場に混在している状況
この記事を書いている2017年3月現在、「新しいシュワルベワン」が入荷しているお店は少なく、また「以前のシュワルベワン」の在庫を持っているお店もあるため、

ネットショップや自転車屋さんで探すと新・旧のシュワルベワンが見つかるはずです。

また現時点で、シュワルベのカタログページの製品イメージ写真がまだ更新されておらず、旧モデルの写真のままです。(←そこは早くしよう)


★以下、「以前のシュワルベワン」を「旧モデル」と表記します。




2.「新しいシュワルベワン」のスペック

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まずは「太さ」や「重量」「空気圧」などの基本スペックからチェック。

【旧モデル→新モデル】の形式で、どう変わったのか見比べてみましょう。

【451用】のスペック

  • サイズ表記:20×7/8(451) → 20×1.00(451)
  • ETRTO:23-451 → 25-451
  • 幅(太さ):23mm → 25mm
  • 重量:165g → 175g
  • 適正空気圧:7.0~11.0bar(100~160psi)→ 6.0~9.0bar(85~130psi)

【406用】のスペック

  • サイズ表記:20×0.9(406) → 20×1.10(406)
  • ETRTO:23-406 → 28-406
  • 幅(太さ):23mm → 28mm
  • 重量:150g → 170g
  • 適正空気圧:7.0~11.0bar(100~160psi)→ 6.0bar~8.0bar(85~115psi)



3.スペックの変化から解ること

「新しいシュワルベワン」は、406・451どちらもタイヤの幅が広くなっています。

タイヤの幅が広がり、そのぶん重量が増加し、適正空気圧は低くなった

というのが、今回の新・旧モデルの間にある主な変更点です。

そこには、どんな意味があるのでしょう?

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「タイヤの幅」が変わると起きること

同等スペックのタイヤにおいて、「タイヤの幅」が変わるとどのような違いがあるのか?現時点で次のようなことがわかっています。

▼空気圧が同じなら、タイヤの幅が広いほうが転がり抵抗が小さい傾向があるということ。

▼タイヤの幅が広がると、適正空気圧は下がるということ。(※上記のメリットを一部相殺)

▼タイヤの幅が広いほうがグリップ性能が高く、乗り心地も良いということ。

▼タイヤの幅が広がると重量も増えるので、けっしてメリットばかりではないということ。

▼ヒルクライムでは、より細く・軽いタイヤのほうが速いということ。

ほんの1~2mmの違いでも、タイヤ幅が違うと「走り」や「乗り味」に変化が表れます。


シュワルベの意図とは?

近年、ロードバイク市場では従来の23mm幅よりも太い25mm幅のタイヤが普及するなど、よりワイドなタイヤを使うことがトレンドになっている感があります。

そこには「よく転がる(条件つきで)」などのメリットがある一方でデメリットもあり、結局どちらが良いのか?賛否両論が渦巻いています。

「タイヤのワイド化は、必ずしも性能アップにつながったり、ユーザーがメリットを感じられるわけではない」というのが興味深いところ。

それでは、今回のシュワルベワンのリニューアルには、どのような意図があるのでしょう?

◎ロードバイクのトレンドを反映してみた
◎より低圧で転がるようにする
◎乗り心地をさらに良くする
◎グリップ性能を高める


などが考えられます。

果たして「新しいシュワルベワン」はどんなタイヤになったのか?

次は、カタログスペックではなく「実際の製品」を見てみましょう。




4.実際の製品の「実測スペック」

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今回ぼくが購入・実走テストをしたのは【451用】のシュワルベワン。

ここから先の内容は、新しいシュワルベワンの【451用】に関する事実や感想です。

◎【406用】もリニューアル内容はほぼ同じなので、概ね同じような傾向にあると思いますよ。

実測スペック

上で紹介したのはカタログスペックでした。実際の製品を計測した結果は以下のとおり。
  • 実測幅(太さ):25.2~26.0mm
  • 実測重量:174g

◎「幅・太さ」について

「幅」は表示どおり、ほぼ1インチでした。計測する場所によって1mm未満の誤差があるのは普通です(もちろん、太さの揺らぎは小さいほうが良い)。

「旧モデル」の実測幅が24.2~25.0mmだったので、平均で1mm太くなったといえます。

なお、実測幅は「空気を充填後、実際に走行後に計測」しています。新品のタイヤに空気を入れてすぐはタイヤが伸びきっていないので、本来の太さよりも細い値が出ますよ。

◎「重量」について

「重量」はカタログスペックより1g軽い値でしたが、これもタイヤにはよくある誤差。およそ10gの重量増です。個体によって数グラム軽かったり・重かったりするでしょう。

タイヤ・ホイール周りの重量増・減の影響は、フレーム等の重量差の約15倍に相当するとも言われていますが、10g程度の重量増加であれば、大きなデメリットにはなりません




5.実際の製品の「見た目」「外観上の違い」

トレッドパターンが追加された

見た瞬間にわかるのは、トレッドに模様が追加されたこと。(以前は完全なスリックだった)

シュワルベのリーズナブルなスポーツタイヤ「デュラノ」のデザインによく似ている。

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また、このトレッドパターンは、シュワルベワンのシリーズ最高峰「プロワン(チューブレス)」と同じもの。

トレッドパターンが追加されたことで、タイヤに「進行方向装着方向)」が生まれたので、タイヤをリムに装着する際には注意したい。

◎このトレッドパターンには排水性があるようには思えませんが、「磨耗の明確な目安になりそうです。

サイドのロゴが小さくなり、規格表示が凸型に

さらに見比べると気付くのは、ロゴが小さくなったということ。

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ロゴの大きさや見た目の派手さは、好みが分かれるところですね。

そしてさらに細かい部分ですが、タイヤサイドの「サイズ」「適正空気圧」等の表示スタイルが変わりました。
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旧モデルではこの表示がトレッド(ショルダー部分)にあって、文字の部分が深く凹んでいたのに対して、

新しいシュワルベワンでは文字が飛び出した形になっていますよ。こちらが一般的な形式ですね。

太さの違いはごくわずか

幅はわずかに太くなりましたが、その差は平均で1mm。見た目ではほとんどわからない。

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とはいっても、タイヤの幅が少しでも違えば、その影響は走行感に表れる

◎写真で色が少し違って見えるのは「新品」と「使用済み」の差。

トレッド面の質感に変化、グリップ性能が向上?

トレッド面の質感は、「旧モデル」が固く・スベスベした印象だったのに対して、「新しいシュワルベワン」はややザラザラとしていて、いかにもグリップしそうな印象です。

コンパウンドは、カタログ上では旧モデルと同じ「ワンスタートリプルコンパウンド」と書かれていますが、以前とは少し違うものになっているのかもしれません。

トレッドのセンターには「転がり重視のラバー」を、左右のショルダーには「グリップ重視のラバー」をシームレスに使い分けるという基本構造は、旧モデルから変わっていないようです。

その他:タイヤ交換がしやすい、ハメやすい

最後に、これは「外観」の話ではありませんが書いておきたいポイント。

シュワルベワンは「ビード」が柔らかく、リムへの着脱が容易です。特にリムに装着する時は指の力だけでサクッとハメられるほど。(もちろん、最低限の力は必要)

ビードがバリ硬のタイヤを使っていると「こんなに大変な作業、外では絶対したくない!」と思ってしまいますが、

シュワルベワンくらい着脱が容易なら「出先でのパンクも恐くない」と言えますね。特に初心者やチカラに自信がない人にはメリットになると思います。

この「着脱のしやすさ」は旧モデルから変わらない、シュワルベワンの特長です。




次は「実走インプレッション」をお届け

「新しくなったシュワルベワン」は、いったいどんなタイヤに仕上がっているのでしょう?

性能はアップしているのでしょうか?

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次の記事では、実際に新しいシュワルベワンで走り回って解った「走行感の違い」などを紹介します。

引き続き参考にしていただければと思います。

 新型「シュワルベワン」の実走インプレッション

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