ミニベロで行く淡路島|海と山の80km 北ハーフサイクリングをリポート
今回は夏の淡路島でのサイクリングのもようをお伝えします。
ルートは淡路島一周ではなく、淡路島の北側エリアをめぐるショートコース。(ルートマップ等は記事の最後にあります)
淡路島でのサイクリングをイメージする参考になればと思います。
- ジェノバラインで淡路島へ海上輪行
- 淡路島の東岸を南へ
- 淡路島の西岸を北へ
- 「花さじき」までヒルクライム
- 美味しいソフトクリーム&ハンバーガーを食べる
- 筆者:BIKE FRIDAY ニューワールドツーリスト
- 友人:Bruno ミニベロ20ロード
明石から「淡路ジェノバライン」で海上輪行
今回淡路島へは、淡路島と明石を結ぶ高速船【淡路ジェノバライン】を利用して海上輪行しました。
「折り畳み自転車」は船内に置けて安心
通常、自転車は船外のデッキに並べますが、スタッフの人に聞いてみたところ「小さく折り畳んだ自転車」は客室内の荷物置き場に置いて良いそうです。
ということで、私の「ニューワールドツーリスト」はこんなかんじで海上を移動します。
船外のデッキに置かれた自転車には海水の飛沫が容赦なくかかるので、自転車の車体やパーツにとって良い事は1つもありません。その点、こうして客室内に持ち込める車種は安心ですね。
淡路島|岩屋港に到着
高速船を降りた淡路島「岩屋港」の浮き桟橋から見る、朝の海辺の風景。
この日はとても暑い真夏日になりましたが、心地良い朝の涼しさを感じられた瞬間でした。
淡路島の東岸を南へ
走りやすい、海沿いの道
朝8時頃、朝の日差しの中でサイクリングをスタート。
「東浦」と呼ばれるエリアを南へ、国道28号線の1本道を進みます。
爽快な海辺の風景
カーブの外側に青い海が広がる、こんな風景が「淡路島らしい」ですね。
海だけじゃない、淡路島の風景
視界から海が消えると、そこが島であることを忘れてしまうほど広大な大地があるのもまた、淡路島の特徴。淡路島は広いです。
発見!「牛」のオブジェ
道路から見えるこの「地球に牛が乗った形のオブジェ」は、【淡路ビーフ】や【神戸牛】【松阪牛】などになる『素牛』の競りなどをしている「淡路家畜市場」の目印です。
ときどき感じる「南国感」
立ち並ぶ椰子の木が「南国」の雰囲気を漂わせる。こういう場所が淡路島にはたくさんあります。
山々の濃い緑色も、空気の蒸し暑さも、憎らしいほど夏らしい。(この日は猛暑日で、めちゃくちゃ暑かった)
「洲本」で折り返して北上
9時半頃、【洲本市街】までやってきました。
この日は、目的地もコースも決めずにここまで走ってきたので、とりあえず洲本から折り返して北上することにしました。
淡路島を1周しないでショートカットする場合は【津名】や【洲本】あたりで折り返すのがお勧めです。
東から西へ、淡路島を横断
「洲本」から東岸を「志筑」まで戻って、そこから西側の【郡家】へ抜けました。
西側の海岸線を走る
こんどは【淡路島の西岸】を北へ。
淡路島の海岸線の風景は、東と西で表情がずいぶん違いますよ。
海から山へ、ヒルクライム
西側の海岸線を北上して、【富島】から山道に入りました。
ここから始まる坂道は海辺から標高300メートル程まで一気に登るルート。
「激坂」に加えて、暑さが厳しいと体に堪えますね…。
疲れたら休憩しよう
山道を登り続けながら、あまりの暑さと疲労に、時々自転車を降りて休憩をしました。
「苦しい時は無理せず休む」のがサイクリングを嫌いにならないためのコツ。
休憩のために自転車を降りた場所には、思いがけず「美しい棚田の風景」がありました。
激坂の上の楽園「あわじ花さじき」へ
なんとか厳しい山道を登り切り、お昼の12時過ぎ、『あわじ花さじき』に到着。
美味しいソフトクリームを食べる
激坂を登り切った後は、暑くてヘトヘト。「自分にご褒美」がほしいですよね。
『あわじ花さじき』にある【びわミックスソフトクリーム】がオススメです。
ソフトクリームは美味しいし、景色にも癒されます。
淡路島北部の隠れた名産品「びわの実」を使った【びわソフト】と、淡路島の牛乳を使った【ミルクソフト】の2つの味がミックスされたソフトクリームで、「枇杷のさっぱり」と「濃厚ミルク」が両方楽しめる。
「ビワだけ」「ミルクだけ」よりも味のバランスが良くて、1つで2度美味しいですよ。
花さじきのすぐ近く「淡路カントリーガーデン」へ
お次は「花さじき」のすぐ近くにある『淡路カントリーガーデン』へ。
淡路カントリーガーデンは「カフェ」「BBQ施設」や「宿泊施設」があるところ。外には「ハンバーガーショップ」もあります。
美味しいハンバーガーを食べる
ということで、自転車でここに来たらハンバーガーを食べておきたいですね。
看板メニュー『あわじ大地のバーガー』を注文。淡路島の食材を使ったバーガーは美味しいです。
ちなみに、バーガーショップの横では淡路島の特産「たまねぎ」がゴロゴロ売られていました。
淡路島に行ったら「お土産に玉ねぎを買って帰る」ということはよくあるけれど、自転車の時はちょっと難しい。玉ねぎはすごく重たいです。
山から海へ、ダウンヒル
淡路島の北部をぐるりと走って、美味しいものも食べたら、ここからは帰路。
上ってくる時は苦しかった山道を、こんどは気持ちよく下っていきます。(スピードが出過ぎるので気を付けて)
「発電風車」がまわる風景
途中、大きな風車が間近に見える場所がありますよ。
風力発電の風車はとても大きい。近年、このような発電風車が増えてきて、淡路島の風景に変化を与えています。
山を下りると「淡路インター前」
下りの山道を走り抜けると、最後は【淡路インター前】に出てきます。
あの大きな観覧車が見えると「帰ってきた~」というかんじがしますね。(岩屋方面からスタートした場合)
最後にまた見たい「海辺の風景」
「淡路インター前」から国道28号線に出ると、ふたたび穏やかな海辺の風景が広がります。
ラストも「青い海」を見て帰りたいですね。歩いて砂浜まで行ってみるのもオススメです。
帰りも「淡路ジェノバライン」で
旅の最後は、ふたたび【淡路ジェノバライン】で海上輪行。
「淡路島へはマイカーで行く」という人が多いですが(特に遠くから来る人)、たまにはこうして「船」で移動するのも面白いものです。
折りたためるミニベロ「バイクフライデー・ニューワールドツーリスト」は小さく畳んで船内に。
友人のミニベロ「ブルーノ・ミニベロ20ロード」はそのままデッキに積み込みます。
こうして今回のサイクリングは無事に終了。お疲れさまでした。
今回の走行記録
走行ルート
★地図をクリックすると詳細ページが開きます。
走行距離
- 淡路島島内:約80km
- 明石市街等:約10km
- 総計:約90km
まとめ
淡路島を1周(アワイチ)しなくても、サイクリングは楽しめます。
今回のようなショートコースでも、海や緑などの景色は新鮮で、走っていて楽しいですよ。
ぶらり淡路島へのサイクリング、おすすめです。
淡路島の山道は険しい|夏のヒルクライムには要注意
淡路島の海岸線の道路は走りやすくて気持ち良いです。
しかし山道はなかなか険しく、ひとたび山道に入ると、かなり体力を要します。
今回、「花さじきのソフトクリーム」を目指して山道を登りましたが、「花さじき」までの道のりはかなりキツいので覚悟が必要です。
特に炎天下のヒルクライムは体が悲鳴をあげるし、飲み物が足りなくなるほど。
夏は水分&体力の消耗が激しいので、体力に余裕のもてる無理のない行動を心掛けたいと思いました。(当日は本当に暑くてキツかった…)
みなさんも、夏のサイクリングではバテないようにいつも以上に気を付けてくださいね。
それでは、楽しいサイクリングを!