佐用町「南光ひまわり祭り」へ|自転車で行く100kmツーリングをリポート
今回は『満開のひまわり畑』の風景を見るために、折りたたみミニベロ「BIKE FRIDAY ニューワールドツーリスト」に乗って兵庫県・佐用町を走ってきました。
ということで、サイクリングのもようをたくさんの写真とともにお届けします。
おすすめのグルメ情報も紹介します。
JRで「明石駅」から「網干駅」まで輪行
早朝、「明石駅」から6時台の電車に乗って西に向かいました。佐用町は神戸からは遠いので、途中を電車でショートカットすることにしました。
【ニューワールドツーリスト】は折り畳めばとてもコンパクトになるので、ロードバイクで輪行するよりもずっと気楽で便利です。
「姫路駅」で黄色い電車に乗り換えて、それから2駅で「網干駅」に到着。
「網干駅」でニューワールドツーリストを展開
「網干駅」の北側出入口の横で【ニューワールドツーリスト】を組み立てる。その様子を、駅前で客待ちをしていたタクシーの運転手さんが興味深そうに見ていました。
そしてここから、佐用町の「ひまわり畑」を目指してサイクリングをスタートです。
「網干」から「新宮」へ
まずは「網干駅」から北へ走ります。姫路市を出て、揖保郡太子町を通り抜けて、たつの市内へ。
龍野橋を渡って「揖保川」を越えると、道路は次第に走りやすくなってきますよ。
しばらく走れば、景色は田園風景に。緑色の稲苗が風に揺れる様子は夏らしい景色ですね。
この辺りは、どこまで行っても「山」と「川」と「田畑」が続いて、道路を走る車の数も少なく、気持ち良く走れます。
道の駅「しんぐう」で休憩
出発(網干駅)から15km程走ったところにある「道の駅しんぐう」。こちらで少し休憩していきましょう。
「新宮」から「佐用町」へ
「道の駅しんぐう」から先は、道路はしばらく川沿いを進みます。
ガードレールのむこうには川面が見えて、川魚を狙う野鳥の姿が見えたり、ひんやりとした水場特有の風が吹いたり、とても気持ちの良い場所でした。
山の斜面に大きな「三日月」
佐用町に入ると、景色のむこうの山に大きな三日月が見えてきます。
この辺りは『三日月』という町で、あの大きな三日月は「三日月小学校」の裏山にありますよ。
豊かな水源と地形を利用した、田んぼや棚田の風景が美しかったです。
川が流れていないところには、貯水池がありました。白い雲が浮かぶ青空が、水面に映っていました。
小さな峠を越えて、この先は下り坂。この坂を下った先に、「ひまわり畑」が点在する地域が待っています。
ひまわり畑に到着
千種川沿いに北へ少し走ると、『ひまわり畑』と書かれた黄色い「のぼり」があちこちに見えてきました。佐用町の「ひまわり畑」に到着です。
「南光ひまわり祭り」を楽しむ
ここは【林崎】という地区で、例年「ひまわり祭りのメイン会場」となる場所です。佐用町に点在するひまわり畑の中でも、このあたりが一番のオススメ。
佐用町のひまわり畑は他にもいくつかの地区にあり、地区によって開花時期が異なります。 いつ・どこの地区が見頃なのかは、佐用町のホームページで夏季に公開されていますよ。
◎なお、ひまわり畑では原則、自転車は乗らずに押して歩きましょう。
一面に広がる「ひまわり」の花
視界一杯に広がる圧倒的な数の「ひまわりの花」。ひまわりの黄色と空の青さが対照的で美しい。佐用町らしい、すばらしい風景ですね。
右も左も、ひまわり畑。遠目では同じ様に見える「ひまわり」、よく見ると畑によって品種が違うようで、花の大きさや背の高さが違いますよ。
冷たいものが買える「売店」
ひまわり畑の中に設けられた「売店」では、地元産の野菜や、飲み物やアイスクリームが買えます。
何か冷たいものがほしかったので、売店で「ICE BOX(アイスボックス)」を買いました。
真夏の暑いひまわり畑で、キンキンに冷えた氷菓を食べる。暑さと疲労から生き返る瞬間でした。
「ひまわり畑」を楽しむ
同じ方向を向いて一様に咲いている「ひまわりの花」も、よく見るとみんな違う表情をしています。
用水路には「カエル」がたくさんいます。種類も何種類かいるようです。
一番大きな種類の「ひまわりの花」は、かなり大きいです。背丈も「顔」の大きさも、人間と同じくらいあります。
【ニューワールドツーリスト】は、こんな緑や自然の中が似合う自転車のような気がします。
「ひまわり畑」のある風景を十分に楽しんで、【林崎地区】をあとにしました。
ひまわり畑から、さらに北へ
ひまわり畑を楽しんだあとは、さらに北へと走りました。
途中、「中国自動車道」の巨大な赤い鉄橋の下をくぐりました。
川の流れとともに、ゆるやかに標高を上げてゆく道が続きます。
どこまで行っても緑と青空。空気が美味しい。
佐用町を流れる清流『千種川』。本当に美しい川です。
この川の水が海まで届いて、坂越の海では美味しい『牡蠣』が育つのです。
「南光ひまわり館」でランチ
【林崎】の「ひまわり畑」から北へ十数キロ。『南光ひまわり館』に到着です。
私は佐用町を訪れるといつも、ここでお昼ご飯とアイスクリームを食べますよ。
「サラダ風ひまわりうどん」
『南光ひまわり館』では、カレーライスなど何種類かの軽食が食べられます。中でも私の一番のおすすめは【サラダ風ひまわりうどん】。
佐用町で栽培・収穫された『ひまわりの種』から搾取した「ひまわり油」で練られた手延べうどんを使い、「ひまわりドレッシング」で和えた一皿です。具材に使用されているトマト・きゅうり・レタスなどの野菜も、とても美味しいです。
この「サラダ風ひまわりうどん」、ときどきその作り方や美味しさを見直されているようで、以前よりも野菜が増えて、おまけに「生ハム」がプラスされていました。いままで以上に美味しかったです。
「ひまわりアイスクリーム」
そしてデザートは【ひまわりアイスクリーム】。これ、かなり美味しいですよ。
香ばしく焙煎した「ひまわりの種」を砕いたものを、バニラアイスクリームに混ぜ込んだもので、口に入れた瞬間、ひまわりの種のコクと香ばしさが広がり、心地良い余韻のある味です。
ベースになっているバニラアイスの部分もとても美味しく、佐用町に行ったら絶対に食べておきたい逸品です。
『南光ひまわり館』は、とても居心地の良い場所です。ここで食べる食べ物はどれも美味しく、窓から見る景色は穏やかで、千種川の流れも見えます。
「南光ひまわり館」でゆっくり食事&休憩したら、そろそろ帰路につきましょう。
『南光ひまわり館』、また来よう。ここがあるから、ひまわりの花が無い時期でも、佐用町を訪れる目的ができますね。
佐用町から帰路へ
帰路の【西下野】地区で見た「ひまわり畑」。佐用町では夏の間あちこちで、こうして「ひまわりのある風景」を見ることができます。
再び中国自動車道の鉄橋をくぐりました。こういう景色の変化とか目印になるものがあると、サイクリングが楽しくなるんですよね。
ちなみに、今回のルートの途中には2つの小さな峠があるのですが、なぜか行きも帰りも向かい風に吹かれて、非常に辛い峠越えとなりました。
平地でもずっと向かい風ばかりで、脚は疲労するのに、ちっとも前に進まないのでした。
向かい風に逆らって走るのに疲れたので、往路でも立ち寄った「道の駅しんぐう」で、少し長めの休憩。
そして帰りはJR「竜野駅」から輪行しました。
というかんじで、兵庫県・佐用町の「ひまわり畑」を目指して走る約100kmのサイクリングは無事に終了です。
今回の走行記録
走行距離
- 【JR網干駅】~【佐用町・ひまわり館】~【JR竜野駅】:約94km
- 【途中道迷い】:約3km
- 【自宅】~【JR明石駅】往復:約10km
- 総計:約107km
走行ルート
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ツーリングの感想
この日の朝は気温・湿度ともに低く、午前中はとても快適に走ることができました。昼頃からは夏らしい蒸し暑さになり、水分&ミネラル補給をしっかり行なうことを意識しました。
ゆるやかで長い登り坂や、強い向かい風の中の走行などは、想像以上に体力を消耗します。今回の総走行距離は100km程度でしたが、疲労感は150kmくらい走ったようなかんじでした。
サイクリング中に天候や風の状況が変わることがあります。向かい風に負けて疲れ果てないように、体力を温存していきたいですね。
夏のサイクリングはバテやすいもの。水分補給をしっかりして、こまめに休憩をとりながら、無理のない範囲で楽しみたいですね。