京都大原へはバス&折り畳み自転車でアクセスすると便利ですよ|路線バスで輪行
折り畳み自転車で行く「京都・大原への行き方」を紹介
折り畳み自転車を持って、京都・大原に行ってみませんか?
「折りたたみ自転車」+「電車&バス」を使ったアクセス方法をご紹介します。
折り畳み自転車があると捗ります
それほど広くはない大原の里ですが、あちこち歩き回ると結構大変です。
大原観光を手軽に・効率よく楽しむなら、「折り畳み自転車」があると捗りますよ。
ということで今回は、
折り畳み自転車で行く「京都・大原へのアクセス方法」を紹介します。
小旅行やポタリングの参考になればと思います。
1. 京都市内まで電車で輪行
まずは出発地から京都市内へ移動。下の写真は「JR京都駅」です。
京都に住んでいる人以外は、京都市内までは電車でアクセスする人が多いですね。
折り畳み自転車をたたんで、専用のカバーに収納して、電車で輪行しましょう。
- 「輪行」とは、自転車を分解したり・折りたたんだりして、電車・バス・船などの交通機関で移動すること。
- 交通機関ごとに輪行のルール・規則が定められているので、あらかじめ確認の上、ルールを遵守して利用しましょう。
鉄道路線ごとのオススメ降車駅
京都市内へはJR、近鉄、阪急電車、京阪電車でアクセスできます。
各鉄道路線ごとの【オススメ降車駅】は以下の通り。
- JR・・・【京都駅】
- 近鉄・・・【京都駅】
- 阪急電車・・・【河原町駅】
- 京阪電車・・・【祇園四条駅】
上記の駅で降りれば、次の「大原行きのバス」への乗り継ぎがスムーズになりますよ。
2. バスに乗って大原へ
京都市街から大原までは「路線バス」を利用します。大原まで行く電車はありません。
「京都バス」の大原行き路線に乗る
大原に行く路線バスは、京都バスの【16・17・18系統】の路線バスです。
いずれかの系統のバスに乗りましょう。
電車から乗り継ぐならバス停はココ
バスに乗るバス停は、どの鉄道路線から乗り継ぐかによって変わります。
- JR&近鉄「京都駅」から
→ 京都駅前バス乗り場(C3) - 阪急電車「河原町駅」から
→ 四条河原町バス停 - 京阪電車「祇園四条駅」から
→ 四条河原町バス停
参考地図|京都駅前バス乗り場
参考地図|四条河原町バス停
運賃支払いは「ICカード乗車券」が使える
ちなみに、京都バスの大原行き路線は「運賃が距離に応じて上がっていくタイプ」なので、現金支払いだとちょっと面倒ですが、
「ICOCA」「Suica」などの「ICカード乗車券」を使えば乗車時と降車時にセンサーにタッチするだけでOK。ICカードでの利用がオススメですよ。
◎参考:京都バスにおける「ICカード」の利用開始について(PDF)
3. バスに折り畳み自転車を持ち込んで良いのか?
そもそも路線バスに折り畳み自転車を持ち込んで良いのかどうか?は気になりますよね。
これは利用するバス会社や交通局によって異なるので、私は「京都バス」の本社に問い合わせてみました。
コンパクトな折り畳み自転車なら輪行OK
京都バスでは、以下の2つの条件を満たす自転車なら持ち込んでよいと回答をいただきましたよ。
- 小さく畳まれた折りたたみ自転車
- 専用のカバーやケースに収納されていること
留意事項は2つ
基本的には上記条件を満たせば「折りたたみ自転車を携行しての乗車」が認められます。
ただし、次のような例外や規定が適用されることがあるので留意してほしいともお話しされていましたよ。
- 混雑時は乗車をお断りすることがある
- あまりに大きな荷物(自転車)の場合は「手回り品料金」を別途徴収することがある
このあたりは運転手さんの判断によるので、そういう可能性があるということだけ覚えておくとよいでしょう。
◎その他、京都バスの「手回り品等」についての規定・注意事項についてはこちら
気持ちよくバスに乗るために
自転車が他の乗客のじゃまになったり、迷惑だと思われるかどうかは、混雑状況にもよるでしょう。
ということで、なるべく混雑を避ける工夫をしましょう。そうすれば自分も周りの人も気持ち良くバスに乗れます。
- 「始発駅から乗る」とか
- 「バスを1本見送って列の先頭に並ぶ」とか
- 「観光客でごった返す前、朝のうちに乗る」
など、混雑を避ける工夫はできますよね。
また、自転車を持って一緒に乗る仲間は多くても2人まで。大勢でバスを占領しないように心がけましょう。
4. 実際のバス利用の様子
折り畳み自転車を持って実際に「京都バス・大原行き」を利用する様子を見てみましょう。
折りたたみ自転車を収納して、バスを待つ
今回は【四条河原町バス停】から乗車しましたよ。
折りたたみ自転車を手早く収納して、バス待ちの列に並びましょう。
折り畳み自転車は「手荷物」程度の大きさ
折り畳み自転車の大きさはさまざまですが、小さいものだと旅行用スーツケースくらいの大きさです。
観光の街・京都では、このくらいの荷物を持ってバスに乗る人は少なくないので、折り畳み自転車なら普通にバスに乗れるということが解りますよね。
ちなみに、折りたたみ自転車の「折りたたみ状態のカタチ」は様々。折り畳んだ時のシルエットが縦に長いものは場所を取らず、四角いものは背が低く・倒れにくいですよ。
バスに乗車したら、安全確保に努めよう
折り畳み自転車を持って、いざバスに乗車。まずは自転車が置ける場所を見つけます。
乗り降りのじゃまになりにくいのは「最後尾の幅広シート」や「一人掛けシートの横」。
車内が空いていれば「あいている席の脚をおくスペース」に入れてしまうのも◎。
そして、座れる時は座りましょう。そのほうが自転車をしっかり保持できて安全です。
立っている時も・座っている時も、自転車のそばを離れないことが大切で、自転車が倒れたりしないように手や体でしっかりと押さえておきましょう。
◎関連記事:電車で輪行する時に心がけたい、たった1つのこと
京都の風景が楽しめる、バスでの移動
路線バスでの移動はゆっくりと。車窓からは京都の町並みや風景が楽しめますよ。
大原に到着
京都市街「四条河原町」からバスに乗って45分程で、大原に到着です。
大原のバス停は終点なので、焦らなくても降りられます。
降りる人がたくさんいる時は、周りの人を優先して行かせてあげると良いでしょう。
折り畳み自転車を組み立てる
バスを降りたら、折り畳み自転車をカバーから出して、自転車のカタチに組み立てましょう。
早いものなら1分以内に組み立てて走り出すことができますよ。
折り畳み自転車を組み立てたら、さぁ大原観光に出発です。
この旅の続きはこちら
京都大原ポタリングの楽しみ方の参考例を下記ページでご紹介しています。
あわせて参考にしていただければと思います。
まとめ
ということで今回は、京都・大原へ、電車&バス&折り畳み自転車でアクセスする方法をご紹介してみました。
折り畳み自転車ならバスにも乗れるし、どこかお店に入る時には折り畳んで店内に持ち込むこともできます。
「見どころ」や「素晴らしい風景」が点在する大原の里をサクッと効率よく回るなら、自転車があると捗るので、
「折り畳み自転車と一緒に旅をする」という選択肢を、あなたも試してみてはいかがでしょう。
ご紹介した内容が、小旅行やポタリングを計画する参考になれば幸いです。
おまけ|今回登場した折り畳み自転車
記事中に登場した折り畳み自転車は「ブロンプトン」と「キャリーミー」。
数ある折り畳み自転車のなかでも特に簡単に&コンパクトに折り畳めるのでオススメですよ。
BROMPTON|ブロンプトン
ブロンプトンは世界一有名な折り畳み自転車。
すばやくコンパクトに折りたためるので、輪行の手軽さが一番の魅力ですね。
折り畳んで電車に乗ったり、お店・建物に持ち込むなど、折りたためることを活かすほどに、その良さが実感できる自転車ですよ。
◎関連記事:ブロンプトンの魅力を詳しく紹介した記事はこちら
CARRY ME|キャリーミー
キャリーミーはタイヤがものすごく小さい「超小径車」。
「超小径車」というカテゴリの中では最もまともな自転車で、実用可能なタイヤの小ささの限界でもあります。折り畳んだ時に場所をとらないタテ長のシルエットと重量の軽さが特長。
可愛い見た目に惹かれる人は多いですが、タイヤが小さいことによるデメリットや危険性もあるので初心者向きではなく、ある程度ミニベロに慣れている人向けの自転車です。
販売代理店のWebサイト等では「女性や初心者でも気軽に乗れる自転車」というイメージを打ち出していますが、結構シビアな乗り味なので、初心者向きの車種ではありませんよ。
こちらの記事もぜひ参考に