MENU
サイト内検索
すべてのカテゴリー
ふじたひであき
サイト運営者
兵庫県神戸市出身。自転車愛好家、フォトグラファー。

自転車のサイト『MINI VELO 道』ではミニベロとロードバイクの初心者向け情報や、楽しみ方を広げる話題などを紹介しています。自転車用品が好きで、最近は自ら製品開発にも関わっています。

下記SNSからお好みのものをフォローしていただきますと、新着情報・筆者の近況などをお届けします。
【Pickup】カジュアルな見た目の自転車ヘルメットのインプレ詳しくはこちら

ミニベロの乗り心地を改善したい?|段差や振動にストレスを感じる時に試したい3つの方法

タイトルテキスト「ミニベロの乗り心地を改善する方法」

ミニベロや折り畳み小径車は、タイヤが大きな自転車と比べると乗り心地が悪いです。

ちょっとした段差や凹凸もストレスになり、気になってしまうんですよね。

そのため、初めてミニベロに乗った人は、その乗り心地の悪さに驚いたり、がっかりしたり、最後は嫌になってしまう人も少なくありません。

先日も読者の方から「ミニベロの乗り心地」について、
次のような【お悩み相談】をいただきましたよ。

最近ミニベロに乗り始めました。街中や公園等を走っているのですが、思っていた以上の乗り心地の悪さに戸惑っています。

荒れた路面に限らず、一般道でも路面の凸凹をかなり感じるなぁと思いました。

今まではMTBやクロスバイクに乗っていたので、こんなに違うとは知りませんでした。なんとか改善できないかと考えています。

いま履いている細めのタイヤから、もう少し太いタイヤに変えれば、乗り心地は変わるものでしょうか?でもタイヤを太くしたら走行性能はかなり下がるのでしょうか?

少しでも乗り心地を良くしたいと思っているので、アドバイスをお願い致します。

ミニベロに乗り始めてまず気になるのが、やっぱり「乗り心地」ですよね。

特に、今までタイヤが大きな自転車に乗っていた人ほどその差を感じるでしょう。

ミニベロってそういうものなんです。

でも大丈夫。ミニベロの乗り心地を改善する方法はあります。

上のご相談内容にある「タイヤ交換」も含めて、振動や衝撃に対する改善策を3つ紹介します。

もくじ

1. タイヤの空気圧を下げる

自転車の乗り心地は、タイヤの空気圧を調節することでずいぶん変わります

自転車のタイヤに空気を入れる時、
「ただ上限まで目一杯入れている」という人が多いのですが、
空気がパンパンに入ったカチカチの状態では振動吸収性が低下して乗り心地が悪化します。

乗り心地が気になる時は、まずはタイヤの空気圧を下げてみましょう

たったこれだけで納得のいく乗り心地になることもありますよ。

空気圧の調節とその効果については下記ページで詳しく解説しています。

また、空気圧を調節するならタイヤのエアバルブは仏式か米式が最適です。下記ページもぜひ参考に。

2. タイヤを交換する

2-1. タイヤの銘柄を変えてみる

タイヤにも性格があって、同じ空気圧・同じ太さのタイヤでもメーカーや製品ごとに性能や乗り心地は違います

具体的な例を挙げると、【パナレーサー】と【シュワルベ】の2つのタイヤメーカーでは、ほぼ同じスペックのタイヤでも

  • パナレーサーのほうが乗り味が硬め
  • シュワルベはマイルドな乗り味の製品が多い

という傾向があります。

今使っているタイヤよりも乗り心地に定評がある製品を選ぶのも1つの手ですね。

高性能タイヤ「シュワルベワン」は好例で、超高圧タイヤなのに、乗り心地は柔らかめという不思議な特徴を持っていますよ。

そんなふうに「タイヤの銘柄を選ぶ」ことでも自転車の乗り味は変わるのです。面白いですね。

2-2. 太いタイヤに交換する

タイヤを今よりも太いものに交換することで、乗り心地改善に効果が期待できます

タイヤのエアーボリューム(空気の量)が増えれば、そのぶん振動吸収性にゆとりが生まれます。

ロードバイクよりもクロスバイク、クロスバイクよりもMTBのほうがタイヤの振動吸収性が良いのはまさに「タイヤの太さ≒エアーボリューム」が関係しています。

市販のラインナップの中に、今のタイヤから交換できる「より太いタイヤ」があるなら、
太いタイヤに交換することは根本的な解決策になります。

ただし、太いタイヤが履けるかどうかは「フレーム側のキャパシティ」に左右されるので、一定の限度がありますよ。

フロントフォークやチェーンステーの股の部分を見て、タイヤの周りにどのくらいのスペースが残っているかをチェックすると、どのくらい太いタイヤが履けるか確認できます。

3. 段差に強い乗り方をする

意外かもしれませんが、自転車の「乗り方」を見直すだけで、振動吸収性や乗り心地は変わります

ちょっと変な名前ですが、「おじぎ乗り」という乗り方を習得すると、段差に対する自転車の挙動が改善され、小径車特有の振動・衝撃からくるストレスがかなり軽減されますよ。

「おじぎ乗り」は練習が必要なので、誰でも今すぐに出来るとはかぎりませんが、
練習し身に付ければミニベロが今よりもずっと乗りやすくなるので、お勧めしたい方法です。

また、この「おじぎ乗り」を習得する過程で覚えられる「段差におけるペダリングのコツ」があります。

乗り方1つで段差や振動の感じ方が変わることを試して・実感してみましょう。

まとめ

小径車は乗り心地が悪いもの」というのは解っていても、実際に乗ってストレスを感じると、なんとかできないものかと考えてしまいますよね。

「タイヤが小さいから段差に弱い、振動吸収性が低い」という構造上の問題なので、できることには限界がありますが、
ご紹介した「1」~「3」のような改善策を試すことで一定の効果があるのも事実です。

振動や衝撃のストレスを減らせば、もっと気持ちよくサイクリングが楽しめます。

ミニベロに限らず、自転車の乗り心地を良くしたいと思ったときには、今回ご紹介した方法を試してみてはいかがでしょう。

それでは、楽しいサイクリングを!

こちらの記事もぜひ参考に

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
記事がお役に立った時は、SNSでシェアしていただけると励みになります
もくじ