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ふじたひであき
サイト運営者
兵庫県神戸市出身。自転車愛好家、フォトグラファー。

自転車のサイト『MINI VELO 道』ではミニベロとロードバイクの初心者向け情報や、楽しみ方を広げる話題などを紹介しています。自転車用品が好きで、最近は自ら製品開発にも関わっています。

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ブロンプトンを買ったら必要な用品&やっておきたいパーツ交換を8つ紹介します

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私が考える、ブロンプトンを買ったら最初にやっておきたいパーツ交換&必要な用品を8つ紹介します。

定番アイテムも含めて「私が買ってよかったもの」「必要だと思う用品」をまとめてみました。

すでにブロンプトンに乗っている人も・これからブロンプトンを買う人も、参考にしていただければと思います。

補足

  • この記事は2015年頃に当時のBROMPTONの仕様や関連パーツに基づいて作成しました。
  • 仕様・状況が変わった部分などを確認次第、追記・編集していますが、一部古くなってしまった内容や、役に立たない記述があるかもしれません。お役に立てる情報だけ持って帰っていただければと思います。
  • 「ご紹介する全てのアイテムが必要、使うべき!」と押しつけるものではありません。あなたが必要だと思うものをチェックしてみてくださいね。
もくじ

1. 輪行袋(輪行バッグ)

ブロンプトンは、すばやく折り畳んで電車などで移動する「輪行」でその真価を発揮します。

ただし輪行する時には「自転車を専用のバッグ・袋に収納する」というルールが、ほとんどの交通機関で決められていますよ。

ということで、ブロンプトンに輪行袋は必須ですね。

輪行袋:普段はサドルの下に収納
輪行する時には、BROMPTONを輪行袋に収納

これさえあれば輪行できます。これが無いと輪行できません。

ブロンプトンの輪行袋は種類が豊富に用意されているので、選ぶときには困りませんね。

私は「リンプロジェクトのチェック柄の輪行袋」を使っていますよ。

ブロンプトンで輪行すれば、一気に遠くの街まで行くこともできるし、何か予期せぬトラブルがあっても電車に乗って帰れます。

「パンクしたら輪行して帰るから、パンク修理用品を持たない」なんてスタイルも全然アリですよ。

まずは輪行袋を用意して、「折りたたみ&輪行が簡単」というブロンプトンの利点を最大限に活かしましょう。

これからブロンプトンを買う人へ

ブロンプトンの車体より先に輪行袋を買って用意しておけば、お店で車体を買ってそのまま輪行して帰ることもできますよ。私も輪行袋だけ先に購入していました。

というのは「車体を買うお店に、自分が欲しい輪行袋があるとは限らない」ということなんです。特に「欲しい輪行袋が決まっている場合」は車体より先に用意しておくのが得策ですね。

補足

「サイクルトレイン」など、自転車を輪行袋に収納せずに持ち込みできる例もありますが、ほとんどの交通機関では専用カバー(輪行袋)への収納がルール・規則になっていますよ。

しかし「そのままでの持ち込みが許可されていない電車」でブロンプトンを丸裸で持ち込んでいる人が時々います。そういう人は輪行のルールを知らないのでしょうか?

みなさんは「輪行袋に収納することが決められている乗り物」では必ず輪行袋に収納して持ち込みましょうね。

2. イージーホイール

追記:2016年以降のモデルでは交換不要かもしれません(詳細は下に別記)

ブロンプトンを折り畳んだ状態で移動させる時に便利なローラー。

ブロンプトンには初めからローラーが付いてますが、このローラーは妙に小さいんですよね。

画像引用元:BROMPTON JUNCTION KOBE

しかも、フレーム側の2つはゴム無しの硬いプラスチック製。そのままではスムーズに転がせません。

そこで、純正オプションの「イージーホイール」に交換です。

「イージーホイール」はローラーの直径が大きくて、ゴムのタイヤ付き、ベアリングが内蔵されています。

本当によく転がりますね。ローラーでの移動がスムーズで楽になりますよ。

標準ローラーがショボイのには理由があった?

初めから付いているローラーのうちフレーム側の2個はプラスチック製。ブロンプトンを折り畳んだ状態で誤って落下させたり、ガツンと強くぶつければ割れてしまうでしょう。

これは、万が一の時にフレームを守るためにわざとプラスチック製の壊れやすいローラーを採用しているそうですよ。

2016年モデルからはローラーが標準で大型化

ブロンプトンは毎年どこか改良が加えられていて、2016年モデルからは標準ローラーが大型化されています。

イージーホイールとは形状が異なり、またベアリングを内蔵しないようですが、従来のものよりもよく転がるので、イージーホイールに交換する必要は無いかもしれませんね。

3. カスタムクランプ

ブロンプトンのフレームの折りたたみヒンジを固定する「クランプ」。

ブロンプトンに初めから付いているクランプは、左右にクルクル回ってしまったり、ブロンプトンを組み立てる時にヒンジに挟まってしまうことがあるんですよね。

そこで、カスタムパーツメーカーのクランプに交換です。

銀色の部品がクランプ(写真のクランプは交換後)

「カスタムクランプ」には、

  • レバーを緩めるとバネでクランプが持ち上がる
  • クランプが不意に回転してしまうことがない

という特長があり、折りたたみヒンジを固定・解除する時の操作がよりシンプルになります

特にブロンプトンを組み立てる時のストレスが大幅に解消されて、スピーディかつ確実にできるようになるので、

ブロンプトンを最速で折り畳み&組み立てしたいなら、ぜひやっておきたいカスタムですね。(詳しくは下の関連記事で解説)

参考動画

下の動画は、私が「カスタムクランプ」を装着したブロンプトンで早たたみ&早組み立てをする様子。

カスタムクランプなしでは、こんなに素早くBROMPTONを組み立てるのは不可能だと思います。

私は「折り畳み&組み立てを素早くこなすこと」にこだわって、それを楽しんでいるので、私にとってはカスタムクランプは必要なアイテムでした。

4. キックスタンド

私は、ブロンプトンのことを「折り畳みママチャリ」だと思っています。スタンドが付いていないママチャリは不便ですよね。

キックスタンドは無いよりあったほうが絶対便利。ということで装着しちゃいましょう。

私が使っているのは、大阪にあるバイクフライデーやブロンプトンを取り扱う自転車屋さん「イトーサイクル」でブロンプトン用に用意されているスタンド。

下記のミノウラ製のスタンドをブロンプトンに合うようにお店で少し加工されています。

追記:後継製品

この記事を公開したのは2015年。その後、2019年の秋頃に、上記製品をBROMPTON用にマイナーチェンジした新製品がようやく発売されました。

追記:BROMPTONの2022年モデルから選択可能になった「Pライン」のフレームは、従来モデルおよびCラインとはエンド部分の形状が異なるため、そのままではスタンドを装着できません。干渉する部分のスタンドの金具を切り欠く加工をすると装着できます。

さらに新しい製品 SLMV-3

上記の追記(オレンジ色の枠内)の問題を解決した製品「SLMV-3」が発売されました。Pラインのブロンプトンに装着する場合は、今後は「SLMV-3」を選択すると良いでしょう。

これから新規で購入する場合は、旧製品「SLMV-1」よりも「SLMV-2」のほうがお勧めです。

追記:さらに、Pラインの車体に装着する場合は「SLMV-3」が対応しています。)

ショッピングサイトの検索結果では、旧製品「SLMV-1」が表示されることがあるので、購入時には品番を確認してください。

ちなみに、新製品「SLMV-2」が発売された当時、私にはすぐに必要なかったので購入しませんでしたが、2021年に旧製品「SLMV-1」から「SLMV-2」に交換しました。

全然はみ出さないので、折り畳みにも全く問題ありません

下の写真は、スタンドを上げた状態で上から見た様子。

標準のシルエットから全然はみ出さないので、折りたたみサイズは変わらず、輪行袋にも問題なく収まります。

やっぱりキックスタンドがあると断然使いやすいですね。スタンドがあれば、ブロンプトンを降りる度に後輪を折り畳んだり、どこかに立てかける必要はありません。

ブロンプトンを「お座りスタイル」にしなくても、風景の真ん中にブロンプトンを立てて写真を撮ったりできますよ。

この「イトーサイクルで加工済みのBROMPTON用スタンド」については下記の記事で詳しくご紹介しています。

5. メガネレンチ15mm

ブロンプトンのホイールとチェーンテンショナーは15mmナットで固定されています。

パンク修理などでタイヤを着脱する時には、15mmのレンチが必要ですよ。

自転車用の携帯マルチツールには通常「15mmレンチ」は含まれていないので、別途購入する必要があります。

できればスパナよりも掛かりが良い「メガネレンチ」がお勧めで、柄の長さが15センチ程度あるものがトルクをかけやすく使いやすいですよ。

あまり柄が短いものを選んでしまうと力加減が難しく、締め付けが甘くなったり、逆に締めすぎる原因になるので、極端に小さなものではなく、使いやすい長さのものを選ぶのがお勧めです。

「15mmのレンチ」と「タイヤレバー」があればパンク修理はできます。その他の工具も持っておきたい場合は、別途お好みのマルチツールを用意すると良いでしょう。

BROMPTONのツールキットという選択肢も

ブロンプトンには純正のツールキットも用意されています。

コンパクトな筒形のケースに、基本的な工具とパンク修理パッチなどが含まれていて、もちろん、15mmレンチも含まれていますよ

ブロンプトンの車体同様に、ギュギュっとコンパクトにデザインされているところが魅力的で、所有欲をそそられる逸品です。

純正ツールキットは必要?

ブロンプトンの純正ツールキットは優れもの。しかし必須アイテムではないので、ブロンプトンユーザーの中にも買う人・買わない人がいますよ。お好みや必要に応じて、携帯工具も選びたいですね。

6. テールライト

ブロンプトンの「リアキャリア」には、標準で赤色反射板が付いています。

その「反射板」を「電池式のテールライト」に置き換えるのがおすすめです。

私が使っているのは「キャットアイのリフレックスオート」。

「リフレックスオート」には、リアキャリアに装着するためのパーツが付属するので、リアキャリア付きのブロンプトンにサクッと取り付けできます。

「リフレックスオート」がオススメな理由

  • 見た目が純正反射板に似ているのでブロンプトンの雰囲気を壊さない
  • 結構明るい、目立つ
  • 自動点灯・消灯機能付きで使いやすい
  • 反射板付きなのでもし故障したり電池が切れても安全機能を果たす

ちなみに、以前はリアキャリア無しのブロンプトンに対応する「ブロンプトン専用ブラケット付きのパッケージ」も販売されていたのですが、ラインナップから無くなってしまったようです。

7. フレンチバルブ化

ブロンプトンのタイヤには標準で【米式バルブ】のチューブが入っています。

一方、私はふだん他の自転車で【仏式バルブ】を使っているので、手持ちのエアーポンプは全て「仏式用」に揃えています。そういう人は結構いますよね。

ブロンプトンだけバルブが違ったり、そのためにポンプの口を付け変えたりするのは面倒なので、私はブロンプトンも仏式に変更していますよ。

やっぱりバルブの種類が揃っていると扱い易いですね。必要な人はやっておくと良いでしょう。

ブロンプトンに適合する仏式バルブ付きタイヤチューブ

バルブ周りのスキマが気になる場合はどうする?

米式から仏式に変えるとバルブが細くなるので、リムのバルブ穴に少し隙間ができます。

このスキマを埋めてぴったりフィットさせるためのアイテムもあるので、必要ならあわせて使うのがお勧めです。

8. 予備チューブ

出先でのパンクに備えるなら、予備のチューブを1本は持っておきたいですね。

自分ではパンク修理・チューブ交換ができないという人も、とりあえず持っておきましょう

なぜなら、自転車屋さんに持ち込んでチューブ交換してもらう場合に、ブロンプトンに合うチューブがお店に無いことがあるからです。自分で予備を持っておくことが大切ですね。

その他、自分でチューブ交換できる人はタイヤレバーや必要工具もお忘れなく。

ブロンプトンに適合するタイヤチューブ

標準仕様と同様のチューブが必要な人は、
「米式バルブ付きのタイヤチューブ」を用意しましょう。

前項の「フレンチバルブ化」をする人は、
「仏式バルブ付きのタイヤチューブ」を用意しましょう。

まとめ

ブロンプトンはそのままでも良く出来た自転車ですが、別途買い揃えたい用品もありますね。

また、必要に応じてパーツを交換したり、アクセサリーを装着することで、自分が使いやすいようにカスタマイズもできます。

あなたも自分のこだわりやスタイルに合わせて、お気に入りのパーツやアイテムを揃えてみてはいかがでしょう。

また、もしものトラブルにそなえて工具やチューブも用意しておきたいもの。

ブロンプトンがある暮らしがいつも快適なものでありますように、必要だと思うものからチェックしてみてくださいね。

ご紹介した内容が、一部でもあなたのお役にたてれば幸いです。

追加情報

その他、ブロンプトンに使える便利グッズ

新型、出ました

「POTA BIKE ハンドルステムポーチ2」は、BROMPTONにも完全対応。

その他のパーツ交換

ブロンプトンにお勧めのチェーンオイル

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