折り畳みミニベロ「BIKE FRIDAY ニューワールドツーリスト」の写真を並べてお話するよ
New World Touristの写真をまとめてみました
私が乗っている自転車のうちの1台、
BIKE FRIDAY(バイクフライデー)の
New World Tourist(ニューワールドツーリスト)。
「あまり走らなそうな見た目」をしている割には、意外なほどよく走る、面白い自転車です。
国内台数が少なく、写真や情報も少ない自転車
「ニューワールドツーリスト」は日本では乗られている台数がまだまだ少なく、
また、乗っている人の全員が情報発信しているわけではないので、
ニューワールドツーリストに関する写真や情報は少ないんですよね。
そこで今回も、私から写真や情報をお届けします。(全てオリジナルコンテンツです)
ニューワールドツーリストに興味がある人の参考に
かつて、私自身がNew World Touristの購入を検討していた時期にも、参考になる写真や情報が少なくて困った経緯があります。
自転車について調べたり、購入を検討する際には、その自転車をいろいろな角度・シチュエーションから見てみたいですよね。
写真を見ながら「どんなパーツを付けよう?」とか「自分ならこんなふうに使ってみたいな!」なんてイメージを膨らませる間が最高に楽しいものです。
ということで今回は、
「BIKE FRIDAY ニューワールドツーリスト」の色々な写真をズラっと並べて、写真に付け加えられる情報があれば、写真を見ながらいろいろお話もしていくので、
『BIKE FRIDAY ニューワールドツーリスト』に興味がある人の参考になればと思います。
他の車種に興味がある人も「こんな自転車もあるんだ~」という比較材料にぜひどうぞ。
備考
- 写真の時系列は順不同です。最近のものから古いものまで色々あります。
- 私のニューワールドツーリストは、ホイールサイズを通常の「406」から「451」にインチアップのカスタマイズを施しているので、写真にもホイールが大きい時・小さい時がありますよ。
1.「ニューワールドツーリストと海」編
私が暮らしているところは海が近いので、ニューワールドツーリストに乗って海辺をよく走ります。
青い海とニューワールドツーリストを一緒に撮った写真は多いですね。
ニューワールドツーリストと明石海峡の眺め
こちらは神戸市垂水区、西舞子の海岸付近での1枚。
この頃は「406ホイール」に「太めのタイヤ」を履いて、小径クロスバイクスタイルで走っていました。(ハンドルはドロップですけどね)
◎ニューワールドツーリストのスタイルは乗る人が自由に選べるので、例えばハンドルを「フラットバー」や「ブルホーン」にすることも可能。
播磨サイクリングロードにて
こちらは兵庫県明石市の海岸線を走る「播磨サイクリングロード」での1枚。
「ロードバイクだとあっという間」で薄味なこのサイクリングロードも、20インチ折りたたみミニベロであるニューワールドツーリストで走ると一味違うものに思える。
天気が良い日に、海辺をのんびり流すと気持ちいい。
南国の雰囲気ただよう「江井ヶ島海岸」にて
こちらは兵庫県明石市の「江井ヶ島海岸」の風景。
下の写真では「451サイズのホイール」を装着しています。
451のホイールを履かせると、その見た目はニューワールドツーリストの弟分「ポケットロケット」にそっくりです。
ハンドルステム横についているのは「ステムサイドポーチ」。私が開発に関わったアイテムで、とても便利ですよ。
◎バイクフライデーは折りたたむ時にボトルケージが障害になることがあるので、ボトルをステム横に設置すると快適です。
淡路島の海岸線にて
こちらは淡路島で撮影した写真。視界にひろがるのは大阪湾の海。
バイクフライデーのフレームの直線的なシルエットが風景の中でどこか「凛として見える」のは、「ホリゾンタルフレームの自転車が美しく見える」のと似ています。
明石海峡大橋との共演
こちらは明石海峡大橋をのぞむ舞子公園での1枚。
上の写真と似ていますが、こちらはガードレールのような「写真を撮る際に、立てかけられる場所」が無いのが解るはず。
写真にこだわる人、特にこういう「自転車のシルエットを生かした写真」を撮りたい人はキックスタンドを装備しておくのがお勧めです。
そもそも「キックスタンドは、あると便利なもの」ですしね。
◎バイクフライデーにぴったりなキックスタンドは「BIKE FRIDAYの取扱店」で手に入るので、必要な場合は車体と同時購入するといいでしょう。
2.「折りたたみ&組み立て」編
ニューワールドツーリストは折りたためるミニベロです。
折りたたむと、ずいぶんコンパクトになりますよ。
折りたたむとコンパクト
こちらはニューワールドツーリストを折りたたんだ状態の写真。
「フロントキャリア」が一番飛び出すので、折りたたみサイズをより小さく抑えるなら「キャリア無し」にするという選択肢もあります。(でもキャリアはあると便利)
ちなみに本来は、折りたたんだ時に「ペダル」が左右に飛び出しますが、
私は「着脱式ペダル」を使うことでよりスマートにしていますよ。
- 関連記事:便利な「着脱式ペダル」を紹介している記事
折りたたみ方は、ちょっと複雑
ニューワールドツーリストの折りたたみ方はシンプルではなく複雑。
折り畳み自転車なのに、タイヤを外す必要があったりします。
「クルッとたためる部分」もあれば、このように「分解が必要な部分」もありますよ。
さらに、バラバラにならないように「ベルトで固定」したり、傷が付かないように「保護具を装着」するなど、ひと手間かけてあげる必要もあります。
「折りたためない自転車」と比べると、「実にかんたんにコンパクトになる!」と言えますが、
数ある折りたたみ自転車の中では、折りたたみ方が煩雑な部類です。
そんなわけで「超かんたんに折り畳めることを求める人」には向いていません。
その代わりに、他の多くの折りたたみ自転車と比べて「走行感が上質」なので、
「折りたたみの簡単さよりも、走りの良さを重視する人」にお勧めできますね。
テキパキと折りたたむ作業は楽しくもある
ニューワールドツーリストを折りたたむ時の、この「リア三角」をクルッとするのは個人的に好きな動作です。初めて折りたたんだ時に感動した部分。
ブロンプトンなどと比べると折りたたみに時間がかかりますが、
練習して慣れれば、2~3分で折りたたみ&組み立てできます。
私の場合は、
- 折りたたみにかかる時間は「3分」くらい。
- 組み立てにかかる時間は「2分30秒」くらい。
「輪行」する時、折りたためない自転車と比べれば、輪行準備は圧倒的に早く完了しますよ。
- ニューワールドツーリストの折りたたみ&組み立ては「超かんたん」とはいえない。上手に折りたたむためには、各自で工夫や練習も必要。
- 折りたたみの簡単さを1番に考える人には「ブロンプトン」や「ダホン」「ターン」など他の車種をお勧めしたい。
3.「季節の色」編
夏の淡路島にて
アワイチ(淡路島1周サイクリング)は長距離で坂もあるので、ロードバイクなどフルサイズの自転車で走るのが一般的。
走行性能が低い折りたたみ小径車などでは苦行になります。
でも、ニューワールドツーリストなら無理なく走れてしまうんですよね。
こんな景色を独り占め。ときどき自転車の人に出会っても、淡路島でミニベロに出会うことはほとんどない。
緑をもとめて、山へ
こちらは六甲山での1枚。過酷なヒルクライムも、案外スルスルと登れてしまうのがニューワールドツーリストのいいところ。(私は山登りは得意ではないほう)
Vブレーキ仕様なので、下り坂でもブレーキは良く効きます。ただし小径タイヤはグリップ限界が低いので、ホイールロックには気を付けたい。
季節の花との出会い
こちらは兵庫県の佐用町などで撮った写真。
青いニューワールドツーリストに乗るようになってから、「花と自転車」を一緒に写すことが多くなりました。
特に「黄色い花とブルー」の組み合わせが素敵に思えて、そういう写真をたくさん撮りましたね。
こちらは春に偶然見つけた菜の花畑での1枚。
バイクフライデーは、オーダー時にフレームカラーを豊富な選択肢の中から選べます。
写真が趣味の人は、自転車の「フレームカラー」を選ぶ時は真剣になったほうがいいでしょう。
- 「その自転車を風景の中に置くと、どんなふうに見えるのか?」
- 「このフレームカラーが写真映えするのは、どんな背景?」
そんなことを考えながら、フレームカラーを選ぶのも面白いかもしれません。
紅葉のじゅうたんで
秋、紅葉が綺麗に積もった場所を見つけたら、やってみたいのがこういう写真。
紅葉の赤が、青を引き立てる。それを差し引いても、BIKE FRIDAYのこの青はとても良い色だと思う。
4.「クローズアップ」編
リア三角・テール部分
ニューワールドツーリストの造形の中で、いちばん魅力的な部分はどこだろう?
私は、リアのこの辺りがすごく良いと思います。
細くしなやかなリアのフレームに、駆動系パーツやブレーキが窮屈に配置されているこのかんじ。バイクフライデーらしさを感じる部分です。
コクピットビュー
私のニューワールドツーリストのハンドル周りはこんなかんじ。
ハンドルバーは、街乗り・ポタリングならシンプルな「フラットバー」も良いですが、「ドロップハンドル」にすることで、長距離・長時間のサイクリングでも疲れにくい。
ハンドル周りには「フロントバッグ」と「ステムサイドポーチ」はいつも装着していて、「ライト」は必要な時に付けるというスタイルです。
メインフレーム~ヘッドバッジ
バイクフライデーといえば、この太くて長いメインフレームも特徴的。
ヘッド部分に貼り付けられたヘッドバッジも面白い。
5.「カスタマイズ」編
406→451化インチアップ
ニューワールドツーリストは本来「20インチ406サイズ」のホイールを装備する自転車です。
それを私は「20インチ451サイズ」にインチアップするというカスタマイズをしてみました。
406と451は、このくらい違う。わずかな差のように見えるが、乗り味はずいぶん変わる。
インチアップの目的は単純に「走行性能アップ」「平均速度のアップ」などでした。
当時はロングライド・日帰りツーリングなどをよくしていて、走りっぱなしの時間が長かったため「走行性能を引き上げると長距離が楽になるなー」と思ったんですね。
ある程度大きな効果を得たかったので「タイヤを交換するだけでは足りない」と考え、インチアップという異例の選択をしたのです。
全然お勧めできるカスタマイズではないので、「そんな遊び方もあるんだ~」という程度に参考にしてもらえると嬉しい。
ウルトラライト・グースネックステム
バイクフライデーの自転車はステムの種類がいろいろ選べる。
なかでも特徴的なのが、この「ウルトラライト・グースネックステム」。うにょんと曲がったやつです。
オーダーメイドで製作されるステムで、
- パーツ点数が少ないから圧倒的に軽い
- グースネックのバネ効果で乗り心地が良くなる
という大きなメリットがあります。
1つだけデメリットもあって、それは「ポジション調節ができない」ということ。固定ステムです。
グースネックステムをオーダーした当時、私は「走りに夢中」だったので、ロードバイクに乗っていた時と同様の深い前傾姿勢でポジションを出していました。
グースネックステムもかなり低く、前に突き出したポジションで作ってもらいましたよ。
当時はポジションが合っていて乗りやすかったのですが、
その後、BROMPTONに乗るようになってから、ニューワールドツーリストもまた楽な姿勢で乗りたくなって、最近はアヘッドステムに戻しています。
ともあれ、グースネックステムは「走りが変わるほどの効果がある、面白いステム」でした。
またグースネックを使うこともあると思います。いつでも交換できますからね。
6.「ニューワールドツーリストとバッグ」編
ニューワールドツーリストには、いつも何かバッグ類を装着しています。便利なほうが良いですからね。
サイドバッグ(パニア)を装着すると便利
私はサイクリングに行くと買い物をして帰ることがよくあって、パンや野菜などかさばる荷物も多いです。
そんな時には大容量の「サイドバッグ」が本当に便利。大体何でも入っちゃうんですよね。
私が使っているのは、定番の「オルトリーブのフロントパニア」。左右セットのこのバッグを、通常は片側1個だけ装着していればじゅうぶん。
もちろん、お買い物だけでなく「ツーリング」の時にもサイドバッグは欠かせないもの。
サイドバッグがあれば、たくさんの荷物が持てるし、お土産をどっさり買って帰ることもできます。
同じ量の荷物を「背中に背負って走る」ことは考えられないので、そこが「サイドバッグが良い理由」。
サイドバッグを使うにはキャリアが必要なので、私のニューワールドツーリストにはフロントキャリアを装着していますよ。
BIKE FRIDAYにぴったりなフロントバッグがある
2014~15年頃に見つけた「シースリーショルダーS」というフロントバッグが超便利で、いまでも一番よく使っていますね。
「シースリーショルダーS」は、バイクフライデーのために誕生したんじゃないかと思うほど相性が良い。
当サイトで紹介したことがきっかけで、いまでは全国で多くのバイクフライデーユーザーさん&ミニベロユーザーさんが愛用中。
このフロントバッグは、2016年に「メーカー生産終了&廃盤となり、一時入手困難に陥りましたが、私と友人がメーカーと独自に取引した結果、復活させることができた」というエピソードがありますよ。現在販売されているのは当サイトのオリジナル仕様です。
ステムサイドポーチはマストアイテム
上でも少し触れましたが、私がニューワールドツーリストのステム横に装着している「ステムサイドポーチ」はとても便利なアイテム。
ステムの横に装着して「ボトルホルダー」としても「小物入れ」としても使えるポーチです。
これを使うと、ボトルや小物が出し入れしやすくなって、ハンドル周りが機能的になるんですよね。
バイクフライデーで使う場合はさらに、
- 折りたたみ時の「ボトルケージの干渉問題」が解決できる
- 折りたたみ時に「外した着脱式ペダル」を収納できる(着脱式ペダルを使う場合)
などのメリットがありますよ。
一度使えば「なるほど!」とその便利さが解る、無くてはならないアイテムです。
ちなみに、以前はサドルに「オルトリーブのサドルバッグ」を常時装着していましたが、中身は輪行道具だけなので、最近は輪行が想定される時にだけ付けるようにしていますよ。
7.「ニューワールドツーリストと壁」編
サイクリング中に「素敵な壁」を見つけたら、自転車を置いて写真を撮りたくなります。
例えば、私はこんな「ニューワールドツーリストと壁」を撮ってきました。
こうしてニューワールドツーリストの姿を見てみると、フロントバッグやサイドバッグが付いているのが当たり前のような、バッグが無いとさみしいような気がしてきます。
ミニベロは、タイヤが小さいことで「ハンドル下のスペースが広い」「サイドバッグの位置が低い(=安定する)」という特徴があるので、そこを便利に活用するのがお勧め。
ミニベロで街をぶらぶら走れば、時々こういうフォトジェニックな壁を見つけられるもの。
ロードバイクに乗っていた頃も「壁」に立てかけて写真を撮るのは好きだったけれど、なかなか素敵な壁は見つからなかった。
ニューワールドツーリストやブロンプトンなど、ミニベロでぶらつくようになってから「壁との出会い」は格段に多くなったように思います。
壁もいいけど「タイル」もまた良い。
自転車の色やカタチが引き立つような背景を探してポタリングすると楽しいですね。
まとめ
ということで今回は、
「BIKE FRIDAY ニューワールドツーリスト」の色々な写真をズラっと並べて、写真を見ながら、いろいろお話してみました。
いろいろな写真&情報を詰め込んだので、まとまりのない記事となりましたが、
あたながニューワールドツーリストという自転車をより深く知ることができたなら嬉しいです。
最後は「New World Touristと夕焼け」の写真でお別れです。それではまた!
インスタグラムやTwitterでも写真公開中
今回ご紹介したような「BIKE FRIDAY ニューワールドツーリスト」の写真や雑談は、インスタグラムやTwitterでも投稿しています。
サイクリング/ポタリングに行った時などに随時投稿していますよ。
(SNSへの投稿内容は、自転車以外の話題も含みます)